3話 人々の安寧の為に
伝説の勇者は森を抜け街へとたどり着く
「ふぁ平和で何より」
「そんな事言ってると魔王が来るぞ」
「やめてくれよ」
「おっ!誰かが森から出てきたぞ」
「おい!止まれ!」
『………』(ちらっ)
「魔王を倒すために旅をしているものです」
「…そうか…」(ちらっ)
「街で補給をしたいのですが入っても?」
「怪しいもの…なのか?」(ひそひそ)
「怪しくもあり…怪しくなくもあり…」(ひそひそ)
「何か致しましたかな?」
「ん、ごぼんっ。何が身分を証明するものは?」
「国王様よりこの印を頂いております」(キラッ)
「これは…よし!通れ」(ちらっ)
「ありがとうございます」
「………」(おいお前言えよ)
「…………」(やだよ、お前が言えよ)
「………」(仕方ないな…)
「まて!」
「どうか致しましたか?」
「えっと……街に入るなら身だしなみも整えておけよ」
「分かりました!では!」(すたすた)
「………」(あいつ分かってねぇな多分)
「………」(だろうな…)
――――― 道具屋 ―――――
「店主、約束を10個くれ」
「へい!…!?」
「あとは…」
「お客様…このヘアピンとかはどうでしょう?」(ちらっ)
「?」
「お似合いかと…」(ちらっ)
「いらん!過酷な戦いになる。お洒落なぞしている暇はない!」
「ひぃ」
「ん、ごほん。いや声を荒げて申し訳ない」
「いえ…」(ちらっ)
「では、改めて薬草を10個貰おうか」
「……」(ぼーっ)
「店主?」
「…はっ!へい!喜んで!」
「あとこの辺に酒場はないか?」
「酒場なら…そこの道を曲がればあります…」
「ありがとう!世話になった」
「へい…では気を付けて…」(ちらっ)
――――― 酒場 ―――――
酒場の扉を開ける
(キィ)
「いらっしゃい」(キュキュ)
「マスター情報が欲しい」
「何の?」(キュキュキュ)
「魔王の所在です」
「……ああ、あの洞窟か」(キュキュッ)
(空気が一瞬止まるがすぐ戻る)
「洞窟は街の北だ。最近騒がしいが、まあいつも通りだな」(コトッ)
「感謝する」
「……気をつけろよ」
「問題ない。倒すために来た」
「そうか」
(店の客)ざわざわ (つ、つよい…)
社会ズレ




