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自分の中では最長です。こんな作品でもブックマークしてくれた人にとても感謝です!!
皆が部屋の扉から立ち去ったことも知らない、俺は奴らにどう復讐してやるか、考えていた。
「いまから、ぶっ潰してもいいんだが、気が収まるかわからんな。とりあえずこの迷宮を制覇するか。」
あれから、今までは穏やかな性格で、他人を傷つけることはなかった紅だが、今やその姿は想像できないほど獰猛な目つき、口調となっていた。
「とりあえず、新スキルで装備を新調するか・・・・。どうするかな。鎧と言うよりはやっぱコートだな。」
・マスク
邪神龍の皮を無駄に使用した顔を隠すためのマスク。全然息苦しくならない。
・邪神龍のコート
邪神龍の皮を使用したロングコート。
・邪神龍のグローブ
邪神龍の皮を使用したグローブ。
・邪神龍のロングブーツ
邪神龍の皮を使用したロングブーツ
・邪神龍の服
邪神龍の皮を使用した服
・太刀『紅蓮』
刀身が紅くなっている太刀。これに斬られれば出来た傷に追加効果で炎により灼かれる。魔剣のスキルにより水を纏わせることは出来ない。切れ味:2000
・妖刀『斬魔』
刀身が黒くなっている太刀。実体のないゴースト系や憑依(断ち切ることができる。実体のあるものは斬れない。切れ味:1850
・太刀『新月』
刀身は綺麗な流線美となっている太刀。切れ味:1700
・魔銃『黒牙』
銃身は黒く、『白牙』と対になる銃。威力:1800
・魔銃『白牙』
銃身は白く『黒牙』と対となる銃。威力:1800
※付属効果(邪神龍シリーズ装備を全装備状態)
魔法・物理ダメージの半減。フィールドダメージ無効。火・闇魔法によるダメージ2倍にする。
・・・・とまぁ、こんな感じで落ち着いた。邪神龍シリーズなのは全て黒でまとめたかったからだ。剣と銃については俺の好みのネーミングだったからだ。素材の心配もしていたのが全然関係なかった。これで必要だとか言われたらショックがでかい。あと気づいたのは、このスキルで創ったものを他者に任意で渡せるという点だ。まぁ、そんな相手なんてつくらないがな。それはさておき、サイクロプスの素材も剥ぎ取っておこう。
さて、攻略を始めるか・・・・
つまらん・・・・。攻略し始め、道中の魔物はスキルも使用せず『新月』の一振で片付いてしまって落胆した。20階層のボスは歯ごたえがあると思い、行ったがこれもたったの一振で終わってしまった。俺のステータスが高すぎて、相手にもならない。まぁ、あの使えない近衛兵隊ですら、規模は知らんが20階層まで到達したと言っていたからこんなもんか。まぁ、いいや。さっさと攻略してしまおう。
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今は45階層にいる、紅だ。ちなみに21~40階層までは楽勝だった。そしてこの41~44階層からは、サイクロプスなどのrank Aの魔物だったがそうでもなかった。しかし、45階層からは何故か今までよりも桁が違う。なにせ、道中でワイバーンと遭遇するんだからな。さすがに驚きを隠せなかった。ワイバーンとは、竜種の中では最弱とされる魔物だが、竜種とだけあって、最弱ですら、なかなかの強者である。しかも団体でお越しになっているから、たちが悪い。もう、『新月』だけでは立ち回るのが辛くなってきた。しょうがない、魔法も使っていくか。
「『炎嵐』」
火と風の複合魔法最上級スキル『炎嵐』。炎を纏った暴風が吹き荒れる広範囲の魔法だ。邪神龍シリーズのおかげで、威力が2倍となっている。この暴風でワイバーンたちは結構耐えていたが、こちらに攻撃も仕掛けられず、次々と墜落して絶命している。そして、45~49階層を魔法もフルに活用して突破していった。それでも、rank AAの魔物だらけでこれまでとは違い歯ごたえがあった。だが、苦戦するっていう状況には陥らなかったな。次が最後だ。どれだけ強い魔物が待っているか、楽しみだ。
そして、ボス部屋に入るとそこには白く美しい龍と黒く美しい龍がいた。そして、2頭の龍は侵入者に気付き、顔をあげこちらを一瞥している。そして、黒龍が口を開く。
「誰じゃ?妾たちの聖域に土足で踏み込んでくる愚か者は。」
「俺は紅だ。お前たちがここのボスか?」
「そうじゃ。ここは妾たちの住処ゆえ。妾は黒龍のリィナ」
「・・・・私は白龍のティナ」
「なにゆえ、この場所へ来たじゃ?」
「お前たちを倒しに来たんだよ。」
「妾たちを倒すとな?笑止!おぬし如きでは妾たちには遠く及ばぬわ!」
「余裕かましているのも今のうちだけだ。『身体強化』」
竜種が2頭と油断の、できる相手ではなくなった。『身体強化』を使用しステータスを底上げする。簡単だったとはいえ、ここまで上り詰めたため、Lv.105となっている。
桐生紅
lv.105
職業 叛逆王 復讐者 万器使い 大賢者
種族 元人族
称号 人類に叛逆する者 復讐者 異世界人 人間ならざる者
HP 47000000/47000000
MP 630000000/630000000
PP 630000000/630000000
ATK 14600000
DEF 14200000
INT 143000000
STR 450000000
RES 45000000
DEX 52000000
AGI 64500000
LUK 計測不可
〈スキル一覧〉
・複合魔法
2種類以上の属性の魔法を組み合わせることができる
・森羅万象Lv.6
あらゆる武器を使用できる(Lv.3では究極スキルまで使用可能)消費PP階級に応じる
火・水・風・土・光・闇・雷・氷・重力・時空間・付与・飛行・錬金・調合・回復・結界(龍魔法・精霊魔法を除く)魔法を使用できる(Lv.6では創られた魔法も含む魔法は究極スキルまで)消費MP階級に応じる
・超再生
HP/MP/PPの回復速度を高め、回復量を増加する。(5分に10%)
・急成長
EXPの獲得量が5倍になる。
・身体強化
魔力を継続的に消費し続け、ステータスに+補正(3分につき最大1000消費し、20%※しかしLUKは変動しない)
・並列思考
・詠唱破棄
・unknown
・unknown
〈ユニークスキル一覧〉
・鑑定
・隠蔽
・万器創造
武器、盾、防具を知識、記憶からあらゆるものを創造できる。(性能はその名に左右される)消費MP5000
・魔法創造
既存をしていない唯一無二の魔法を創造できる。
・セーフティ
その強大な力にセーフティをかけ、能力を極限まで抑える。(今は解除されている。)
・リミッター
身体の負担を顧みず、全能力を開放する。(長時間使用すれば命の保証はない)
・制御
自分の意志によりステータスを増減できる。(セーフティ解除時のステータスよりは増加できない。セーフティ使用時より減少しない。)
となっている。また、unknownがでてきたがいまは放置だ。
「『万器創造』斬龍刀!」
新たに竜種にダメージ増加の追加効果のある、斬龍刀を作り、紅蓮を抜く。
「ほう・・・・。その気迫、なかなかやるようじゃの。」
「無駄口たたいてんじゃねぇよ。『龍擊爪』」
対竜種太刀最上級スキル『龍擊爪』。竜種の中でも古代龍種の黒龍・白龍に対抗出来る数少ないスキルだ。それを『魔剣』で両刀に纏わせる。
「ふんっ!『ドラゴンブレス』」
「・・・・『ドラゴンブレス』」
2頭は黒と白それぞれのブレスを吐き出してきた。しかし。
「『絶対領域』」
2頭のブレスの威力は未知数だ。だから結界魔法究極スキル『アブソリュート・シェル』を使う。さらに上にも神大魔法があるんだが、Lv.が足らず究極スキルの中の最大の防御力を誇るこれを選んだ。
そして2色のブレスと『絶対領域』が衝突する。
「衝撃までは防げないか・・・・!」
「妾たちのブレスに耐えておるじゃと・・・・?」
「・・・・生意気かも?」
ブレス攻撃が終わり、『絶対領域』には、ひびが入っていた。
「『瞬転』」
時空間魔法中級スキル『瞬転』は目に映っている場所取りに転移するというスキルだ。これで2頭の後ろにまわり、
「『剣撃の嵐』」
剣・刀の共通究極スキル『剣撃の嵐』は数十にも及ぶ斬撃を相手に浴びせる。
「なんじゃと・・・・!?いつのまに!」
「・・・・ピンチかも?」
「これで終わりだ。」
『剣撃の嵐』が2頭に決まり、2頭は沈んだ。というのも《鑑定》で確認したが死んでいない。どうするか、止めを刺すか?
「むぅぅぅ。参った、お手上げじゃぁ。」
「・・・・降参なの」
どうやら、降参するようだ。
「お主にお願いがあるのじゃが、話を聞いてもらえるかの?」
「内容による。」
「妾たちのあるじになってもらえんかの?」
突然なにをお願いするのかと思えばwww。答えは決まっている。
「なんだ、そんなことか。答えは否だ。」
「なぜじゃ?妾たちはお主には負けるが、そこそこ強いのじゃぞ?」
「・・・・強いよ?」
「俺は誰も信用しないし、敵だった奴なんてますます信用できん。第一そんな図体じゃ目立ってしょうがないだろうが。」
「そうじゃの。このままではの話じゃが。『人化』」
「・・・・『人化』」
2頭の龍は光に包まれる。そして、2頭の龍がいたところに、2人の着物を纏った美女が佇んでいた。
1人はポニーテールの黒髪黒眼で黒を基調とし、金の刺繍で蝶が描かれた着物を纏った美女だ。スタイルも抜群である。
もう1人は、ロングの銀髪紫眼の白を基調とし、青の刺繍で蝶が描かれた着物を纏った美女だ。こちらもスタイル抜群である。
『人化』から察するに人の姿になるためのスキルだろう。
「これで問題解決じゃろ?」
「・・・・解決?」
「アホか。見た目はともかくとして、誰も信用しないと言っただろうが。」
「妾たちは人族のいうとこの魔物じゃ。眷属契約をすればよいではないか。この契約で主従関係をはっきりさせ、従わせる契約があるのじゃ。それは絶対遵守の契約じゃから、妾たちは歯向かえば死ぬのじゃよ。」
「そうか、そんなのがあるのか。俺にとっては好条件だ。じゃあ、早速しようか。どうすればいいんだ。」
「お主は、唇を浅く切り、妾たちと接吻所謂キスをするのじゃ。」
「!?キスだと!しかも唇でって違う場所じゃダメなのか!?」
「唇が一番強く眷属契約が出来る場所じゃからのぅ。他の場所では効果が薄れてしまうのじゃが?」
「仕方ないか。よし!準備しろ。」
そういってナイフを取り出し、唇を切る。そして、リィナとキスをする。続いてティナとキスをした。
「んちゅ・・・・」
「・・・・ちゅっ・・・・」
それを終えると2人の右の手の甲と俺の右の手の甲にはリィナ、左の手の甲にはティナと同じ刻印が現れる。
「これで完了じゃ。ご主人様。」
「・・・・よろしくぅ。ご主人様〜」
「あぁ。」
2人と契約したことによりステータスに変化が出た。
桐生紅
lv.110
職業 叛逆王 復讐者 万器使い 大賢者
種族 元人族
称号 人類に叛逆する者 復讐者 異世界人 人間ならざる者
HP 51000000/51000000
MP 6750000000/6750000000
PP 6750000000/6750000000
ATK 15100000
DEF 14900000
INT 147000000
STR 456000000
RES 50000000
DEX 55200000
AGI 67000000
LUK 計測不可
〈スキル一覧〉
・複合魔法
2種類以上の属性の魔法を組み合わせることができる
・森羅万象Lv.6
あらゆる武器を使用できる(Lv.6では究極スキルまで使用可能)消費PP階級に応じる
火・水・風・土・光・闇・雷・氷・重力・時空間・付与・飛行・錬金・調合・回復・結界(龍魔法・精霊魔法を除く)魔法を使用できる(Lv.6では創られた魔法も含む魔法は究極スキルまで)消費MP階級に応じる
・超再生
HP/MP/PPの回復速度を高め、回復量を増加する。(5分に20%)
・急成長
EXPの獲得量が5倍になる。
・身体強化
魔力を継続的に消費し続け、ステータスに+補正(3分につき最大1000消費し、20%※しかしLUKは変動しない)
・並列思考
・詠唱破棄
・眷属契約
各種族や魔物と契約を結び眷属にできる。(力を示し、人型ではキスまたは相手の部位に口づけ・動植物型などでは血を分けることで契約できる。)一体/1人につき、消費MP7500(種族にもより変化する※リィナとティナの場合は100万を消費)
・眷属強化
MPを分け与えることでステータスが上昇する。
・龍魔法
龍と契約することで使用できる魔法。
・気配遮断
気配を消す
・索敵
条件をつけ、周囲に魔力を放ち周囲を調べる。(範囲はMP量に依存する。)
・魔物創造
MPを鉱物化させ、それをコアとし創造する。(強さや形状は魔力によって決まる。スキルは自分が所持しているものから複製する。)
〈ユニークスキル一覧〉
・鑑定
・隠蔽
・万器創造
武器、盾、防具を知識、記憶からあらゆるものを創造できる。(性能はその名に左右される)消費MP5000
・魔法創造
既存をしていない唯一無二の魔法を創造できる。
・セーフティ
その強大な力にセーフティをかけ、能力を極限まで抑える。(今は解除されている。)
・リミッター
身体の負担を顧みず、全能力を開放する。(長時間使用すれば命の保証はない)
・制御
自分の意志によりステータスを増減できる。(セーフティ解除時のステータスよりは増加できない。セーフティ使用時より減少しない。)
リィナ
lv.85
職業 なし
種族 龍人族
称号 古代龍 紅の眷属
HP 17000000/17000000
MP 58000000/58000000
PP 43000000/43000000
ATK 8700000
DEF 14800000
INT 14300000
STR 8500000
RES 15000000
DEX 8200000
AGI 8450000
LUK 1000
〈スキル一覧〉
・龍魔法
龍本来の持つ魔法。
・火魔法Lv.MAX
・闇魔法Lv.MAX
・雷魔法Lv.MAX
・再生
HP/MP/PPの回復速度を高め、回復量を増加する。(7分に8%)
・身体強化
魔力を継続的に消費し続け、ステータスに+補正(3分につき最大1000消費し、20%※しかしLUKは変動しない)
・並列思考
・詠唱破棄
・人化/龍化
ティナ
lv.85
職業 なし
種族 龍人族
称号 古代龍 紅の眷属
HP 17000000/17000000
MP 58000000/58000000
PP 43000000/43000000
ATK 8700000
DEF 14800000
INT 14300000
STR 8500000
RES 15000000
DEX 8200000
AGI 8450000
LUK 1000
〈スキル一覧〉
・龍魔法
龍本来の持つ魔法。
・氷魔法Lv.MAX
・水魔法Lv.MAX
・光魔法Lv.MAX
・再生
HP/MP/PPの回復速度を高め、回復量を増加する。(7分に8%)
・身体強化
魔力を継続的に消費し続け、ステータスに+補正(3分につき最大1000消費し、20%※しかしLUKは変動しない)
・並列思考
・詠唱破棄
・人化/龍化
おれのステータスと2人のステータスを確認したところで、リィナが
「そうじゃ。ご主人様、この迷宮はご主人様の所有物となったのじゃ。」
「どうしてだ?」
「迷宮におるボスを倒せばその所有権が委託されるからじゃ。今回は妾たちだったので、妾たちを眷属としたご主人様に移ったのじゃよ。」
「なるほど。べつにいじらなくてもいいや。ここまで来るのに奴らは何年かかるかわからんし。」
さて、地上に出るとするか!!
「・・・・ご主人様〜。大好き〜♥」
ティナは何故かベッタリになったようです。
「なぬ!?妾もご主人様が大好きなのじゃあー♥♥」
・・・・どちらもべったりでした。
さぁ、正ヒロインですよ!私の頭の中ではとても可愛いですよ!絵がかけないので、皆さんにお見せできないのが、残念です・・・・