53幕目 殺人癖
私は夕夏ちゃんについて、風呂で聞いた。
雨宮「夕夏ちゃん、急なこと、申し訳ないのだが、Y社のことについて、話してくれない?」
夕夏「うん、Y社に入るまで、私は殺人鬼だったんだ、それで、Y社に拾われるまで3000人は殺した、誰かは命乞いをしていたし、ある人は応戦して死んでいった人もいた、そして、誰かを殺そうとしていたとき、警察に捕まって、牢獄に入れられていた、そして、死刑の時に、Y社に拾われたってわけだ」
雨宮「あなた、だから俊敏だったのね」
夕夏「そう、それで、Y社に入ったときに、こんなのを見たんだ」
雨宮「なになにー?」
夕夏「ちょ、近寄らないで」
雨宮「いいじゃないのー、だって、会社がおなじだからー」
夕夏「まぁ、いいです、それには、新世界プログラムが書かれていたんだ」
雨宮「不吉な匂いだねぇ」
夕夏「それに書いてあったのは
1 魂を集める
2 母なるイデオーン様に捧げる
3 世界を変える
と、書いてあったんだ、イデオーンの存在は知らないけど、やばい香りがした」
雨宮「イデオーン…破壊の神…」
夕夏「あいつら、破壊の神を呼び出そうとしてるんな、でも、なんであそこに閉じ込めてたのかな?」
雨宮「非効率だが、あそこで殺していたとか?」
夕夏「その線もあるんだが、一番考えられているのは、私が暴走してみんなを殺させようとしたのかな?」
雨宮「そうだな、そろそろのぼせるぞ、一緒にでよ」
夕夏「はい、後でセクハラで言いますよ」
雨宮「え?」
夕夏「嘘ですよって」
雨宮「言われたら、退任させられるのに、よかった」
と、いわれて、Y社の情報をまとめて、退社したが、どこかから目線を感じる。
雨宮「誰?」
????「お前こそ誰だ」
と、男の人が現れて、胸元にはD社のバッチがあった。
雨宮「あなた、D社の人だね」
????「お前は、Yか?」
雨宮「いや、Z社だ」
????「ああ、すまない、スーツを着ていて、見間違えた、すまない、代わりに名前を言ってやる、ルイスだ」
雨宮「私は雨宮」
ルイス「では、さよなら」
雨宮「さいなら」
と、嵐のような人だが、Y社を狙ってるのは同じらしいな。
そして一日後
私は書物整理をしていたところ、あるアナウンスが来た。
アナウンス「えーえー、雨宮さん、至急、応接室に来てください」
私は応接室に行くと…。
ルイス「よう、ここの管理者なんだな」
雨宮「どうしてここに」
ルイス「まぁまぁ、いいじゃないか、で、何をしに来たと思う?」
雨宮「いや、わからない」
ルイス「そうだな、急に来たし、わかんないよな」
雨宮「そうだよ!」
ルイス「ほんと、申し訳ないのだが、Y社の目的についてしらないか?」
雨宮「知っているが」
ルイス「それを私に教えてくれ、その代わり、こっちからも教える」
雨宮「まず、奴らの目的は新世界を作ること」
ルイス「それだったら、社内にしとけっていう話だな」
雨宮「その名前は、イデオーンだ」
ルイス「破壊神か、やべぇな」
雨宮「その召喚条件だが、1 魂を集める2 母なるイデオーン様に捧げる3 世界を変えるらしいんだ」
ルイス「おう、それで?」
雨宮「それだけの情報しか掴んでいない」
ルイス「それだったら、こっちのターン、C社は人工人間を生み出しているらしい、そして、必要な時に貸し出すらしい」
雨宮「貸し出す…で、その種は?」
ルイス「レイボらしい」
雨宮「レイボ…なんか聞いたことがある」
ルイス「これで、以上かな?」
雨宮「ああ、ありがと、今日は」
ルイス「困ったときは言えよ」
と、会話を終えた…。




