20
「たのもー!」
ドアの外から大きな声…
ぼくはベットの上で身体を起こす。
布団の中には、トラとミケ…
枕元にはクロとシロ
床にキジとブチ…
向こうの世界でもあった定位置だ。
猫はみんな寒がりだと思っている人もいるかもしれないが、いろいろ性格がある。
冬でもこたつにはいってこない子もいる。
夏でも一緒に寝る子もいるし、様々だ。
僕は起き上がる。
クロが鼻先を擦り付けてくる。
猫のおはようの挨拶だ。
顔の横に臭いを出すところがあって、マーキングするとかいうけど…
それも、正確にはわからない。
する猫としない猫がいるし…
結局、ミステリアスなのが猫の魅力だ。
声の主は、扉をどんどんとたたく。
「あ、開いてるよ。
あんまり、ドンドンすると猫が驚くから…」
声の主はわかっている、昨日の猫耳鎧の騎士だ。
たしかシャールとか言ったっけ。
「すみません。
でも、神官さまに稽古をつけてもらいたいと…」
「えっ、でもぼくは剣とか…」
「わたしたちの使っている猫剣術は、昔、神官さまがつたえたものらしいです。
だから、神官さまは剣術が使えるはずです」
そういえば、猫体術はあったけど、猫剣術はスキルになかった。
それも、猫体術はまだレベル1。
ウィンドウを開くと、総合レベルも1だし、HP5とか、こっちのスキルは全然みたい。
それに比べて…
見られるかな?
ぼくは、ウィンドを開いて猫魔法を選ぶ。
アナライズ…これかな?
シャール LV22
JOB 猫剣士
『猫魔法初級 が LV2になった』
『猫魔法初級 が LV3になった』
細かいところは、読み取れないけど、レベルがあがったらもっと読めるのかな?
ぼくは、拒否するひまもなくシャールに庭の方へ連れて行かれた。




