第36話「土曜日~4~」
【土曜日~4~】
「うっひょー!!!」
「一平、女子がいるからってテンション上げない」
まったく、一平は女子がいると
めやくちゃテンション上げないでほしい・・・・・
「おぃ、丈翔。俺達はどうしたらいい?」
「あっ、幸平。そうだな幸平と一平は上で見てて」
「やだ!!一平と二人なんて嫌だ!!」
「こ、幸平・・・・」
うん。幸平の気持ちはすっごくわかる・・・・
「りゅうちゃんと悠河は俺についてきて」
「「無視っ!!!」」
なんでだろう?
今は、丈翔がまともな人に見える・・・・
「んじゃ、二人とも俺についてこーい!!!」
前言撤回
やっぱり、丈翔はバカでした・・・・
なんで、そんなにテンションが高いんだろう?
「た、丈翔・・・・俺を見捨てないで・・・・・」
「よしっ!行こぉぉぉぉ!!!」
「「お、おぉー・・・・・・」」
幸平の訴えを完全に無視する丈翔についていき
俺達は部員の人たちに会った。
「こちらが三年で男子部長の福永裕士先輩」
「よろしく」
なんかゴツイな・・・・
「こちらが男子副部長の・・・・」
「安井浩太。三年だ。よろしく」
優しそうな人だな。
「僕は二年の霜月司」
眼鏡が似合いすぎだ・・・・・
「こっちが三年で女子部長の如月めい(きさらぎめい)。よろしくね」
なんか、人なつっこい感じだな。
「私は三年でぇ、女子副部長の野々原弥生。よろしくぅ」
な、なんか色々とデカい・・・・
「ウチは二年で椎名葉月。葉月でえぇよ」
面白そうだ。
「さて、今度は君たちの番だ」
福永部長の声ってすごく聞きやすいな。
「俺は二年の工藤悠河です」
あっ、工藤の奴さきに自己紹介しやがって・・・・
「へぇ~、工藤君ってカッコイイねぇ」
「弥生、変なこと言わないの」
「ごめんなさぁ~い」
野々原先輩が変なことを言うと
如月先輩が止める。
「そっちの、ちっちゃい子は?」
ち、ちっちゃい・・・・・・
「お、俺は白川流一です」
初対面の人にちっちゃいって言われた・・・・
「一年生?」
「に、二年です」
『『『・・・・・』』』
頼むからみんな固まらないで!!
「そ、そうか。お前は瞬発力がありそうだな」
や、安井先輩ってなんていい人なんだ。
「こんなに可愛い子が二年にいたなんて・・・・・」
「葉月ちゃんも知らなかったのぉ?」
「はい」
なんだ?この二人はすっごく危険な気がする・・・・
「二人とも本人の前でそんなこと言わない」
「「はーい」」
如月先輩には素直なんだ。
「僕の情報によると身長は151㎝で体重は・・・・」
「なんで知ってるの!?」
し、霜月って危ない奴じゃん!!
なんで、人の身長まで知ってるんだよ!!
「司は俺よりも個人情報に詳しいんだよ」
丈翔よりすごいってストーカーレベルじゃねぇのか?
「ちなみに、好きな食べ物はゼリー」
「なんか子供みたいで可愛いねぇ」
の、野々原先輩・・・・酷くないッスか?
この歳で子供みたいって・・・・
ってか、なんで俺の好きな食べ物知ってるんだよ!!
「司ちゃん、流一君が困ってるよ」
安井先輩ってめちゃくちゃいい人じゃん!!
「話しを戻そう。二人はバドの経験ある?」
「「あります」」
「んじゃ、即戦力だね」
福永部長が無理矢理話しを変えて
まともな話しに戻った。
「とりあえず、二人とも今日からバドミントン部だ」
「「はい」」
「メニューは安井から聞いてくれ。安井よろしく」
「ラジャー!ってことで、二人とも体育館を全力で一週走ってきて」
「「はい」」
いきなり、全力で走るのはキツイな・・・・
まぁ、工藤には負けないけどね!
「位置について・・・・・よーい・・・・・ドンッ!!!」
「「ダッ!・・・・・・・」
俺と工藤は安井先輩の掛け声で走り出した・・・・
「二人ともお疲れぇ」
「ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・」
「二人とも速いわね」
「ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・」
つ、疲れたぁ~
工藤も辛そうな顔してんな。
「二人とも今度はコートに入って」
「「は、はい」」
もうちょっと休憩したいけど・・・・・
安井先輩の目が恐いよ・・・・・
「一分間、一人ずつ俺がシャトルを打つから素手で取ってね」
安井先輩って鬼みたい・・・・
「最初は工藤から!!」
「はい!!」
福永部長に呼ばれ工藤がコートに入った
「ちなみに、取れた数が少ない人はもう一回体育館を走ってもらうよ」
な、なにぃぃぃぃぃ!!!
あれをもう一回やるのか!?
これは絶対に負けられなくなったぞ!!
「いくよ」
安井先輩の掛け声で始まった。
「そこまで!!」
福永部長が終わりを告げ
丈翔と霜月が取ったシャトルの数を安井先輩に伝えた。
「工藤君は32個」
「次は白川だ!!」
「はい!!」
工藤は32個か・・・・
負けないっ!!!
「いくよ」
俺は必死でシャトルを追いかけた・・・・・
「そこまで!」
福永部長の声が体育館に響き丈翔達が数を伝える。
「流一君・・・・・32個」
「「同じ」」
こういう場合ってどうするんだ?
もしかして二人とも走らなくていいのかな?
「丈翔、霜月コートに入って」
「「はい」」
安井先輩が丈翔達を呼んだ。
なんだろう?
「これから、二年生同士で試合をしてもらうよ」
「「はい」」
マジかよ・・・・
久しぶりにラケット握るのに勝てるのか?
「工藤、どうする?」
「まぁ、様子見だ」
工藤も慎重だ・・・・
負けたくないけど
勝てる自信がない・・・・・
「おっしゃぁぁぁぁ!!」
「よしっ!」
負けた・・・・・
なんか悔しい・・・・
「工藤」
「あぁ」
俺達は先輩にアドバイスをもらおうと
部長のところにいった。
すっかり、スポーツマンになってしまった・・・・・
「なぁ、一平。俺達は空気だったな」
「幸平、それを言ったら終わりだ・・・・」




