63 惑星クレオス
クレオスに着いたぞ~
「ディメンションハイパードライブ起動!、3、2、1、エンゲージ!」
新技術のおかげで移動がかなり早くなった、コールドスリープを使う必要はほぼ無いんじゃないかな?
おかげで到着までの時間は嫁達を愛でる時間になった、とても嬉しい
「キャプテン間もなく火星型惑星『クレオス』に到着します」
「クレオスはどんな所かね~、出来れば危険が無いと良いんだがな~」
「電波を発信しているくらいの文明はありますからね、問題はどの程度まで文明が発展してるかによるでしょうね」
「衛星軌道上に浮遊物は無かったんだよな?」
「はい、衛星等は検知されてません、そこまで文明が発達してないのか、地下での暮らしに必要なかったのか、今の所調査してみないと分かりませんね」
「とりあえずは上空から地上の様子の確認と電波の発信源の特定をしよう」
「了解しました」
それから数時間後
「キャプテン地上の様子は恒星からの各種光線がきついようで生命体はほぼ存在しませんね、極僅かに植物とその植物についている昆虫類が居る程度ですね、電波の発信源に関しては数か所確認が取れました」
「やはり地上波人が生きて行ける環境ではないと言う事だな、電波の内容は把握できたか?」
「はい、主に各領地間での情報交換と国営放送を発信しています、発信内容を傍受した結果文明レベルは19世紀の地球レベルだと思われます、ですが地下に移住する事で地下に特化した文明が発達している事も事実ですね、地下技術に関しては21世紀初頭くらいの技術力があります」
「地下技術ってトンネル掘削とかか?」
「それだけじゃありません、資源採掘、輸送技術、通信技術、外界との遮断による空気循環システム、唯一地上にある設備は太陽光発電所と風力発電所ですね、地下には水力発電所もありますから地上で生活しなくても生きていけるシステムを構築してますね」
「そこまで地上の環境は悪いって事だろう、放射能などの被害はあるのか?」
「ありません、あくまでも強い紫外線の影響のせいでしょうね、エックス線や赤外線はほとんどが遮断されているようですが紫外線だけはそのほとんどが地上に降り注いでいます」
「それじゃ確かに生き物が生きて行ける環境じゃないな」
「それ故に地下での生活を余儀なくされたのだと思います、地上で生活できない分広い土地は発電所として重宝するでしょうね」
「点検の時だけ気を付ければいいわけだからな、それはそうと、暮らしてる人ってのはどんな種族か分かったか?」
「それなのですが、どうやら人では無いようですね、彼らはモグルメン族と言うらしく、姿はモグラ人?が一番近いと思います、いくつもの集落毎に別れて暮らしてるようです、ここから一番近いのはコウテラ氏族と言うらしいです」
「モグラか~、地下生活に特化してるのはそのせいか?」
「もしかするとそうなのかもしれませんね、他の種族も居たのかもしれませんが地下の生活に適応できなかった可能性がありますね」
「彼らは友好的だと思うか?」
「どうでしょうか?、おそらくは他の惑星からの接触など無いでしょう、我々といきなり敵対は無いでしょうが、友好的である可能性は微妙ですかね」
「まぁとりあえず接触してみよう、まずは通信を入れて反応を見る事にしよう」
コウテラ氏族の通信施設に外部から呼びかけてみる事になった
内容は
「こちらは宇宙探検家の三太・黒須と言います、この惑星を見つけ調査の為にやって来ました、あなた方の代表と話をする機会を得られればと思っています、ご連絡を待ちしております」
「こちらはコウテラ通信局の責任者、ラッパンと言います、突然の事でこちらも混乱しておりまして、しばしのお時間をいただけないだろうか?」
「分かりました、我々は宇宙船で上空に待機しております、方針が決まりましたらご連絡ください」
「ありがとうございます、ではしばしお待ちください」
それから1時間ほどしてから通信が入った
「初めまして、私はコウテラ氏族代表のトットライと言います」
「初めまして、私は宇宙探検家をしている三太・黒須と言います、この惑星への着陸と調査の許可が欲しいのですが許可して頂けないだろうか?」
「まずは活動内容を明確に提示して欲しいです、何分このような事は初めてなので皆不安になっているのです」
「この惑星の存在は他の惑星に居る時に発見しました、そして我々の活動内容は主に調査とその惑星で採れる資源の採取になります、資源の採取にしてもその惑星に影響がない程度ですので許可がいただける分だけにします」
「うむ、活動内容は理解した、この惑星への着陸を許可します、それと活動に関してだがこの惑星のほとんどが活動できる土地ではないと思う、我々と通信している時点でこの惑星の危険性は十分知っていると思うが、大丈夫なのですか?」
「強い紫外線に対する措置の方は準備してあるので大丈夫です、詳しく調べてからになるが見つけた資源の情報は提示しよう」
「おお、それはありがたい、貴方の訪問を歓迎するよ、ただ、我々は今困った事態になっているのでその事に関して報告しておこう、我々の集落の近くに武装集団が出没するようになってな、彼等は集落で職にあぶれ他の者から金銭や食料を強奪するようになった、当然我々も取り締まりを強化したのだが彼等は手を組み武装集団へと変わったのだ、狭く入り組んだ坑道を使って巧みに逃げ回り、輸送車を見つけては襲うと言う事を繰り返している、彼等と遭遇する事もあるだろうから注意した方が良いと思う」
「これは貴重な情報感謝する、彼等の武装はどんな物か聞いても良いかな?」
「武器は我々が使っている物と同じ物で主に使用されるのはARヘッジホッグ-タイプAと言う武器だ、狭い坑道の中でも取り回しが効き扱いやすい、他にはSMGスネークバイト-タイプEMと言う武器も所持している、後はハンドガンとグレネードなども所持していた」
「詳しくは無いが結構な武装だと思うのだが武装集団はかなり危険なのではないですか?」
「ああ、我々としても討伐はしたいが討伐にさける人数が不足している、武装集団も数も正確には不明だし正直手を出しかねている状態です」
「なるほど、そこで俺達の存在を知って何とかしてもらえないかと考えたんですね」
「本来頼むべきでは無いのは承知の上でお願いしたい、我々を助けてくれないだろうか?」
「彼らの使ってる武器の大まかな形状と仕組みを教えて頂けませんか?」
「精密設計は無理だが試射をしてる映像なら提供できる」
「それでお願いします」
送られてきた映像をレブナントが解析してくれた
「キャプテン、ヘッジホッグとスネークバイトと言う武器は私のデータには存在しない武器でしたが昔の地球に類似する武器が存在します、FA-MASと言う武器に似ていますね、スネークバイトの方はP90に似ています、これは偶然でしょうか?」
「う~む、今の段階では情報が少なすぎるな、もうすこし彼等と情報交換をしてから判断した方が良いだろう、着陸許可は貰ったんだ地上に仮拠点を作ってから考えるとしよう」
「では情報交換の方は私の方で行っておきます」
「頼んだ」
地上に降りて拠点を作る事にした
勿論彼等の許可も得ている、警備用のドローンとタレットの配置の許可も得ている
拠点はすぐに出来た、ここからの問題として何処から地下へ入るかだが、発電所経由で地下へ入る許可が出た、おお、なんかスムーズに交渉が進んでいる気がするな~、よっぽど武装集団が厄介なのかもしれないな~、速く俺達に討伐して欲しいのかもしれない、武装集団の扱いは出来るなら生け捕りが良いが無理そうなら討伐しても良いとの事、彼らに家族を殺された者も多く居るそうでどのみち死刑は確定だそうだ、ただ背後関係とか他に武装集団が居ないかとかの情報は欲しいと言う事だった
拠点も出来たし今日の所は休むとしよう
次話は活動を開始する予定




