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第34話「土曜日~2~」

【土曜日~2~】


俺は、しげちゃんに呼び出され

保健室に行った。


そこにいたのは・・・・


『美希』、『美咲』、『結香』、『夏海』だった。


俺はその四人の前に座り

なんだか、取調のような感じになった。



「んじゃ、お兄ちゃん。率直に聞くよ」


「う、うん」



いったい、どんな事を聞かれるんだろう?

俺がドキドキしていると結香はあまりにも変なことを聞いてきた。



「お兄ちゃん、好きな人誰?」


「えぇぇぇぇ!!!」



なに、この質問!?


なんで、俺がこんな大勢の前で好きな人を言わないといけないの!!



「りゅう、答えて」



なんか今日の美希は少しばかり怖いな・・・・



「流一、さっさと言う」



美咲なんかグーでかまえてるし・・・・


これは、言わないと地獄が見えるきがする。



「えっと、好きな人なんていないけど・・・・」



俺は賭で曖昧な返事をした。


まぁ、これが事実だ。


この中で一番彼女にしたい人と聞かれれば

美希と答えるだろう・・・・・たぶん・・・・・


とにかく、今は俺に好きな人なんていないわけだ。


これで、この四人も俺を解放してくれるだろう。



「じゃぁ、質問を変えるね」


「えっ?」



まだ、質問されるの?



「この中で一番彼女にしたい人は?」



きたぁぁぁぁぁぁ!!


俺が一番されたくない質問きたぁぁぁ!!


美希なんて答えたら他の人に殴られて

答えなかったらみんなに殴られる。


美希の戦力なんてたいしたこと無いから

実質、同じようなものだ。


もう、嫌だ・・・・逃げたい・・・・・



「答えたら殴らないから」



み、美咲さん、それは答えなかったら殴るということでしょうか?


嫌だよ!!俺、この状況に堪えられないよ!!








誰か助けてぇぇぇぇぇ!!

もう、誰でもいいから保健室に入ってきてぇぇぇぇ!!!






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