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第0話異世界転移

「やあ少年少女よ、またあったね。これから始まるは一人の男が異世界転移に遭い、自分の物語を紡ぐ物語。さあ楽しんでご覧あれ。

 時は2067年、世界は能力で溢れていた。50年前、2017年にある少女が、世界で初めて能力を手にした。そして公安はその事象に対抗するために二人目の能力者を公安に招き入れた。結果、二人の少女と男の子は、命を落とした。しかし三ヶ月後、三人目の能力者が現れる。それを境に、能力者は指数関数的に数を伸ばしていき、現在世界の能力者人口は、六割に達した。そんな世界で橘薫は無能力者だった。

 この世界は狂ってるそう薫は思っていた。そして現在授業中、薫は居眠りをしていた。

「おい橘起きろ。」そういった途端薫は体をビクッとさせた。「おい大丈夫か。お前もう高3だぞ。進学も

真剣に考えるなら寝てんじゃねーぞ。」薫は不満そうに、「はい。」と答える。

 そうするとクラスメイトが「無能力者のくせに寝てんじゃねーよ」と自分の手から火を出しながら、喋ってくる。そうすると薫はすみませんと頭を下げなら、心のなかでは怒りを蓄積させていた。

 放課後になり、薫が一人コンビニにいると、急激な立ち眩みがし薫は、これ死ぬと思いながら気絶するのであった。

 薫は何故かクッションのようなもので頭を包まれている。なんでと思いながら起き上がると、まさに聖職者と思う格好をした高校生くらいの少女が座っていた。彼女が薫が起きたのを理解すると同時に、すぐに立ち、

 「はじめまして。私があなたを召喚した。ノア・ペングルスと申します。」

「俺はなぜこんなところに。」と薫がいうとノアが喋り始めた。

「あなたを召喚した理由それは、この世界には魔王がいるから。勇者は魔王に敗れた。敗れたと言っても彼は第一魔王審問官に敗れたんだけどね。王はこれを機密事項にした。あなたはなくなった勇者の代わりに魔王を殺してほしい。」

「なぜ勇者は負けた。」「彼は現代最強だった。人類の最終突破ライン、冠された名は果てぬフェニックス」「そうか。魔王を倒すことができたなら、俺は元の世界に帰れるのか。」彼女は言うのをためらっている。しかし薫は問わなければならなかった。「どんな真実でもいい。教えてくれ。」

 彼女はもう隠し通すのは無理だと悟って薫に教えた。「じゃあ教えるわ。多分あなたは帰れない。」「そうか。」「けどまだ可能性はある。」「お前は無理だといっただろ。」

 「私達があなたを呼べたのは、ここに偶然世界の亀裂が入ったから、またどこかにできるかもしれない。」

ノアは無理に笑ってそう喋った。薫の心にも少しの余裕ができた。


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