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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星クレオス編
65/97

64 モグルメン族の現状

活動開始だ~



その夜レブナントから彼等モグルメン族の情報を教えてもらった

彼等には始まりの氏族と呼ばれる5つの氏族が存在するそうだ

始まりの氏族はそれぞれが巨大な勢力を持ちいくつもの氏族が傘下に入っているそうだ

コウテラ氏族も5つのうちの1つに所属してるらしい


始まりの氏族


アンテラ:工業が盛んで大規模な発電所を所有している


インテラ:通信関連に力を注いでいる、主要な通信局はここの許可を得ている


ウンテラ:農業が盛んで全体の6割の生産量を誇る(コウテラはここの所属)


エンテラ:軍事力に力を注いでいる、色々と黒い噂がある


オンテラ:金融業が盛んで造幣局を所有している


彼等の歴史は800年ほどになるそうだ、だが当時木の根っこに削った石を取り付けた道具で開拓をしていた、その事から考えても800年でここまで進化するのは不自然な気がする、詳しく調べてもらったら400年ほど前に宇宙から来た者との接触があったそうだ、俺達だけじゃなく他にも居たんだな

宇宙から来た者、連邦宇宙軍、レッセンドルフ共和国師団と名乗ったと記録に残っていた

連邦宇宙軍ってのがあるのか、彼等の訪問で生活は一変したそうだ、様々な科学技術を学び急成長を遂げるに至った、その後は彼等との接触は一度もないそうだ


そうなると俺達との遭遇は彼等にとって更なる発展に繋がると考えていそうだな

まぁ軍事に力を注いでいるエンテラ氏族が危険分子っぽいからな~

自衛のために何かしら提供しても良いかもしれない

彼等より少しだけ性能の良い武器類や防衛に役立つ材料辺りが無難かな~

後は通信技術の向上とエネルギー関連、それと食材の提供で良さそうだ

レブナントとも話してあまり進歩しすぎない程度に留めるようにした

加えてエンテラに探りを入れてみよう、偵察ドローンを秘密裏に送り込んでおいた

光学迷彩機能を搭載した無音偵察ドローンを数機用意した

何も無ければ良いが何かあってからでは対応が難しいからな

一応やれる事は指示しておいたので明日に備えて休む事にした


翌日

コウテラ氏族から連絡があった

発電所から地下への扉を開けたそうだ

早速地下へ向かい彼等と対面する事にした

モグルメン族は意外と小さかった、画面越しにも小さいのかなとは思っていたが予想よりも小さかった

身長130センチほど、体重は恐らく50キロくらいかな、毛がモコモコしてて柔らかそうだった

彼等の集落は地下とは思えないほど見事な町だった

規則正しく道が整備され街灯が等間隔に並んでいる

各所にもきちんと明かりが設置されている為に暗い場所は存在していない

地下生活とは思えないくらい活気があるな

天井付近に換気ダクトがあり、排出された煙が吸い込まれている

建物は窓の数からみると5階建て位だと思うが、俺からするとやはり小さい感じがする

小さいカリンやアエラでも頭が天井に着きそうだな


町の長が居る場所へ案内された

町の中心部にありひと際大きな建物だ、この建物なら俺も余裕があるな

コウテラ氏族の族長と補佐をしてる人、それに護衛の兵士っぽいのが数人

他には資料をいくつも持っている人に見るからに軍人って人もいるな

彼らの説明を聞くに武装集団にはほんとに困ってるようだ、裏でエンテラが関与してる可能性もあるしな

武装集団の情報を提供してもらう、情報を見るに武装が強すぎる、そして弾薬が豊富すぎる

これはまず間違いなくエンテラが関与してるだろう、放置する訳にもいかんだろうな

まずは武装集団の壊滅と黒幕の正体を突き止めてやるか

無事に武装集団の討伐が終わったら、資源の調査と採取は自由にしても良いと上から通達があったそうだ

上からかウンテラだけじゃなさそうだな、他の氏族も関与してそうだぞ

こうなると武装集団の壊滅と黒幕であろうエンテラが潰れれば、この惑星での自由は確約と言って良いだろう、残りはオンテラだが特に不利益も無いだろうから俺達の活動は問題無いだろうな

そうと決まればまずは武装集団だ


坑道は入り組んで良そうで正確な地図は無く凡その地図しかないそうだ

そうだな~、ここは小型ドローンを偵察に使うとしよう、戦闘用ドローンは使わなくても問題無いだろう、実弾発射型の銃ならスーツの防御力で十分防げる、戦闘用ドローンが見つかると面倒ごとになりそうだしな

エンテラを偵察中のドローンから映像が送られてきた

どうやら兵器工場のようだな、武器や弾薬が製造されているようだな

情報端末にハッキングしてデータを抜いたようだ

送られてきたデータを見てみると、やっぱりか、いくつかの武装集団に武器を横流ししてるようだ

ただエンテラの上層部の指示ではない様子だ、エンテラの幹部もしくは下部の組織が指示してるだけか?

エンテラの上層部を探ってみないと確証は得られないか

だが武装集団に武器が渡ってるのは確実になった、潰しておかないとまずそうだな

坑道を偵察中のドローンからも映像が来た

これは武装集団で間違いなさそうだな、ここは設備が整っている事から見てもアジトだろう

なるほどここは確かに見つかりにくい場所にあるな、そして誰かが近づくとすぐに気が付く場所だな

アジトの中は流石に狭いからなドローンで中へ入る訳にはいかないか

脱出口が無いか周辺の探索をさせてみよう

ほうほう、出入口が3つと非常時の脱出口っぽいのが1つあるようだな

全部の場所を抑えるには皆の力が必要だな


「皆武装集団のアジトを見つけた、出入口が3つと脱出口が1つだ、それぞれの場所を固めてもらいたいんだ、1つは俺が単独で行く、残り2つの出入口にはアデリアとレノアとナンシー、オリーヴェとポルテとカリン、脱出口にはアエラとオリヒメに任せたいと思う」

「「「「「分かりました」」」」」

「戦闘は無理にしなくても良いが入り口をしっかり固めて逃がさないようにね」

「「「「「はい」」」」」

こうしてすべての出入口を固めた

作戦開始の合図は俺が派手に戦闘するのですぐに分かるだろう

それじゃ行きますか~

まずは、ハンドグレネードを3つばかりプレゼントしてやろう

ひゅ~~~、ガガガンッ!

ドドド~~~~~ン!!!

「敵襲~、敵襲だ~、戦闘配置に付け~」

「2番出口に敵襲警戒だ~」

「「「サー」」」

何だが軍隊みたいな感じだぞ、もしかして武装集団の振りをしたエンテラの軍隊とか?

混乱に乗じてドローンをアジトの中へ侵入させる、俺は正面からブラスターでいくつかの光源に攻撃を当てて明かりを消していく

「照明がやられた!、発光照明用意!」

「「「サー」」」

おお、あれってサイリウムライトとか言うやつじゃないか?

蛍光緑色に光って辺りを照らしている

「他の連中は何してるんだ!」

「隊長、他の入り口でも敵襲です、完全に囲まれてるよです」

「なんだと!、くそっ、仕方ないここは放棄する、撤退だ!」

「「「「「サー」」」」」

おっと、逃げるようだな、だが逃がさないぞ、隊長とか言われてる奴は特にな

素早く近づき部下を無力化していく、隊長が脱出口付近に行く頃には部下の姿は一人も残っては居ない

脱出口の向こうではアエラが武装集団を殴り倒していた

俺は脱出口に詰まっていた隊長を殴り捕縛した

他の場所でも逃げまどうモグルメン達を無力化して捕らえていた


ふ~、これでこの武装集団は壊滅だろう

総勢で52人居た、重症者も居るが全員生きて捕らえる事が出来た

特に隊長と言われてる奴を捉えられたのは良かった

コウテラの町へ戻りこいつらを全員引き渡す事になった

彼らの運命は恐らくは死刑なんだろう、だがそこに俺達が口を出す事はしない

実際に被害に合ったのは彼等なんだし、ここは彼らの住む世界だ

部外者が意見を言うべきじゃないだろう

ついでにエンテラの兵器工場の情報も提供しておくとしよう


次話は色々と探りを入れる予定


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