幕間11 猫忍ミニュー
「たのもーです」
町外れの教会。ここがシャールたちが守っているところだ。
ミーニャ教のメッカと言っても良いところだった。
そして、猫剣術、猫魔法、猫忍術…
すべてが生まれたところだ。
それは、ニャニャー様と神官様の家が残されているところ。
ニャニャー様はここに君臨し、国を救った。
ミーニャ教には歴史的な建築物となる。
そして、神官様が亡くなったあとは、その建物はわけのわからない機械ばかりあって、それも謎の遺産となっている。
昨日からこの場所を守っていた。
ここらへんで一番高い木の上で見張っていた。
シリュウさんが動き始めた。
わたしも動かないと…
やはり、シリュウさんはここから攻めてくる。
ニャーニャとニャニャーさまを逃がさなくては…
「はい…
あっ、ミニューさまなんです」
ニャーニャが出てくる。
シャールと並んで、聖ミーニャ魔道士団の長を担っている。
「ニャーニャさん、久しぶり。」
「シャールは神官さまと教皇さまのところに行ってます」
「やっぱり…
ニャニャーさまが現れたってホントだったんですね」
「はい、どうして知ってるんですか?」
「昨日、教皇さまのところに行ったの。
そしたら、シャールがいてそのようなことを話していたから…
本当なの?」
「はい…」
ニャーニャがドアをあける。
すると、その後ろに茶色いのや茶白、灰色のトラ柄、白茶黒の3色のちいさなものがこっちを見ている。
その姿は教会や本で見たニャニャーさまだった。
「4匹も???」
「いえ、6匹です。シロはどこでしょう?クロは神官様と一緒に教皇さまのところに行っています」
「やっぱり、本当だったのか?
それなら、わたしがここを守ろう」
「どういうことですか?」
「山賊団がここを狙っている」
「えっ?」
「それも、シリュウさんが率いる最強の山賊団だ。
わたしも仲間になって、内部から見ていたんですが、バーミリオンでは、太刀打ちできない」
「でも、ここにはニャニャーさまがいます」
「だからです。たぶんニャニャーさまはそんなに強くないんでしょう。
こんなに小さくてかわいいんですから…
だけど、わたしたちの神なんです。
ミーニャ教徒は守らなければならないんです。
わたしが一命を賭して、ここを守りましょう。
その間にニャニャーさまを連れて町に逃げてください」
ニャーニャは茶色いのを抱きながら、大きな目でわたしを見つめた。
「とりあえず逃げるんです!」
わたしは大きな声で叫ぶ。
その時、外で大きな爆音が轟いた。
もう始まったんだ。
わたしは剣を抜いて、ドアのノブに手をかけた。




