過去の文字
ふむふむ。俺は石板に書かれている文字を見る。
なるほど。
「読めない!」
シーン。
みんなの反応がない。
俺がさっき戦ってからみんなはぼーっとしている。なんでだろう?
〈それは…。〉
?それはなんだって?まぁ、いっか。
とにかく、石板の文字が読めないのだ。ちなみに、俺はこの世界で今使われている文字は読める。
これも、『ヒロ様専用初期プログラム』に含まれている機能らしい。
しかし、それでも読めないってことは…おそらく、古代文字的なやつかな?
〈はい。そうです。〉
おっ。この流れは、セイバーがこの文字を読めるんじゃ?
〈はい。この文字は、フェニクシャ文字という文字で、今この世界で使われている文字の元となった文字です。そして、私はこの文字を読めます。〉
やっぱり?今回は、セイバー回に決定したな。
てか、セイバー地味によく出でくるよな?
一応ヒロインの名前ヘスなんて…。
悲しいことを考えるのはやめよう。
ヘスが、影に等しいとか思うのはやめよう。
クララとグランよりも影が薄いとかいうのやめよう。
ダーク・エリオンよりキャラ薄いとか考えるのもやめよう…?
あっ。最後のは当たり前か…。
とにかく、セイバー。訳してくれ。
〈かしこまりました。
……………………………………………………
汝は、何者か。ここは、私の城である。
しかし、私に残された時間は残り僅か。
私は神であり、神でない。あぁ、私に時間があれば…。
今はもうこの世界の方が愛おしい。あぁ。愛しの君よ。
この城は、もう必要ない。
いつかまた、我と同じような運命の者がここにたどり着いた時、手をかざすがよい。
その時は、この城は、様々な面で力を貸すであろう。
あぁ。世界には、何故終わりという概念が存在するのだろうか…。
我、ここに記す。
……………………………………………………
と書かれています。〉
どういうことだ?この城を作った人物の言葉か?
〈おそらくは。〉
『神であり、神でない』…。そして、『残された時間は残り僅か』…。この城の主は何者で、どのような出来事があったのだろうか。
…。あと、この文字は、宝の部屋へ行くための暗号みたいなのが書かれているんじゃなかったのね…。とにかく、この城の主と同じ運命の人が石板に手をかざさないとダメみたいだ。
〈ヒロ様も、一度手をかざしてみてはいかがですか?〉
うーん。じゃあ、手をかざしてみるか。もしかしたら、いけるかもしれないし。あと、魔物出てきても、倒せるし。




