第二百四十四話、お嬢様達は、”始まりの街”に帰られるご様子でございます。
シベルア雪原で巨大な白熊を狩ることが出来たお嬢様達。
ナスチャ様は無事成人なされることでしょう。
これにて、シベルア雪原の旅は終わり、”始まりの街”に帰るのでございます。
◇
「ありがとう、これで、密猟から足が洗えるぜ」
密漁者たちの頭さんが言いましたわ。
エリアボスである巨大な白熊を倒したDPと、白熊の素材を売ったDPが手に入りましたの。
そのDPで密猟者たちの賞金は全て払えた上に、さらに余ったそうですわ。
密猟者たちは、NPCの商人と商売を始めるそうですの。
余ったDPは、商売を始める準備に使われるそうですわ。
出発の時が来ましたわ。
外輪雪上艦の港に、密猟者たちと商人家族が並びましたの。
手を振られていますわ。
「さよなら」
「シベルアに来たら寄ってくれ」
「商会を大きくして待ってるぜ」
私たちも甲板で手を振り返しましたの。
ボ―――
汽笛を鳴らして船が出港しましたわ。
来た道と同じルートで帰る予定ですの。
旅の思い出がよみがえりますわ。
超巨大ブリザード、”コキュートス”。
それを作っていたという移動要塞都市、”ドロンジョースカヤ”と出会いましたの。
シベルア横断鉄道は長かったですわ。
大きな、”カールなんちゃら砲”を積んだ列車を引いていましたの。
凍り付いた湖、”トンズラヌンスク湖”で釣りをしましたわ。
湖の上で揚げたワカサギのTENPURAはおいしかったのですの。
立派な階層都市である、”ボヤッキミンクス”。
確か、”マトリョーシカ建築”というものですわ。
海水面が上がるたびに、上へ上へと建物を作っていったそうですの。
ここで、雪上船とはお別れですわ。
預けていた飛行船に乗り換えですの。
「また、始まりの街に訪ねていくよ」
アレクサンダ様が言いましたわ。
彼とはここで一旦おわかれですの。
「ふふ、ま、いつでも来ていいわよ」
ナスチャ様が言いましたわ。
ナスチャ様が成人なされたので、アレクサンダ様が婚約者になられるようですの。
櫻子がチラリとモヒカンを見ながら、これから二人はじっくりと付き合っていくのですわ。
飛行船の乗り換えて、ヒマルヤ山脈の南を進むのですわ。
ガッキイイイン
三身合体、”ターズマハル廟”っっ。
空中で三つの建物が合体しましたわ。
歴史的にも価値のある重要な建物ですの。
巨大な建物が、変形、合体する姿は圧巻ですわっ。
その後、アルビア海を地中海に抜けて、イタルア半島の根元部分へ。
三重の塹壕に飛行場。
私達のクランハウスがある、”始まりの街”に帰ってきたのですの。
◇
これにて、無事お嬢様達の、”白熊狩り”の旅は終わったのでございます。
なかなかの長旅でございました。
それからたまに、アレクサンダ様が訪ねてくるようになったのでございますよ。
?
おや、デザートタイガーの中に、様々な格好のメイドがあふれかえっているのでございますよっ。 (←密かに、”百一人メイドちゃんプロジェクト”が進行中である)




