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「ねえ、シャール。
金貨一枚っていくらくらい?」
「はい、銀貨10枚です」
「そういえば、今日町に出るのに、ニャーニャにお金を持たされたな」
ポケットから布の袋を出してあける。
銀色のコインが5枚。銅貨が10枚入っている。
これが銀貨だろう。
「銀貨はいくらなんだろう?」
「銅貨100枚です。
銅貨一枚で串焼きが1本買えます」
「この前の焼き鳥くらいのやつかな」
「はい。かえるとかネズミとかうさぎとかです」
銅貨1枚で100円くらい。
銀貨が一万円。金貨が10万円ってとこか。
ということは金貨100枚は1000万…
熊一頭でボリ過ぎだろう。
「さっきの熊の取引…どう思う?」
「さすがにニャニャーさまですね。たぶん、そのまま買い取ってもらったら、金貨80枚くらいでしょう。
毛皮が50枚で肉とか薬の材料で30枚ってところですかね」
「そうか。さすがにクロだな」
本当に頭のいい猫だ。今日もクロに任せておけば大丈夫だろう。
町にはいろいろなお店がある。
武器屋、服屋、雑貨、八百屋、魚屋、肉屋…
さっきシャールが言ってた串焼き、ケバブみたいなのを売ってるところ。
レストラン。
ごはんはクロと合流してからにしよう。
「ここが冒険者ギルドです」
固そうな石造りの建物。なんか銀行みたいな建物だ。
シャールに続いて、中にはいる。
シャールはどこでも目立つらしく。
まわりの人たちはこちらを見る。
入ったところはロビーになっている。
大きな掲示板には、張り紙がたくさんしてあって、それを取って窓口に向かうのがここのシステムらしい。
たくさんの冒険者たちが、張り紙を物色している。
薬草の採取、銅貨20枚。
おおねずみの退治、1匹銅貨10枚。
大カエル討伐、1匹銅貨50枚。
ゴブリン討伐、1匹銀貨1枚。
1ヶ月の生活費が金貨3枚として、やっぱり相当働かないといけないみたいだ。
中にはオーガ討伐で金貨10枚なんてあるけど…
危険が少なくて、猫の手を煩わせないようにしないと。
薬草の採取とかをコツコツとやるしかないだろう。
まあ、クロが相当資金を稼いでくれたし、それを減らさないようにすればいい。
あとで、追い出されたときのために不動産も見ておこう。
「アヤトさまこちらです」
シャールは、新規登録の窓口から僕を呼ぶ。
ぼくは、シャールの呼ぶ登録窓口に向かった。




