表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/6

プロローグ

 (私はどこへ行くんだろう?)

 満天の星空の下、久子は星を見上げ、光を手にしようとした。

 久子の手には、父からの贈り物の七色の数珠がある。

 死にかけた昔、父が仏様に祈り、救ってくれた数珠だ。

 高価なものなので、七つしかない。そのうち、三つの色が消えている。

 一つは、幼い頃のひき逃げ事故。

 二つ目は義母の井戸水折檻。三つ目は義妹の短刀。

 仁爾色の玉は、透明になり、色が消えた。誰に言っても信じない。前からそいう色だったと言う。でも、数珠が本当に、久子の命を守っているのだと思う。

(仏様のおかげで、生きていられるのだ)

 父は善行を積んだ。大勢の人を救った。

 けれど、仏様には何を願うことはなく、ただ一人娘の久子が死んだ時、仏さまに頼んだ。そのおかげか、三度、久子は生き返ることが出来た。

 宝珠のおかげかもしれない。もしかしたら、違うかもしれない。でも、久子は生きている。それは、やはり、この玉のおかげと思う。

 しかし、日に日に、義母の仕打ちは過酷になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ