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イベント発生!?

お久しぶりです!作者のオタッキーです。こちらの都合で更新を一時停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした。まだゴタゴタしていますがとりあえず一旦落ち着いたのでまたぼちぼち投稿を始めようと思います。

これからも更新が遅れてしまうことがあると思いますが、何卒ご容赦ください。更新を停止していた間も閲覧をしてくださり、嬉しかったです!

本当にありがとうございます!!


反省文より一部抜粋。

『かっとなってやった。今は死ぬほど後悔している。』


「まったく、若いのは分かるが程ほどにな。ほら、帰っていいぞ。」

「ひぅふぐぅぅっ・・うぇ、っすいっせん・・ひっく、しだぁぁぁ・・」

たしかにオレが悪かったけどさぁ、なにも指導室にいれなくたっていいじゃないかぁぁぁ!

しかも、指導の先生、めちゃくちゃ怖いって有名な剣道部の先生だったし! 反省文書いてる間ずっと竹刀もってガン見してたし!! 時々意味もなく竹刀床にだぁんっ! って叩きつけるからもう泣きながら文章書いてたら涙で紙がぐしゃぐしゃになってたし! もう二度とあんな場所行きたくない!

はぁ・・、もうやだ。童貞拗らせすぎて犯罪者一歩手前だし、餓えすぎだろ、オレ。

そういえば最近はネットでそういったコミュニティがあるというし、別にゲームのキャラに固執しなくてもいいんじゃね? つか、そもそもこの世界がBLゲームだという事実がオレを焦らせて、罪を犯させた(未遂)んだからもうそうやって発散させた方がいいって。それが世のため人のためになるん・・

「許さないよ、そんなの。」

「うぉぉぉ!!? ・・ってなんだ瀬利かよ。

びっくりさせやがって、もうまじで口から心臓が飛び出るかと思ったじゃん!」

「そんなことになったらオレが美味しく食べてあげる。」

「それヤバいやつやん」

親友はいつの間にかカニバリズムというやつになってたのか?数分の間でいったい何が起きたんだ。

まぁ、そんな冗談は置いといて。

「遅くなるから先に帰ってていいって言ったのに。」

「涼を1人にさせておくと何するか分からないでしょ。」

「うぐっ!! い、いやもうしないって!」

「ほんとに?」

「・・・・・・・・・・・・多分。」

疑うなぁ。オレだって馬鹿じゃないんだから同じ失敗を繰り返すわけないじゃないか。・・ほとぼりがさめる前に。

だかまぁしかし、

(・・オレ、いい友達持ったなぁ)

普通友人が変態だったらドン引きか最低友達辞めるぞ。だけどこいつは下心かも知れないけどオレのために放課後遅くなっても待っててくれたし、心配までしてくれてる(別方向だけど)。

・・これがそういう設定だって知らなければ、素直に厚意を受け取れるのに。

「・・なぁ、オレ明日も遅くなるんだ。

だからさ明日は今日みたいに待たなくてもいいからな? 今の時間寒くなるし」

「涼、人の話聞いてた? 涼には前科があるから1人にはできないよ。

オレ、これからは涼の監視役になるから。

いくら味方だからってなんでも許す訳じゃないからね?」

「違う! また同じことするわけないだろ!あんな怖い目に会うのはもうこりごりだっつーの !!

そうじゃなくてだなぁ、オレはお前の体調を心配して、」

「大丈夫。明日はちゃんとブランケット持ってくるから。」

「女子か!」

その後渋る瀬利をなんとか説得して、明日は瀬利を早めに帰らせることに成功した。


翌日、オレは昨日瀬利に早く帰るように言った自分をぶん殴りたくなった。

「ヤバい、黒澤くんめちゃくちゃ格好いいんだけど!

写真撮りたいけどマジあの平凡邪魔。

ちっ、死ねよキモメン」

「それな。てか並んでて恥ずかしくないのかな?

もし私があんな感じの男だったら恥ずかし過ぎて多分死んでるわw」

「・・・・・・。」

ジョシ ガ コワイ。

今日はオレが所属している美化委員会の集まりのため放課後こうして分級教室に集められた。

会議をする為にU字形に並べられた席にクラス順に座らなければならないのだが、なんとオレの隣のクラスはあの黒澤 色。攻略対象であるクールビューティ君である。

彼は読書に集中していて気がつかないのか、無表情で本を眺めている。読んでいる本はカバーがかかっていて見えないが難しそうなやつを読んでいるんだろう。

ちなみにオレはすぐに始まるだろうと思って、暇潰し道具を持ってきていない。そのせいで不愉快な女子による陰口をシャットダウンさせられず、何も聞こえなかった体でずっと地面を凝視するはめになった。痛恨のミスである。

え? 一言止めろって言えばいい話だって?

それが出来たら今こんな状況になっていないからね??

もともとイケメンな幼なじみである瀬利といつも一緒にいるためあまり女子(たまに男子)にいい思いはされていないのでこういうのは慣れっこなのだが、今日は完全にアウェイな状況で少なくとも一時間はここにいなければならないのだ。

前にも言った通り、オレには友達というものがほぼ存在しないので当然他のクラスに友達がいるわけもなく一人で乗りきらなきゃいけないのである。

あーあ、委員会決めのとき面倒だからって適当に手ぇあげるんじゃなかったな。

そんなこと思っている間も段々ひどくなってくるオレへの罵倒。いや、しつけぇなって思うと同時にリアルすぎじゃね? ってゲーム会社に言いたくなる。こんなんよく売れたな。たしかに主人公がイケメンたちとよく一緒にいるせいで嫉妬されたり、嫌われたりすんのってよく見かけるけどさ、オレ同・性。ついでにここ共学!

この世界はblゲームだけど、キャラクター(オレ含め)たちは別に最初からホモって訳じゃないし、友情どころからただ座ってるだけでこんだけ言われる筋合いはないと思います!

「うわ、あれ泣いてね? キモっ!!」

「wwwwやばwww」

やばいやばい、もうほんとにガチ泣きしそうになってきた。嗚咽が漏れ始めそうにになったとき、隣から机を叩きつける音が聞こえた。

ダンッッッ!!

「・・五月蝿いんだけど。下らないこと話すなら外に行って。」

「・・あ、」

「・・ご、ごめんねっっ黒澤くん!」

「・・・・・。」

音の発信源は件の黒澤 色だった。驚いたようにそちらを見上げると、彼は恥ずかったのか顔を横に背けてしまった。

「・・あのっ、ありがとうございます・・」

「・・別に。ただ読書の邪魔だったから言っただけだし、あんたも嫌なら嫌ってはっきり言わなきゃ終わらないよ、ああいうの。」

「・・・・・・仰る通りデス。」

それからまた彼は読書に集中し始めて、周りも今度は罵倒じゃなくて雑談をし始めて、ガヤガヤとうるさくなっていく中、オレは何故だかまた別の意味でここにじっと座っているのが落ち着かなくなってきた。

ドッドッドッドッ

(・・なんだ?さっきから鼓動が早いし、耳も熱い・・。

隣が見れないし、心がふわふわする!!)

「・・・。」

そんなオレを、彼はじっと見ていた。


「はい、ではこれから整備3週間キャンペーンの当番決めをしたいと思います。

希望の曜日がある人は、挙手をお願いします。」

整備3週間キャンペーンとは、その名の通り整備委員が曜日毎に朝と放課後の30分間校舎周りのごみ拾いをするという活動である。めんどくさいが仕方がない。やるのは三週間のうち三回だけだし、コレが終わればあとはもう仕事しなくていいしな。とりあえず空いた日に適当に手をあげとくか。とかまったく先程の反省が活かされていないオレの当番決めは隣の彼により決められた。

「! 黒澤くんっ、どうぞ。」

「はい、オレは毎週木曜日に立候補します。

あと、もう一人のメンバーは

・・こいつで。」

「・・・・・はぁっ!?」

思わず席を立ったオレに一瞥もくれず、まるでどこ吹く風とでも言わんばかりに黒板の方を向いていた。えっ、ちょっ・・・ぅええ??

司会も明らかにオレが本意じゃないと分かっているはずなのに知らぬ存ぜぬといった顔で淡々と決めていく。周りの女子は殺気を高めるし、(だが先程注意されたせいか口には出さず )これから生きていけんのか!? オレ!!


そして、整備三週間キャンペーンが始まった。

次回、ついに物語は動き出して・・?!

/次回の更新は4/1を予定しています。

/また短編を出させていただきますので、ここで予告を。


告白された。しかも、同じ男で犬猿の仲であった男に、だ。だが、勘違いしないでほしい。告白されたのはオレじゃない。

「誠は、今日も相変わらず可愛いな。」

「・・・・。」

「え?俺も格好いいって?まったく幽体なのに俺を魅力するなんてイケナイ子だ。俺はお前になら呪われてもいい。しかし俺はもっとお前と愛し合いたいのに、なんで誠はこいつの守護霊なんかやらなきゃいけないんだ。・・・なぁ?片岡 勇人。なんで誠が憑いてるのがよりによってお前なんだよ!」

「オレが一番聞きたいわ!」

告白されたのはオレじゃなく、オレの守護霊だった。


ってやつを出したいけども4月馬鹿にならないといいなぁ。

もし出せたら、よろしくお願いいたします!

タイトルはきっとこんな感じになるかと思います。

『オレの守護霊が嫌いなやつと毎日愛を囁いている』


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