神外と絶望の黒い空
スイマセン!!大変遅くなってしまいました!!
テストが終わり、書こうと思えばデータが消え、さらにそこへ用事が入り………気付けばこんなに伸びてしまいました…………
翌日、宿で疲れをとった俺達は、迷宮の第十二階層からまた攻略を始めた。
迷宮が発見された当初は、また一から始めなきゃいけなかったらしいが、100年ほど前に《転移石》というものを帝国の学者が発明。以来、世界各地で使われるようになったとか。
と言っても、歩いて帰らなければいけないので帰りはしんどいけどな……………
「今日も昨日と同じ配置で行くの?アッキー?」
穂乃香が聞いてきたので、全員に言い聞かせるように伝えた。
「ああ、敵も強くなって来るだろうから、俺の出番は少なくなるだろうけど、トラブルでもない限り基本は同じだぞ。」
「りょ~か~い!」
「それじゃあ、第四班。他の班に負けないよう頑張ろう!!」
「「「「「「了解!」」」」」」
「グギャ!?ギャァァァ!!」
「………よし、これで全部だろう。暁久!終わったぞ!」
剛鬼がゴブリンナイトにトドメをさすとそう言った。
「見たところ……敵はいなさそうね。」
「そうだな………にしても、やっぱり強くなってきてるな。」
そう俺が言った言葉をみんなも感じているらしく、ゆっくりと頷いていた。
「……さっきはゴブリン二体と、ゴブリンナイトが一体。そして今のはゴブリンナイトが五体………」
「数も多くなっているね。」
雫や霧夜が言った通り、奥に行けば行くほど数が増えてくるのが問題だった。難しくなるにつれ、クラスメイト達も気を引き締めたようだ。
……………あるグループ以外、だが。
「ハハハハハハ!どうだい?みんな!これが僕の、勇者の力さ!」
『やっぱり流石ね!天樹君!』
『ああ、天樹に勝てるやつなんていないんじゃないか?』
そう、天樹達のグループである。取り巻き達は戦わずに、全部天樹が倒している。これでは訓練の意味がない。
一応、騎士団の人達に注意されて一人ずつ倒していたが、そのときも連携はボロボロ。結局、天樹が倒すこととなった。………おかしい。これは連携の訓練のはずなのだが……………………
「まったく、アイツらは………」
「馬鹿達は気にしないで、疲れたからおんぶして~ダーリン~」
「おい……俺も疲れているんだから離れろ………」
「えぇーイヤだー」
呆れている剛鬼におんぶをねだる薙林さんを見たクラスメイト達はと言うと、
『野郎………お前達、用意はいいな?』
『ああ、任せろ!』
『あのリア充をぶん殴ってやるぜ!なあ!相棒!!』
『ウン!コロスヨ!アノク〇ヤロウヲ、アトカタモナク、イキテキタコトヲコウカイサセテヤルヨ!アハ!アハハハ!アハハハハハ!!』
『……………ヤベェ奴を覚醒させてしまったようだ………』
おおぅ…………カオスな状況になっているな。そして、なんだあれ………近くにいた魔物も怯えてるぞ………
「………寒気がしてきたんだが。」
「大丈夫?」
「あ、ああ、俺に異常は特にn『『天誅!!!』』ウオォォ!!あぶねぇ!!」
剛鬼に非リア充達が斬りかかっていたが、放っておくとしよう。
そんな俺達に突然、取り巻きの内の一人が大きな声を出して呼んだ。
『おーい!!みんな!こっちに来てくれ!!』
どうしたのか?そう思った俺達は騎士団を含めて、みんな近づいていった。
『これだよ!これ!』
そう言って叫ぶ取り巻きが指差す方を見るとそこには大きな宝石があった。丸くて赤い、綺麗な宝石だった。
『これは…………』
『我々でも見たことがない。』
騎士団の人達も初めて見るものらしく、見惚れたように見ていた。
「……うん?どこかで、見たことがあるような…………」
唯一、騎士団長は首を捻っていたが、他の人は知らない様子だった。
そんなとき、最初に見つけた取り巻きが宝石に近づいていった。
『お、おい!大丈夫なのか!』
『大丈夫!大丈夫!今日の俺の戦利品はこれに決めたぜ!』
笑いながら宝石を取ろうと手を伸ばしたとき、
「あれは…………まさか!おい!それに触るな!!」
『へ?』
もう、遅かった。騎士団長が叫んだときにはすでに取り巻きが宝石を持っていた。
すると、
『ピキッ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!』
目の前の壁にヒビが入ったかと思うと、迷宮全体が揺れ出した。
『な、なんだ!?』
『おい!見ろ!ヒビが広がって………うわぁ!』
『キャァァ!吸い込まれる!!』
ヒビが広がったかと思うと、この場にいる全員がヒビの中に吸い込まれた。
「クッ!……………………ここはどこだ?」
周りを見るとクラスメイトや騎士が転がっている。気絶はしていないようで、騎士団長はすでに立ち上がり、状況を確認していた。
「まさか、だとしたら………」
騎士団長が振り向くと、その先には光の裂け目があった。おそらく、そこから俺達は出て来たのだろう。
「お前達!速くあの裂け目に入れ!俺の予想が正しければここは………!」
そう言った騎士団長の叫びを掻き消すような爆音が、いや、声が聞こえた。
『グルオオオオオオオオオ!!!!!!』
『『『!!??』』』
「……………………なによ、あれ………」
委員長の、絞り出すような言葉が今のみんなの気持ちと一致していた。
声が聞こえた方を見上げると、そこには、大きな翼に、艶やかで硬そうな鱗、鋭く尖った牙がある生物、《竜》がいた。
それも一匹ではない。百、千、一万、十万と、空が覆い尽くされ、黒い空になるほどの竜達がそこにはいた。
ようやく物語が進みそうです………
必ずしも決まった時間に投稿できませんが、これからも完結するまで読み続けてくれると嬉しいです!\(^o^)/




