表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンカフェの美少女冒険者は本物の縄文戦士だった!  作者: 浜乃海人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/38

第29話 ときそら病院

「ここは、、。」

「起きたか、ここはときそら病院。

昨日の晩、お前さん、町中で気を失ってここに運ばれてきた。」


「昨日、、、。

あの生意気で妙なメイド女に何かされて、そら恐ろしいものを見た、、、その後は、覚えていない。

変な薬でも盛られたのかもしれない。

俺はあれから、ずっと気を失っていたのか。」


「命の恩人に、そんなことを言うものではない。

このバチ当たりが。

お前さんの体、元気そうに装っても、内臓はあちこちボロボロだ。

あの方がここに連れてこなければ、お前さん、どっちみち、生き倒れになってあの世行きになるところだったぞ。」


医者は、いくつかのMRI写真を見せて説明した。


「その女性は、むしろ、お前さんにとって最後の幸運の女神だ。

ありがたく思え。」

「しかし、あの女、俺1人だけなのに団体さんとか言いがかりつけやがって。

それに、あいつ、俺に何かして、ひどい幻覚まで見せやがった。」


「1人だけ、、か。

あれは幻覚ではない、真実だ。

大人だけじゃない、子供もたくさんいたようだ。

お前さんも、薄々気づいてるのだろう。

認めたくはないだろうがな。」

「上の命令に従っただけだ。

命令は絶対だ、疑問や反論は許されない。

俺は、AIを駆使して候補を選んだだけ。

最後のボタンは押していない。」


「それで、自分には責任が無いと、、、。

まあいい、死にたくなければその仕事は止めることだな。

診断書と写真は渡す。

それを見せれば、とりあえずは長い休みを貰えるだろう。

その間に、ゆっくり考えてみるがいい。」


「俺と一緒にいたという団体とやらは?」

「ああ、あの方が話して、そして歌って去ってもらった。

難儀なことだ。

帰るべき所に帰ったんだろう。」


「じゃ、もう誰もいないのか?」

「いや、1人だけいるな。

うむ、この国の老人に見える。

お前さんを心配しているようだ。

感謝するがいい。

お前が完全に喰われるのを、必死で守ってくれた人だ。

あの方も、この老人の為にと、お前さんを助けたんだろう。」


「この国の老人、、。」

「ああ、お前さんをやさしい目で見守っている。」



その夜、男は懐かしい夢をみた。

小さな川のほとりで、いつもの通り2人は釣りをしていた。


思い悩む少年にじいちゃんは言った。


「お天道様はいつも見ておる。

お前が、正しいと信じることをしろ。

自分の頭と心で考えてな。」










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ