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ゾンビ

某ゲームでお馴染み、生きた死体。


1.現在のゾンビ像 

・死体が生き返った存在。

・「生き返った」と表現しているが、肉体自体は死んだままの為、怪我・傷は治癒しない事が多い。

・上記の関係で回復魔法は効果が無い事がしばしば。むしろ逆効果となる設定も見られる。

・肉体は腐っており、腐臭がする場合も。腐り具合は個体によってまちまちで、中には骨が見えているものも。

・ゾンビに噛みつかれると、噛みつかれた側も最終的にゾンビへと変化する。

・大半のゾンビには、意思や意識と呼べるものは無く、意思疎通は不可能である。逆に、生前の記憶をしっかり持っている個体ならば意識もはっきりしており意思疎通が行える。

・基本的にはゾンビの創造主の命令に忠実に動くか、とりあえず目の前の動く物に対して攻撃を行うかのどちらかである。

・動きは比較的緩慢であり、走れば逃げ切れる事が多いが、最近はそれを逆手に取って走って追いかけてくるゾンビが出てくる事もある。

・魔法の存在しない現代を舞台にした作品では、何らかのウィルスに感染した人物や、寄生虫の影響でゾンビ化する作品が多い。


また、派生種族として、

・ほぼゾンビの性質を持った個体で、作品によっては強化個体としても扱われるリビングデッド

・中国の妖怪で、額に貼られた札に操られ、札が取れると動けなくなるキョンシー

・包帯がグルグルと巻かれた動く死体ミイラ、マミー

・完全に肉が落ちて骨だけになったスケルトン等が存在する。

・このうち、キョンシーはゾンビに近い部分が多くあったりするが、マミーやミイラ、スケルトンに関しては「死体」と「回復魔法は効果が無い」以外の共通事項が見られない事が多い。


2.ゾンビの来歴

原典はブードゥー教。

死体を蘇らせ、自分の命令通りに動く人形とする秘術である。


ブードゥー教のゾンビは怪物というよりは便利な道具、使い魔的な側面が強く、現在よく知られているゾンビは、映画ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(監督:ジョージ・A・ロメロ)の影響が大きい。


この作品のゾンビ(作中及び題名ではリビング・デッド、生ける屍と呼ばれている。)は、何らかの理由で大量の死者が蘇り、生きている人間を襲い、襲われた人間はゾンビとなる、となっており、現在よく知られているゾンビ像の殆どの要素が、この作品で出来上がったと言っても過言では無い。


この作品以降、様々な映画で「大量に出現して人間を襲い、襲われた人間が新たなゾンビとなる」形式のゾンビが現れた事で、ゾンビは「命令通りに動く人形」から「人外の怪物」へと変わって行ったのである。



以上でゾンビについての説明を終える。

一点、この文章に書いた内容はあくまでも現在のゾンビ像と、そのゾンビ像の由来を記載しているのみで、「これ以外はゾンビではない」とする物ではない事だけは覚えておいてもらいたい。

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