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39.4 「カウントダウンを始めてくれ」

 すでに夕刻である。帰宅時間に差し掛かり、一般車両は多い。

 何事かと市民が車を停め、窓から顔を出して後ろを見る。

 車両の間を()って、蛇のように走ってくる薄汚れた紺色のイクスピアノ・ジェミニがファンゲリヲンの車だった。

 それが車のバックミラーを()ぎ取って走り抜けてゆくと、次から次へと流れてくる警察車両――。

 ノヴェルたちの乗る紺色のイクスピアノ・ジェミニは第二層を抜け、第三層への坂を上る。

 第二層では複数のルートから計四十台の警察車両が追跡したが、一般車両を盾にするファンゲリヲンの運転に追いつくことはできなかった。

 第三層に至ると、造成された街区と広い街路を生かし、イクスピアノ・ジェミニは速度をあげて逃走を続ける。


『M8号車より通達! 対象車両は第三層へ抜けた! 二十八番街と十一番街の間の通りを東へ向かっている!』

『確認。応援を出す』

『田舎モンの勇者が! ロンディアを舐めやがって! 市警の本気を見せてやれ!』


 第三層の市警本部からは、逃走を続ける車両を挟撃(きょうげき)すべく、次々に応援の車両が発進する。

 街路に飛び出し、ゴムタイヤが煙を上げて路面を削る。

 重車両十台、軽車両二十台。

 重車両は東へ通じる五か所の交差点を次々閉鎖し、軽車両がイクスピアノ・ジェミニを迎え撃つ。

 それが、前方に紺のイクスピアノ・ジェミニを捉えた。


「来たぞ! どうするんだ!」


 ノヴェルは助手席で声を上げる。

 赤色灯を点滅させ、異様に殺気立った警察車両が左対向車線を走ってくる。

 奴らも本気だ。

 警察車両はイクスピアノ・ジェミニとすれ違うや(いな)や、急ブレーキをかけてテールを振り、左横っ腹をめがけて突っ込んでくる。

 ガシャン!

 衝撃と同時に視界が左へ振れる。

 警察車両は、イクスピアノ・ジェミニの後部を(かす)めて右の歩道にまで乗り込んだ。

 外れたバンパーが路上を転がる。

 ファンゲリヲンは勢いよくステアリングを切り、流れた車体を立て直す。


「奴らめ! 無茶苦茶をしよる!」

「こっちをぶっ潰して止めるつもりだぞ!」


 また正面から高速で来た警察車両の二台が、サイドブレーキを引いて急旋回する。

 車とは思えない小回り。

 スリップしながらもすぐ背後に回り込み食らいついてくる。


「なんだあの動きは――」

「サイドのブレーキワークだ。ジェミニ車にはついておらぬ。坂ばかりのブリタ車ならではといったところか」

「へぇ――ってそんなこと言ってる場合か! 追いついてきてる! まくられるぞ!」


 歴史ある大都会のど真ん中とは到底思えない。

 警察車両はファンゲリヲン顔負けの無法な運転を仕掛けてくる。

 歩道上の市民は次々と屋内に避難した。

 右の歩道上からぐんぐんと追い上げて、今にも並ぶところに来た。

 ノヴェルと、追ってきたドライバーの警察官と目が合う。

 警官がニッコリ笑うと同時に、ファンゲリヲンの車めがけて幅寄せを仕掛けてくる。

 街灯を巧みに()けながら。

 強い衝撃が、一度、二度――。


「この――」


 ファンゲリヲンは短機関銃を構える。

 ノヴェルはそれを横から飛び込んで(おさ)え込む。


「やめろ! こんな街中で――!」

「撃たん、撃たんよ!」


 ノヴェルが手を離すと、ファンゲリヲンはすぐさまノヴェルの後ろ、助手席側の窓外に銃口を向ける。

 威嚇(いかく)が効いたのか。

 幅寄せしていた車両が減速し――すると代わりに左側反対車線の警察車両が、今度は左から当ててくる。

 対向車は来ない。

 なぜ――と前を見たノヴェルは思わず叫んだ。


「封鎖だ!!」


 前方には二台の重装甲車が、二車線の道路を(ふさ)いでいる。

 正面の交差点だ。

 そこに至る道は真っすぐ。左右への脇道もない。


「停まれ! ぶつかるぞ!」

「いや――ここが正念場(しょうねんば)である」


 車体は(うな)りを上げながら、(ひる)むことなく進み続ける。


「馬鹿!! やめろ!! もう限界だ!!」

「十を数えてくれぬか」

「は――はぁっ!?」


 左右に並び、逃すまいとノヴェルたちを(はさ)み込む車両。

 前方は封鎖。

 ファンゲリヲンはにやりと笑うと、掌に隠していたいくつかの光球を見せた。

 魔力球――正確にはそれは、ロンディア郊外に逃げ込む前に機雷として路上や空中にばらまかれたものの一部。

 トラックで追ってきた賞金稼ぎの口に、火の光球を叩きこんで爆発させたときと同様に――ファンゲリヲンはその機雷を捕まえ、掌内(しょうない)で維持していたのだ。


「カウントダウンを始めてくれ」

「う、じゅ、十――」


 不敵な笑みと共に、ファンゲリヲンはそれを窓から捨てる。

 同時にブレーキを踏み込んだ。

 光球は地面に落ちると、左から追いすがる警察車両の車体の下へ潜り込み――。


「九、うわああっ!?」


 ドン!

 と一瞬の、空気の爆発を引き起こした。

 警察車両は高速で走行しつつ、真下での爆発をまともに受けて浮き上がる。

 瞬間、音が消えた。

 高く後部を持ち上げ、スローモーションのように()ね上げられる車体。

 それは慣性で前へと自身を放り上げながら――きれいに前転し逆様(さかさま)に着地した。

 ギャガンというクラッシュ音で、世界に再び音が(よみがえ)る。


「は、八、七――」


 火花を上げて潰れる居室(キャビン)

 それは走っていたときと同じ速度で路面を滑る。その先には、封鎖線だ。

 封鎖線でこちらを待ち構えていた警官隊が、慌てて左右に散る。

 だが重車両が残ったままだ。

 警察車両が宙を舞っている間、ファンゲリヲンはそれを眺めていたわけではなかった。

 ノヴェルが「八」を数える前に、彼の前に手を伸ばし、助手席側の窓から次の光球を投げ捨てていた。


「ま、まま前!! 五――」

「お次はこちらだ――」


 封鎖線へ向けて滑ってゆく逆様の車両の後ろに潜り込んだ。

 ファンゲリヲンは更に光球をいくつか取り出すと、運転席側の窓から放り投げる。


「――ハマっておくれよ」

「四、三」


 光球は、道路の脇の側溝(そっこう)に落ちた。

 雨の多い土地柄だ。雨水の排水設備は充実している。

 それは路面に降った雨を集め、道路のなだらかな傾斜に従って集中排水溝に流れ込む。


「二」


 排水と共に流れる光球群は、右の側溝から流れてきた光球群に合流し、集中排水溝へ。

 それは道路と道路の交差点にある。

 つまりそれはちょうど今、重車両が封鎖している真下――。


「一」

「爆破!」


 ドドン! ドドドン!

 それはほぼ同時に起きた。

 周辺のマンホールの(ふた)が跳ね上がり、水の柱が吹き上がって追跡してきた警察車両を吹き飛ばす。

 横転を(まぬが)れた車両も、制御を失って路肩の商店のショーウインドウを突き破り、停止する。

 更には――封鎖中の交差点は、それ自体が斜めに崩壊を始める。

 下層の支柱との接続部分が壊れ、道路とその周辺が支えを失ったのだ。

 路上の世界は傾く陽のように斜めになる。


「お――おいっ! おいおい!」


 車は外側へ流れ、ノヴェルも右へ傾く。

 交差点(ぎわ)の建物は外壁の石組みが崩落。

 重車両は、その重量を支え切れずに崩壊してゆく路面を滑り、二層へ落下してゆく――。

 封鎖は、根こそぎ解かれた。

 イクスピアノ・ジェミニは、斜めになった路面へ飛び込み、やや横滑りしつつも悠々(ゆうゆう)とそこを乗り越えた。


「見たか! 突破したぞ!」


 二層の十二番街交差点は、突然崩壊した天井と降り注ぐ汚水、そして落下した重車両で大パニックになっていた。

 走行中の車両は、突然降ってきた重車両を避け切れず衝突。その車に更に追突。

 多重事故だ。

 それはジャックたちの眼前で起きていた。


「くそっ!! あの野郎!! 道路そのものをぶっ壊しやがった!!」


 ジャックが悪態を()きながらステアリングを操作し、目の前で次々追突してゆく車両を避ける。

 通信は入り乱れ、混乱を伝え続けていた。


『封鎖班! 応答しろ!!』

『と――突破された!! 八番街通り交差点は、か、陥没!!』

『第二層の被害が拡大中だ! 大至急応援を!』

『対象車は封鎖を突破し、東へ向けて逃走中! 十番街通り、三十一番街通り、三十二番街通り班は大至急追跡せよ!』


 東へ抜ける交差点を封鎖していた他のチームが次々に行動を開始する。

 しかし、ジャックは――混乱していた。

 ジャックだけではない。現場の捜査官らはほぼ同じ疑問をステアリングホイールに叩きつける。


『奴らはどこへ向かってるんだ!!』


 誰もがファンゲリヲンの動きを予想できない。

 理解できないのだ。

 これより東へ向かっても、出口はないのだから。


「野郎らはどこへ向かってる? お前の話じゃ、三層にも四層にも道はねえ」

「わからん……街の外を目指しているわけじゃないのか? 他に何か目的が?」

「目的って――何も観光ってこたぁねえだろ」


 観光。

 ――だとすれば第四層だが。

 車を捨てるつもりならそれもある。

 しかし徒歩でなら可能とはいえ、かつて難攻不落と言われた城塞(じょうさい)の反対側だ。

 屈強な冒険者をもってしても決して容易ならず、老いた勇者、しかも子供連れでは――。


「まさか――な」


 事実――ファンゲリヲンたちの車は、第四層への坂を上っていた。




***




 街の東西それぞれに、第四層へと昇る坂がある。

 ロンディア中心部は、歴史的に山を土塁(モット)とした巨大なモット&ベイリー構造の城塞だった場所だ。

 外郭(アウター・ベイリー)の内側に街までを内包していたが坂はかつてのキルゾーンの名残で、上へ行けば行くほど狭くなる。

 第四層を車は通れないが、それは禁止されているというだけで物理的に不可能なわけではない。

 ただし禁止されているには理由がある。道が狭く、史跡(しせき)が多い。


『通行禁止』


 そう書いたポールをいくつもなぎ倒し、イクスピアノ・ジェミニの勢いは(おとろ)えない。


「ファンゲリヲン! これはどこへ向かってるんだ!」

「最上第四層だ。ロンディアの頂点。街はここで終わりだ」

「終わりって――」


 天井(・・)がない。

 夕暮れの空がそこにはだだっ広く拡がっていた。

 ここには柱のようなビルディングが壁をなすこともなく、上層の床たる天井もない。

 山頂であり、この街の頂上。

 メインストリートは東から西へ続いていた。

 そのでこぼこしたレンガの狭い道は、カーブしながら議員庁舎の横を抜け、真っすぐな道になる。

 左手側には腐食した彫像が並び、議事堂がある。

 右手側――山頂側には手前から、議員庁舎、小道を挟んで古い聖堂、更には大きな博物館がある。


「ここからどうしようっていうんだ!?」


 追手はない。急行した重車両は、とても四層への坂を上ることはできなかったのだ。

 しかしかわりに――聖堂の向かいの議事堂のドアを開け、中から警官隊が走り出てきた。

 市警本部内部を通って第四層へ急行した精鋭部隊だ。

 彼らは土嚢(どのう)を次々道へ投げ、メインストリートの真ん中を、聖堂と議事堂の間にわたるバリケードを作る。

 土魔術を補強にし、それはたちまちのうちに胸までの高さになる。

 手に銃――それも狙撃銃を手にしていた。


「まずい! 武器を持ってる!」


 ファンゲリヲンは決して速度を(ゆる)めない。

 (ひる)めば負けと言わんばかりの、たった一台のチキンレースのようだ。

 スイッチを押してイクスピアノ・ジェミニの屋根を格納する。


「――運転を替わってくれ」

「お――おい!!」


 ノヴェルの返事を待たず、ファンゲリヲンは短機関銃を片手に立ち上がった。

 慌ててノヴェルが運転席に移り、ステアリングホイールにしがみつくとファンゲリヲンはアクセルから足を離して前を向く。

 乱射を始めた。

 ばらまかれた銃弾は途中の空気の壁に当たり、大きく減速する。

 しかし――それは警官隊にとっても条件は同じだ。防御のために高密度空気の壁を展開している限り、弾速の速い狙撃銃は使い物にならない。

 イクスピアノ・ジェミニは警官隊に向かって直進を続ける。


「壁だ! ぶつかるぞ!」


 ファンゲリヲンは弾を撃ち切った。

 再装填(そうてん)の時間は与えられない。

 部隊は即座に空気の壁を解除し、狙撃を指示する。

 鋭い銃声が響いて、フロントグラスが粉々に砕けた。


「まずい!! 狙撃されてる!!」

「右へ曲がるのだ!」

「右って言ったって――」


 右はない。右はすぐ議員庁舎の柵だ。

 ノヴェルはハンドルを切り、柵をなぎ倒して侵入する。

 だがその前は――聖堂の壁だ。


「壁が傷んでおろう。お邪魔する」

「馬鹿野郎! 無理に決まってるだろ!」

「目を(つむ)って頭を低く下げるのだ!」

「くそっ! どうにでもなれ!」


 どの道このままでは狙撃されて全滅である。

 ノヴェルは身を低くし、アクセルを踏み込んだ。

 車体を更に右へ、最後の柵をなぎ倒して聖堂の敷地に侵入する。

 そのまま眼を瞑って聖堂の横壁を――突き破った。

 激しい衝撃と共に、崩れ落ちるレンガが車内に転がり込む。

 長椅子を蹴散(けち)らしながら女神像の前を横切って、反対側の壁へ突っ込む。

 外に出た。


「くそ!! もう御免(ごめん)だ!!」

「もう一枚、いや二枚抜け!」


 狭い横道の向こうは博物館。

 聖堂の壁よりは遥かに新しい。


「うおおおおっ」


 絶叫と共に博物館の壁を突き破る――。

 だが、博物館の壁は聖堂のものより頑丈(がんじょう)だった。

 土煙を上げて何とか突き抜けたが、車は大きく減速していた。

 車体は展示物の間を抜けて横滑りし、停止する。

 立ち上る土埃(つちぼこり)を、テールランプが赤く照らす。

 それが不意に、消灯した。

 内燃機関(エンジン)の駆動音が詰まり、ぷつりと静かになる。


「――動力が止まった!!」

「さすがに止まってもらっては困るぞ! 再始動だ!」


 慌ててノヴェルがセルイグニッションを始動する。

 しかし数度試しても空回りするばかりで、内燃機関の回転には繋がらない。


「手早く頼む!」

「やってる!」


 そこは真っ赤な絨毯(じゅうたん)を敷き詰めた(きら)びやかな館内。

 正面には大きな壁画があり、夕陽に向かってなだらかな岩場を下りてゆく葬列が描かれている。

 そこに列する者たちは真っ黒な影になり、同じく真っ黒な岩場に溶け込んでいるかのようだ。

 ノヴェルはセルを回しながら、ほんの一瞬その絵に目を奪われる。

 ――不気味な絵だ。主題は、主題はなんだ。


「――いたぞ! 対象車だ! 博物館内だ!」


 部隊が侵入してきた。

 ファンゲリヲンはそれに合わせて短機関銃を乱射し、飛び込んできた警官数名を仕留める。


「まだか!」

「――もう少し――かかった!」


 再び内燃機が回転を始め、ボンネットが震える。

 ただし初速を失い、再び博物館の壁を破れる可能性は低い。


「運転を替わろう!」


 ファンゲリヲンは短機関銃をノヴェルに押し付け、再び自ら運転席に座った。

 ブレーキとアクセルを同時に踏み込むと、タイヤが悲鳴を上げて車体が回転させる。

 出口のほうを向いた。

 ギアを入れて――急発進。

 博物館の出口を目指し、館内をイクスピアノ・ジェミニが走る。

 駆け込んできた隊員を次々と跳ね飛ばし、ガラスのドアを突き破って車は再び四層のメインストリートへ出た。

 後方を見る。

 インターフェイスは、ドレスについた埃を払い、大人しく座っている。

 その向こうに見える路上では、バリケードのところで部隊が怒鳴り散らしている。

 またしてもファンゲリヲンは封鎖を出し抜いた。

 それを確認したノヴェルは、落ち着くでもなくファンゲリヲンに訊く。


「どうするんだ! 車で山越えか!?」

「山の反対側はとても(けわ)しい。三層へ戻る」

「戻るって――また封鎖されてるぞ!」


 三層と四層を(つな)ぐ道は、建物内部を除けば東西にある二つの坂のみだ。

 東から上れなかった車両が、西へ回り込んでいることが予想される。


「博物館で見たであろう。さっきの壁画の題名はな、『巡礼』だ。あの絵を思い浮かべて、掴まって口を閉じるのだ。拙僧(せっそう)はそうする。君もそうしろ」

「――何の話だ!?」

「舌を()むなよ」


 そういうと、ファンゲリヲンは左に並ぶ彫像をなぎ倒し、第四層から――飛んだ。

 三層から四層へは坂を通る必要があったが――逆はそうとは限らない。

 四層から三層へは、ただ飛べばよいのだ。

 落下防止策を突き破って、道の外へ。

 眼前をフロントガラスさえ(さえぎ)るもののない、濃紺の空が広がっていた。

 それもほんの一瞬。すぐに三層の地面が迫る。

 着地――。

 車体が(ひしゃ)げそうなほどの衝撃。

 ゴシャンという複雑な金属音をあげて、イクスピアノ・ジェミニの四つの車輪は、第三層の地面に再び噛みついた。


「ば――馬鹿野郎! 飛ぶなら飛ぶって先に――」

「考えたくはなかった! 拙僧は高所恐怖症なのだ!」


週末いかがお過ごしでしょうか。

九州地方きわめて強力な台風が来ておりますので、自治体の指示にご注意ください。


今日で Episode39 は終わりの予定でしたが、またちょっと長くなって一万文字を越えてしまったので分割して明日に見送りとさせてください。すみません。


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