1日の終わり
次はひなみちゃんの父親が現れた。
背が高く筋肉質でありがなら痩せている。林業の男だった。
ゴンゾ「よう銀平。」
ひなみちゃんの父親はひなみの前にしゃがみこんで、顔を見て安心した顔をして言った。
銀平(ひなみ父)「心配かけやがって」そう言って、頭の上に平手をかざした。
ひなみちゃんは、叩かれると思って両目を固くつむって、歯を食いしばった。
だがその手に力を入れずポンと軽く頭の上に手を置いただけだった。
ひなみ父はやさしいく言う「バカタレ!」
ひなみちゃん「帰りが遅くなってごめんなさい。」
銀平は、戦車を見上げて言う「まあ、これ発見したら俺でも遅くなるわ。」
(´・ω・`)「ひなみちゃんには、吾輩を救出していただいて、お世話になったであります。どうか叱らないでほしいであります。」
銀平「ああ、分かってるよ。」そう言うとひなみちゃんをおんぶして立ち上がった。
銀平「ゴンゾさんお世話様でした。これで帰ります。」
ゴンゾ「おおじゃあ、また明日な」
軽トラックに乗り込むとエンジンをかけて行ってしまった。
裕子「てっきり、ゴンゾさんも2人の家族かと思ってたよ。」
ゴンゾ「まあ、ただの近所のおっちゃんや。」
再び裕子に向き直って言う。
ゴンゾ「ところで裕子ちゃんどうするんや、まさかこの戦車に乗って帰るとか言わんやろな。」
裕子「そんなわけないでしょ。銃刀法違反?警察に追われるでしょ。」
ゴンゾ「追われるのが好きなら、乗り心地よさそやぞ」
裕子「どんな趣味よ」
二人は盛大に笑った。
裕子「ところで、お願いなんだけど」
ゴンゾ「ああ、泊っていけ」
裕子「ありがとう、ゴンゾさん」
裕子はオニに向き直る。
裕子「ところであんたどうするの?」
(`・ω・´)ゞ「一旦基地に帰るであります。皆様おやすみなさい。」
裕子「はい、おやすみ」
車体の後部から、ブシューと音を立てて大量の水蒸気がモクモクと立ち込める。
オニはそのままバックして行った。
さすが80㌧の巨体、クローラーが回転するたび小さな地響きがする。
裕子「しかしこんな山の中に、あんなのが眠ってるなんてこりゃ大変な事になるかも」
ゴンゾ「どっかに通報した方が良いんかいな。大砲くっついとったし」
裕子「通報は、私がやっとくよ。だから電話貸してお願い。」
ゴンゾ「おお使えや。夜も遅いし解散や、皆さんおやすみなさい。」
集まっていた近所の人達も軽い挨拶を済ませると、各々の家に帰って行った。
裕子はゴンゾの家に上がると、ゴンゾさんの奥さんに挨拶をして電話を借りた。
その後お風呂から上がると、ゴンゾの奥さんが晩酌の用意をしてくれていた。
ちゃぶ台の上には、アジの開き、えだまめ、もろきゅうと日本酒などが乗っていた。
ゴンゾ「まあ付き合えや、酒飲めるやろ」
裕子「うっほ-、大好物!ご相伴にあずかります。」
ゴンゾと裕子は酒盛りをして盛大に盛り上がった。




