ガチャリザルト
「さらば!」
ダーク・エリオンは、一陣の風を残して消えた。
そして、残ったものがもう一つ。
一輪の真っ赤な薔薇の花。
…。
結局なんだったんだ…。
いきなりきて、一瞬で帰っていったな…。
そうそう、ダーク・エリオンがきて、うやむやになってたけど、今回のガチャは…。
多分あたりだ!
きたぞ!
今回は星0じゃなかった!
本当に嬉しいです。
俺が引いたスキルはこれだ!
『レアリティ☆6
スキル名 リミットブレイク
効果 一定の時間ステータスがとても上昇する。効果が切れると、半日動けなくなる。 』
星…………6!
ついにきた?
神引き?
あっ。俺、ガチャ神なんだから神引きなんて当たり前か?
うん。よく考えたら、ガチャ神がガチャでハズレを引いてたことが問題だな…。
俺は、腕を組んで考える。
辺りは静寂に包まれる。
〈ヒロ。〉
うぉっ!びっくりした。
静寂をセイバーが破った。
「なんだよ。」
〈先程の、ダーク・エリオン。本気を出していませんでしたよ。〉
「へ?」
〈角が生えていたのを覚えていると思いますけど、細くて短い角でしたよね?〉
うーん。
俺は記憶を遡る。
あんまりよく見てなかったから覚えてないけど…。
「多分そうだったな。でも、それとあの厨二病が本気を出してないってのと関係があるのか?」
〈はい。奴らは本気を出したとき、角が太く長くなります。〉
奴らって…。一応世界神の家族なんだから敬意は払わないと…。
まぁ、俺は神だから敬意払わないけど。
そんなことより、さっきの厨二病は角が細く短かったから、本気を出していなかったと。
…。
やっべ。俺知らないうちに死にかけてたんじゃん。
なんで、その時に言ってくれなかったの?
俺、思いっきり喧嘩売りに行ってたじゃん。
止めてよ。
「あれ?でもなんで本気出さなかったんだ?」
〈不明です。本気を出すモードに移行するには、多量の魔力が必要となるので…。〉
ふーん。
てか、セイバーはなんでそんなこと知ってんの?
〈…。〉
おーい。
なんで知ってんのー?
〈…。〉
シカトされた…。
なんだよ。
気をとりなおして、今回朝早く起きた理由。
俺自身のトレーニングに向かいますか。
さっきの厨二病のせいで、トレーニングの必要性を思い知らされたわ。
この世界じゃ、トレーニングしないと殺されちゃう…。
うーん。
どこに行こう。
北西の方に森があって、結構魔物がマップにうつってるけど、ちょっと遠いな。ここは、時間がある時にヘスたちと一緒に行こう。
近くに手頃な場所ないかな?
うーん。
ちょっと東に行ったところかな?
うじゃうじゃそこに密集して、ちょっとづつ移動して行ってるぞ。
「魔物、倒しに行きますか。」




