第十二話 新たな援軍!?
「はっちゃん、ICカードとか持ってるの?」
「いえ、券売機で桃園まで買います」
券売機の前に立って操作、しようと思っても伸びた手が動かない。どうしても不安になって意識が後ろに向いちゃう。
静かな駅、バスも来てない、人の声よりも鳥の声の方が多く聞こえる今は耳を澄ますだけで先生達の会話が後ろから聞くことができる。
「ギャルの姉妹ってこの町じゃ珍しいですよね。あの子の背丈は鬼灯に似てますけど雰囲気全然違いますよ、靴と鞄も園を出たときと違いますし」
「だよな、里帰り姉妹って所だろう。流石に寝不足で判断力が鈍ってたかもしれないな……どこか民宿の方にも聞いてみるか?」
「僕はここで見張りを続けます」
警戒が緩んでる……もう大丈夫そう。緊張が抜けてふにゃってしてくる。
後は焦らず切符を買うだけ。こうやって切符を買うのも初めてだけど頭の中でシミュレーション済み! え~と「きっぷ」を選んで……次は値段。桃園までは……そうだ、お金を入れないと──!
バリバリバリバリ──!
「エッ?」
「ん──?」
「お──?」
「千円入れて──」
「あっぶないっ!?」
「えっ!?」
サイフからお金を出そうとした瞬間に驚いた顔のお姉さんに腕を引っ張られた──え? なんで先生がこっちに来てるの? それにあの目、完全にわたしだって判断してる。どうして気付かれたの!?
「……そのサイフ!? やはりキミは鬼灯八か!?」
「まさかめぶき園が子供達に渡してるサイフがバリバリサイフだとはウチも気付けなかったよ」
「えっ? えっ? どういうこと……!?」
先生達もまさかみたいな顔でわたし達を見てる、特に視線が集中しているのはわたしの手にあるサイフ──お姉さんもそれを見てる。
サイフが原因でわかったの!? サイフって皆こういうのじゃないの!?
もしかしなくても、サイフを開く時になったバリバリ音でわたしの正体がバレちゃったってこと!?
「全員平等に支給したサイフがまさかこんな形で役に立つなんて思いもしませんでしたよ」
「なるほど、変装させて正面突破だったのか──リスクもあるが成功した際のリターンは測り知れない。しかし、まさかこんな一般人が刺客だったとは……」
「委員会の諜報員が町に潜んでいるとは気付いていたがまさか女で学生だとは気付けませんでしたよ、エリートということですかね?」
「冷静に思い出せばこの子は、一度めぶき園に来ている。なるほど、大胆不敵とはまさにこのこと!」
何か納得した綺麗にはまったように頷いてる。
その中で「委員会」「諜報員」なんて聞きなれない言葉も聞こえてきた。
「さて、鬼灯さん。大人しく帰りますよ家出はお終いです」
「嫌です帰りません! わたしはお母さんに会いにいくと決めました! 一番の成績取れるぐらいがんばったのに許可してくれない園長先生が悪い!」
絶対に嫌だって気持ちで言い切った。
ここで掴まったらもう二度とチャンスは来ない! でも、どこに逃げよう……駅の中に入るのは危険だ──まだ電車も来てないし駅員さんも味方につけられたらどうしようも無い。最初に計画していた通り西種の方へ……でも、それだとずっと追いかけてくる。暴力で倒したらお姉さんにも迷惑がかかる。そもそも倒せないけど──
「ウチの持論なんですけどね。子供にとってどうしても知らないといけないことってあると思うんだよね。はっちゃんにとっては今お母さんに会うこと。ウチも付いて行くし終わったらちゃんとお返しするから見逃して!」
「そうやって上手く誑かしたということか……」
「何勘違いしているか知らないがお前も捕獲対象だ」
お姉さんがおねだりするようなカワイイ顔でお願いするけど先生達には効果無しみたいで怖い顔で徐々に迫ってくる。
でも、どうして捕まえるのはわたしだけじゃないの?
「ひょえっ!? 何でウチまで!? ウチまで捕まえるってことはめぶき園って実はヤババな場所だったりするの!?」
「お姉さんは関係無いです! わたしのワガママに付き合ってくれただけです」
「それは尋問すればわかることだ! 何を隠しているかわからんからなぁ」
「救援も送った。増援もこっちに向かって来ている! 妙なことは考えないことだな! 余計なケガが増えることになるぞ」
どうしよう、どうしよう……!? 聞く耳持たない様子で先生達はなんだか思った以上に殺気だってる。
それに何かを勘違いしてる。さっきも言ってた委員会って何?
お姉さんを完璧に巻き込んじゃった! どうにかして逃げないと……! どこに、どうやって? せめてトイがあったら時間を稼げるのに──
後ろのにも気配──!? まさか増援──? 速いって!?
「──すまないが、これってどんな状況なんだ……? 撮影──の割りには撮影機器も無いし人がいない。殺気だった大人二名が未成年を拉致しようとしている……でいいのか?」
誰!? え、大人のお兄さん!?
「誰だ!? 邪魔するようなら──!」
「落ち着け一般人だ! このエリアなら通報されたって問題無いが余計な荒事で目立つのはマズイ──! ふぅ、いやいや勘違いさせてすまないね。私達はめぶき園の職員。家出した少女を昨晩から探していたんだ。それをそこの女の子が攫おうとしていたから助けに来たという訳だ。殺気立つの当然だろう?」
「嘘だよ!」
「全部が全部嘘じゃないから余計に性質が悪いっしょ」
先生達にとってもお兄さんの乱入は歓迎してないみたいで、追い払いたがってる。
お兄さんがどっちを信じるか、それで変わってくる。
挟まれた状態、逃げ場が無い。
「なるほど……そうとも取れますが──一番最悪なのはあなた達が犯罪者で二人を拉致しようとしていること、このギャルさんが本当に誘拐犯ならここまで信頼している態度を女の子は見せないはずだ。何よりあんた達に対して怖がってる表情見せてるんだ」
「いいこと言うねオニーサン!」
バッサリお兄さんは先生達の方が悪いと言い切ってくれた。良かったぁ──
ここぞとばかりにお姉さんはわたしの手を引いてお兄さんの後ろに移動する。
「だとしてもどうする? 助けられるか? ポッとでの一般人がヒーロー気取っても鍛えた人間に二人に勝てるか!?」
「ただのケンカなら勝てないだろうな。でも──!」
挑発するような口調の先生達に対してお兄さんは弱気な言葉。だけど、事実確認をしているだけで余裕も感じられた。
その余裕の正体──お兄さんが背中から取り出したのは回転式銃──先生達はギョッと驚くしわたしもお姉さんも本当に驚いた。
何で銃器を持っているの? って思ったけど銃に描かれている馬の絵と見慣れた光沢感ですぐに気付いた。
これは本物じゃないトイだって。それもスレイプニル!
殺傷能力は無いし、痛いかもしれないけどケガさせて動きを止めることなんてできない。一体何をするつもりなんだろう?
ただの脅しにしても先生達が気付けないわけがない。
「コレがありなら結果はわからない──」
「トイだ! 腕で防げばどうってことない!」
「痛い目みせたる!」
やっぱりだ!? 当たっても問題ないって気持ちで近づいてくる、これじゃあもう意味が無い!
急いで離れようと焦った──でも、種がバレているのに、お兄さんは凄い冷静で時が止まってるみたいに銃身にブレが無い。
引き金を引いた手がゆっくりと目に記録されてく。
「なっ!? ──うぉ、痛った!?」
先生がこっちに走り出そうとするその瞬間──発射音が鳴り響く。その弾道をわたしは見ていた。UCIの弾丸が前に伸びようとする左足の中心を綺麗に直撃した。
バランスを崩した先生は完全に虚を疲れたのか転がるようにこけるしかできなかった。
……凄い! 完全に完璧に当てられるとわかった上で威力を把握してないとこんなことできない──一発、それにたった一発しか使ってない! プロのワープリ選手だったりするのかな?
「バトルフィールド以外で人に向けて撃つのは犯罪だぞ!」
「犯罪行為をしようとしていた人間がよく言う!」
「逃げるよはっちゃん! オニーサンも!」
「は、はい!」
「おう!」
思わず見惚れちゃったけど今は逃げるのが先決!
もう一人の先生も巻き込まれるように倒れて足が止まってる。この隙に負け惜しな言葉を背中に受けながらわたし達は一気に走り出す。こんな突拍子もない出来事なのにお兄さんも付いて来てくれてる。
「このままウチに付いて来て! この辺は完全に庭だから!」
お姉さんの迷いの無い足取りで一度も足が止まることなく進んでく。それに足も結構速い! ギャルって運動もできるんだ。こういうことも予期して動きやすいオシャレなスニーカーにしてたんだ!
右へ左へ、お店や家の隙間の道を縫うように進んで行く。撒けてるとは思うけどこのままだと建物とか無い方に出ちゃう! そしたらいくら距離を取っても──
「ここを降りるっしょ!」
「え!? 水路!? あ、枯れてる」
お姉さんが示したのは水が無くて枯れてる用水路。それに大人も普通に通れるような暗渠もある。確かにすぐには見つからなさそうだけど、この選択肢がすぐに浮かんだってことは……お姉さんここで遊んだことあるね!
「とんだ逃走劇の始まりだな!」
「映画みたいっしょ?」
お姉さんが飛び降りて、綺麗に着地。
お兄さんは近くに梯子を見つけてそれで降りる。わたしも梯子使うけど下まで届いてなかったからお姉さんに受け止めてもらって何とか降りられた。
こんなところ入っちゃいけないんじゃ……! でも少しワクワクするわたしもいちゃって、身を隠すのが最優先っていう大義名分で入っていった。
影に入ると全身が闇に溶けるような心地良さでホッと一安心できた。
深い影と夏の日差しの境界、パッと見ただけじゃきっとわからない。
「さて、思わず助けることになったけど……俺の判断は間違って無いよな?」
「う~ん、多分あってるっしょ? あの人達がめぶき園の職員さん達なのは本当のことだけどね」
「マジか……というかそのめぶき園ってなんなんだ? この辺りについては全然詳しくないんだ」
「めぶき園は児童養護施設です。わたしはそこでお世話になってます」
「…………向こうの行動が間違っていないのでは?」
お兄さんがビックリした後訝しげな視線を向けてきてる!?
「で、でも様子がおかしかったのも事実です! わたしがお母さんに会うために施設を家出したんですけど、捕まえ方が尋常じゃないというか、何をしてもっていう殺気みたいなのがありました──」
どうしてこういうことになっているのか細かく話しているとお兄さんはうんうんと頷きながら聞いてくれて表情に鋭さが抜けていきました。
「なるほどな……一応納得はした。母の真実を探る為に家出したということだ」
「そうなんです!」
「オニーサンもわかってくれたようでなりよりっしょ! 味方になってくれたみたいだし自己紹介ターイム! ウチは金田麗香。花の女子高生レイレイでもレイぴょんでもOKだよ!」
「わたしは鬼灯八です! 9歳です!」
お兄さんはわたし達の勢いに押されて複雑な顔してる。すこし経ってから小さな溜息を一つ吐くと──
「俺は鉢谷達也。大学生をやってる」
「おお、同じはっちゃんだ。ところでなんでこんな田舎町に来たん? 親戚とかおったん?」
「……UCI構築士の合宿だ。ちょうど向かう途中でコレに巻き込まれたってことだ」
「おおぅ……確か合宿所ってあの廃校を改造したところっしょ。たまに利用する人達見かけるけど死にそうな顔して降りてくるの見かけてるわ」
「ごめんなさい……今から向かってください!」
流石に用事がある人にご迷惑をかけるわけにはいかない。あのトイの腕前、凄い頼りになると思ったけど、これは完全にわたしの都合。申し訳ない気持ちで一杯になる。
でも、お兄さんの足はこの影から動かない。
「そう言いたいのは山々だが、ここで二人を無視して合宿に参加してもずっと頭の中でどうなったのか気になり続けて集中できないと思う。何より、俺は将来君達みたいな年代の子を指導する立場になる! だからここで見捨てるような真似をしたら将来の俺が後悔する。恥じない俺で夢を叶える。だから安全が確認できるまでは力を貸すことにした」
「おおっ! イケてんねーオニーサン!」
「本当にいいんですか?」
「これが俺にとって一番の道だ……!」
大人の男の人のことはよくわからないけどこの表情は……男気? それとも強がってる?
でも、良い人だってわかる。指導するってことは先生か何かを目指してるのかな? 見ず知らずのわたし達に力をかしてくれるんだからきっと良い先生になれると思う。
「そいえばさ先生達の委員会ってセリフがあったけどどういうこと? ウチが入ってる委員会って文化祭実行委員なんだけど?」
「流石に関係ないだろうな……」
わたしが疑問を覚えたみたいにお姉さんも気になってたみたい。強調しているみたいに言ってたから余計だ。
委員会……ってことは何かの組織。そんな言葉がどうして出てきたんだろう? わたしはただの家出なのに……もしかして昨日の状況を利用したことが関係してる?
毎日やってる訓練がお休みするような事態で訓練場への入り口も隠されてた。
あの人達はチラっとしか見ることはできなかったけど只者じゃない雰囲気を出してた。
あの人達には訓練場を見られたくなかった?
わたしは訓練生。
先生達の反応からして、委員会はわたしを手に入れる理由がある?
先生達は訓練場を知られたくなかった、委員会は訓練場を知りたかった? なんで? 知っているわたしを捕まえたかった? 捕まることを恐れてた? 家出したことを委員会の人も知ってるってこと?
情報が足りないや……でも、お姉さん達には教えておかないと。
「多分、委員会って言うのは昨日めぶき園に来ていた人達だと思います。お姉さんはどういう訳かその人達の仲間だと思われました」
「な~る、って──何委員会かわかんないと安心できないっしょ!? ギャルがヤババな委員会に属してるとか道を外れすぎっしょ」
あわわ──! 余計に混乱させちゃったなんとかしないと……!
「えっと、これから話すことは他言無用でお願いします。わたしにはわからないことでもお姉さん達ならわかるかもしれないことを話します。めぶき園では外の情報がどこか削られていたので。疎い所も多いんです!」
安心させることができるなら──もう全部話しちゃえ!
「いいの? 大事なことなんじゃないの?」
「いいんです。今話しておいた方がいいいと思うんです」
何にもわからないまま動くよりも何かきっかけになる情報があった方がいい。
「ふぅ──わたし……ワープリを凄い沢山しているんです先生達は訓練という名で本当に毎日朝から晩まで普通の勉強もしながら」
「何? ワープリを訓練?」
「ワープリ」の言葉に反応してお兄さんの表情が何だかすごい真剣になって食いついてきた。
「はい、それでこの訓練していることは外部の人間には秘密だって言っていたんです。言って良いのはワープリを授業の一環でやってる程度だって。それで昨日はどういう訳か毎日やっていた訓練がお休みだったんです。設備の故障じゃなくて、特に理由も教えてもらえず。でも、お客さんが来るからお休みにしたのはなんとなくわかったんです」
「そのお客さんがナゾノ委員会? めぶき園は訓練してることをバレたくなかったから休みにした……弱点ってこと??」
「安直だがワープリと委員会が結びつくのはWWP委員会しかない。いやでも──何で訓練していることがバレたく無いんだ? クラブチームによってはそれぐらいガチでやってるところもあるだろうに。養護施設だからNG? いや、理由としては弱すぎるな」
「だぶりゅーだぶりゅーぴー委員会? それと勘違いされてたってことなん? それってなんなん?」
「世界ワープリテンド委員会。ワープリを公平公正に行わせるために日夜紛争している立派な委員会だ。これだけ覚えとけば大丈夫だ」
お兄さんが確信を持ったような表情で教えてくれる。
WWP委員会……聞いたことないな。そんな人達がどうしてめぶき園に?
「こーせーこーへーねぇ。う~ん……はっちゃんってさ、毎日やってたんだよね?」
「はい、普通の勉強もありますけど一日の半分近くはワープリです」
「お母さんに会うにはもっと頑張らなきゃみたいなこと言われてなかった?」
「言われました」
「じゃあさ、他の皆はどんな感じなん? その、成績が悪かったりしたらなんかされたりするん?」
「ワープリを強くなるために必死で色々頑張ってます。試合の結果がふるわなくても怒られませんよ。ただ、基礎能力が規定値に達してない子は身体作りで厳しいことをされることはあります。沢山食事して身体作ったり、運動量多くされたりで、吐く子もいたかな?」
わたしがお姉さんの質問に答えていくと、二人は口元に手を当てて考え込んでる。そんなおかしなことをわたしは言っているのかな?
「相当過酷だな……八さんぐらいの年代の子でそれは……虐待に近いんじゃないか?」
「こういう言い方って良くないかもしれないけどさ……児童擁護施設ってさ多分子供にとっては最後の砦だと思うんだよね。もしも、もしもさワープリを強要されたりしたらさ断れないんじゃないかな?」
「確かに理屈は通るかもだが──待ってくれ。なんでワープリなんだ? 健全なスポーツゲームだぞ? 幼少期から肉体改造施すスポーツじゃないぞ?」
「それはウチにもわかんないっしょ!? でもガチならそんくらいしてもおかしくないんじゃない!?」
お姉さん達はわたし達が無理矢理やらされてるように聞こえたってこと?
「お、落ち着いてください。確かにわたしはお母さんの援助が理由にありますけど嫌々やってませんし、他の皆も無理矢理じゃないですよ。なにより──ワープリが上手だったら社会でも生活しやすいんですよね? 将来の為の準備だって先生達は言ってました!」
わたしは大丈夫だと伝えているはずなのに二人の表情は何だか悲しそうにわたしを見つめている。
「確かにワープリが上手だと人から尊敬の目で見られることもある。でも、それに拘るようなことはあっちゃいけないんだ……それが全てだと思うことはあっちゃいけない」
昔実際にあったような確かな言葉──それに後悔してるような気持ちが伝わってくる。お兄さんはワープリで何かあったのかな?
「……多分これがWWP委員会の人達がやってきた理由っしょ。ウチはギャルマインドで普通とはズレてるけどはっちゃんの環境にはハテナがでるっしょ」
「ある意味洗脳教育。健全な教育の一助になっていない。気付いて事実確認にやってきたってことなのかもな」
「わたしってそんな状態になってるのかな……?」
「いやいや正直はっちゃんは健全に育ってると思うよ。でも、この町に住んでる皆があそこはワープリを凄いやってるって知らないんだよ? 徹底的に隠してまでワープリを長時間やってるのは怪しいっしょ……」
「話を聞く限り部外者の俺でもめぶき園は怪しい。疑われる理由があるのもわかる。とにかく初志貫徹、お母さんがいる桃園に向かえば八さんの家出は終了。レイさんの委員会疑惑もどうでもよくなる。一夏の逃亡劇をやりきろうこれを逃したらもう二度と出られない怖さがあるからな」
こんな簡単に済むのかな? と思うけど、お母さんに会いに行くために家出した。お姉さんも捕まえようとしていた理由がわからない不安もあるけど。
とにかく西種ヶ崎方面へと向かうことにしました。
薄闇に包まれた水路の先をスクホの光で照らしてもらいながら進んで行く。
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