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少女にされた魔王は、人助けをしないとミジンコになっちゃうそうです  作者: こーちゃ
第三章 選考会開催

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第3話 イメージだけで書いたらこうなった

 その後、強制的にメイド服に着替えさせられた、クラフト以外の勇者パーティーの面々。


「た、確かに仕方なく女性の服を着てはいましたが、これはまたちょっと違う気が……」


「可愛いから大丈夫よ」


「いや、可愛いと言われても嬉しく無いですからね⁉︎」


 顔を赤くしながらブツブツ言っているナオ。


「あ、あたしはまあ着たことはあるけど、もう少し若い頃だったしさ〜」


 ジアの言葉に反応するノア。


「む? おかしな事を言うのう。お主、今でも十分若いじゃろう? それとも、お主もニーナみたいに実年齢はもっと上なのか?」


「へ⁉︎ いや、そんな訳無いじゃない! あたしは見た目通り若いわよ⁉︎ うん、若い若い!」


 何やら含みのある言い方をするジア。

 そんな中、ノアの肩の上で、メイド服を着たウルが暴れていた。


「クワーッ‼︎ クワックワーッ‼︎」


「うるさいわよ、ウル! あんまり騒ぐとお店の中まで聞こえちゃうでしょ?」


 ノアがウルの言葉を通訳する。


「何故俺までこんな服を着なければならない⁉︎ って言うとるぞ?」


「今のウルは素っ裸みたいなもんなんだから、服を着てないと失礼でしょ?」


「クワーッ‼︎」


「俺は男だー! っと言うとるぞ?」


「フクロウの性別なんて見ただけでは分からないんだから、大丈夫よ」


「クワーッ‼︎」


 暴れるウルに、引きつった笑顔で迫るナオ。


「ウル〜? 自分だって辱めを受けてるんです。あなただけ逃げようったってそうは行きませんよ〜?」


「ホ、ホ〜」


 ナオの圧力に大人しくなるウル。

 そして店長より説明を受けたノア達が、いよいよホールに出陣する。


「まずは私が接客するから、よく見てなさいよ」


 そう言ってニーナが前に出るとほぼ同じタイミングで、客がやって来る。


「おかえりなさいませ〜、ご主人様〜!」


 普段と全く違うニーナの雰囲気に、驚愕するナオ達。


「ニーナさん。完全にスイッチ入ってますね」


「何故おかえりと言うんじゃ⁉︎ あ奴はこの店の関係者なのか?」


 ノアの疑問に店長が答える。


「ここは客達にとって、店では無く自分の屋敷という《てい》だから、帰って来た主人に対してあたし達メイドがおかえりなさいって言うんだよ」


「いや、ハッキリていとか言っちゃダメでしょう?」


 続けて客を席に案内するニーナ。


「ご主人様どうぞこちらへ! お席の方へご案内致します!」


 満面の作り笑いで接客をするニーナ。


「まず初めにご主人様にお願いがあります。メイドへのおさわり行為や、勝手に写真を撮るのはおやめくださいね〜」


「そこはリアルに注意するのね?」


「ウチは健全な店だからね」


「ご主人様、ご注文はお決まりでしょうか?」


 ニーナにデレデレしながら注文する男。


「え、えと。それじゃあ、お絵描きオムライスを……」


「かしこまりました〜! 少々お待ちくださいませ〜」


 戻って来たニーナが厨房に注文を通す。


「オムライスひとつお願いしま〜す!」


「は〜い! 喜んで〜!」


 ニーナの変わり様に、言葉が出ないノア達。


「何呆けてるのよ? 次はあんた達にやってもらうんだから、ちゃんと見て覚えなさいよ?」


「無理です!」


 逃げようとするナオの首根っこを捕まえるニーナ。


「おーっとナオちゃん? まだ休憩には早過ぎるわよ〜⁉︎」


「自分にはとても無理ですー! 見逃してくださいー!」


「なりきればすぐ慣れるわよ!」


「慣れたくありません! 自分は今でこそこんな姿ですが、れっきとした男なんですから、無理な物は無理なんですー!」


 ナオの言葉に、またしても驚くジア。


「えっ⁉︎ ナオちゃんって男だったの? て事は、オネエ?」


「違います!」


「ややこしいから、その辺の事はまた改めて説明してあげるわ!」


 そうこうしている内に、注文していたオムライスが出来上がる。


「オムライスあがりましたー!」


「は〜い!」


 またスイッチが入り猫かぶりモードになったニーナが、オムライスを客の元へと持って行く。


「お待たせ致しましたご主人様〜! それでは、ただ今からこのオムライスにお絵描きをさせていただきます! 何の絵がよろしいですか〜?」


「う〜んとね〜。それじゃあ、猫で!」


「は〜い! かしこまりました〜!」


 慣れた手つきで、ケチャップで猫の絵を描いて行くニーナ。


「それでは最後に、このオムライスがもっと美味しくなる様に、おまじないをかけさせて頂きますね〜!」


「う、うん。お願いします」


 手でハートの形を作ったニーナが、オムライスにおまじないをかける。


「美味しくな〜れ! 萌え萌えキュン! さあ、召し上がれ〜!」


「ニーにゃんありがと〜! いただきま〜す!」


「絶対に無理です!」


「あたしも!」


「余もお断りじゃ!」


 揃って逃げようとするノア達3人。


「おーっと! どこへ行こうってんだい⁉︎」


 3人の前に立ち塞がる店長。


「自分にはとても無理ですので、帰らせて頂きます!」


「そうはいかないよ⁉︎ 選考会までの間、ここで働かせてくれってニーナに頼まれてんだ!」


「だったらあたしは厨房を担当するわ!」


「あんた達みたいに可愛い娘をホールに出さないなんて、あたしが許しても世のオタク共が許さないよ!」


「別に許されんでもよいわ!」


「あんた達〜?」


 ノア達の背後にゆら〜っと現れるニーナ。


「「「ヒッ‼︎」」」


 ビクッとなるノア達。


「逃げたらもっと酷い辱めを受けてもらうわよ〜?」


「も、もっと酷いとは、どのような?」


「そりゃあ、水着で撮影会とか、レンタル彼女とか色々あるわよ? ここが嫌ならそっちにする?」


「何でそんなのしか無いのさー⁉︎」


「男のスケベ心につけ込むのが、一番効率が良いからよ!」


「ドヤ顔で言う事かああ‼︎」






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