酒顛ドウジ(しゅてん どうじ) ‐挿絵あり‐
[性別]男
[年齢]三七歳
[身長]一八五センチメートル
[人種]ヘレティック(後天発現型)
[旧国籍]日本(抹消済み)
[所属]組織(仮名ネイムレス)、作戦部第一実行部隊(チーム〈LUSH〉)
[コードネーム]LUSH-1(リーダー)
[初登場]第一章【記憶の放浪者 -Memories Wanderer-】
[概要]部隊長
作戦部第一実行部隊隊長、および作戦部実行部隊総隊長。
責任感が強く、情に脆い性格。実年齢に反して五〇代そこそこの容姿に、髪の毛一本生えていない丸坊主の頭が老け顔という印象に拍車をかけている。屈強、筋骨隆々の大きな体格から、作中では肥満に対して「巨漢」と表現している。
英雄と名高い雪町セイギを崇拝しており、亡き彼の背中をいつも追いかけている。彼の部下だった経緯から、彼も歴任した実行部隊総隊長という役職の重さに押し潰されそうになるなど繊細な部分がある。
セイギも使っていた“世界のために”というフレーズをよく口にし、世界にあだなさんとするREWBSに対しては容赦ない態度をとる。その矛先は時として謎の情報屋バーグに踊らされたボスにさえも向けられ、「もしも“世界のため”にならないならばボスも殺す」と明言するほどである。これにはボスも自ら許可し、酒顛にならば殺されても構わないと告げている。
早河誠の拉致は心を殺して実行した。それ故に彼のことを度々気遣い、入隊後は厳しく接している。《韋駄天》を発現した彼にセイギの背中を投影しながら、温かく見守っている。
セイギは酒顛が一四の頃に戦死した。周囲の反対を押し切り、一人残されたケンを育て、立派な戦士に育て上げた。途中、エリの親代わりも務めたことで、メルセデスとは良好な関係を築けていない節がある。
親友セロン・ネーヴェマンとウヌバを保護した経緯から、彼にはよく懐かれている。
旧第一実行部隊に属していた。同隊には清芽と累差絶がおり、三人はそれぞれにセイギの喪失感に苛まれているらしい。絶からは、セイギに保護された経緯から“大江山の暴れ鬼”と呼ばれている。
[センス]鬼変化
摂取したアルコールがアドレナリンや覚醒因子と反応することで発動される。極めて稀なセンスとされている。
名前のとおり、両のこめかみからはそれぞれ雄々しい角が、口からは鋭い牙を生やし、真っ赤な身体の鬼となる。丸坊主の頭からは髪が伸び、口を覆う髭も生える。全長は倍以上になるが、その巨体化率は飲酒量に比例するとされている。変化中は人らしい言葉を利けないようで、性格も暴力的になる。
皮膚や骨の硬質化、筋肉がより柔軟になる点など、《韋駄天》といくつか符合する点が見られるが、脚力が《韋駄天》を越えることはない。
銃弾はおろか、砲弾などを受けても無傷。墜落するUAVを素手で受け止めるほどの怪力も有する。
[武器]なし
ただし特有の装備品、〈千丈ヶ嶽〉と毛筆で記された酒壺を常備している。幻の酒と言われているが、《鬼変化》には目立った特殊効果は見られないので酒顛の好みである。




