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人間不信のチート無双(仮)  作者: 如月亞魏兎
5/22

1-5

いよいよ迷宮です!主人公たちはどうなるのか!弘樹たちのとある『計画』とは?迷宮の話はまだまだ続きます。

1週間が経ち、今日は王都の付近に出現していた、【アルガフナハス迷宮】に来ていた。今回は美紗先生と女子5名を除いたメンバーに近衛兵隊大佐のヴァラウス・カーディンと兵士5名の合計35名でいだむことになった。


「これから、迷宮に入る!これが初めての実践となる。召喚され、強い力を手に入れたからと言って油断してれば死ぬだけだ。気を抜かず、余計なことはせんように!」


「わかったから早く行こうぜ」


「早く力を試したいっす!」


「頑張ろうね、紅君」


「頑張ろうぜ、紅」


「あ、あぁ」


ヴァラウスの言葉などあいつらには聞こえてないのだろうか?聞こえてないんだろうな。馬鹿だから、あっちにいた時も先生の話を聞かずにいて、忘れ物なんかしてたもんな。スポーツ出来ればいいって考え捨てた方がいいと個人的に思う。泰人や詩音も俺に声をかけてくれた。嬉しいことだ。今は、みんな防具や武器を装備している。どちらも王城から配布された物で、はっきり言ってあまりいい装備ではなさそうだ。


「・・・・では、いくぞ!」


「「「「「「「「オー!!」」」」」」」」


いざ!迷宮へ!



この迷宮の全長は全50階層で、10層ごとに中ボスが存在しており、たまに、隠し部屋などもあり、良ければ宝箱などがあるが、悪い場合モンスターハウスだったり、致死性のあるトラップがあるときもある。


--------------------------------------------------


「せいっ!!」


「やぁぁっ!!」


いまは、ダークウルフの群れと交戦中であるが、はっきり言って何もしていない。弘樹たちがあっさりと倒してしまうからだ。しかしパーティーを組んでるためか戦いに参加していない俺にもEXPが入っている。今ではほとんどのメンバーがLv.16だ。そしてとうとう10階層の中ボスの部屋の前まで来た。


「よし、止まれ。まず説明する。一度説明したとおり我々は最大で20階層の中ボス部屋までいっている。しかし、中ボスは何度倒しても再び現れる。どうゆうわけか知らんが出現する魔物は変わる。前回倒してから随分と立つ。どんなモンスターが出現したかは未知数である。気を抜かず隊列を乱すなよ!」


「俺たちは強いんだぜ?負けるわけないっしょwww」


「心配しすぎwww禿げるぞ(笑)」


「さっさと行こうぜ〜」


相も変わらず自由奔放な奴らはあぁいう奴らに限ってヘマしたときに簡単に使い物にならなくなんだよな。まぁ、身から出た錆ということで死んだらお疲れ、まわりはもう調子に乗らないだろう。しかも、近衛兵隊のやつらは全員微妙な顔して流している。こういう時に役に立てなくてどうするんだろうか?自分より強いからって物腰低いって、まぁ実力主義の世界じゃそんなもんだよな。まぁ、こいつらも、ほかの奴ら(泰人と詩音以外)も俺には死のうが、四肢切断の状態になろうが知ったことではないが、俺を犠牲にされない様に気ィつけないとな。


ガチャ、キイィィィィィィィィ・・・・・・・・


さぁ、戦いが始まる。



--------------------------------------------------



大きな部屋に出た。身近な物で例えると小学校の敷地内全部と言ったぐらいか?えっ?表現がわかりにくい?いやいやいや、本当にそんぐらいなんだって、まぢで!後ろの扉が閉まる。ある程度の時間が経たないと開かないと先程説明していた。しかし、話を聞いていなかったやつらは驚き喚き散らしている。ざまぁねーな。それはさておき、そろそろお出ましかな?


ズドォォォォォォォォォォォォォォォォンンンンンンン!!


騒音と地響きと共に現れたのは肌が黒く目がひとつの大きな鬼-----------俗に言うサイクロプスが《鑑定》を持つ俺に絶望を与えた・・・・。



--------------------------------------------------



奴の名前は[ダークサイクロプス]

rank A

Lv.95

HP 2100000/2100000

MP 500000/50000

PP 1500000/1500000

ATK 775000

DEF 775000

STR 1000000

INT 100

RES 100000

DEX 1000

AGI 10000

〈スキル一覧〉

・棍棒の心得Lv.8

・大剣の心得Lv.8

・怪力

STR値に+補正、AGIに-補正

・威圧Lv.5

相手が格下の場合怯ませることが出来る。(Lvに応じて相手を恐慌状態にすることもある)


格上とかいうレベルじゃない!!例えるなら象に歯向かう芋虫だ。俺たちじゃ話にならない。逃げるにもまだまだ時間がかかる。どうする?どうする?


「うりゃあぁぁぁぁぁ!!」


「『ファイヤーボール』!!」


「刀身に宿れ!炎よ!『フレイムソード』!!」


「『アクアバレッド』」


「よせ!やめるんだぁ!!」


ヴァラウスの警告を無視して弘樹たちが飛び出して行った。しかしサイクロプスはまるで虫けらには用はないとばかりに無関心だ。その目は真っ直ぐに俺を見据えている。くそっ・・・・なんで俺を見ている?まさか俺をターゲットにした!?

ようやくサイクロプスは動き出す。真っ直ぐに俺を見据えたまま。

弘樹たちの攻撃で


ダークサイクロプス

HP 2100000/2098000


だめだ!20人の魔法や武器による攻撃でも、たった2000しか与えていない。これではどれだけの時間が必要なんだ・・・・。今は逃げ回るしかない・・・・!!


サイクロプスの攻撃が俺に向け降り注ぐ。おお振りだから、避けるのは簡単なのだが、当たれば即死コースだ。


「クソッ!クソッ!」


「ゴガァァアアァァァァァァァアア!!」


サイクロプスが吠えた。巨体から発した声は騒音となり、俺たちを襲う。支援職の詩音たちは回復魔法や付与魔法をメンバーにかけながらも、俺にはかけてくれない。詩音は回復専門なので、仕方ないがあいつらわざとだろ!何分経ったのだろうか?そのとき、


ガコッ!!


何かが開く音がした。


「やった!扉が開いた。」


と女子の声が響いた。


「撤退だ!撤退しろ!今の我々では太刀打ちできる相手ではない!!」


「クソッ!お前らいくぞ!!」


弘樹が全員にそう伝えるとそこからの男子たちの行動は速かった。

俺は行こうとするもサイクロプスがそれを阻む。やっとの思いで扉まであと10mぐらいまでこれた、扉では詩音と泰人がこちらに手を出しているのが見える。

あと、5mっ!!


「『--------』っ!!」


ドンッ!!


少し気を緩め手を伸ばした時、胸に何かが当たり破裂したような音がした。

それは水魔法の『アクアバレッド』だった。扉の向こうでは泰人と詩音が青ざめているのがわかる。その奥では弘樹たちがニヤニヤと嗤っていた。

そして扉が再び閉じられ、俺1人部屋に閉じ込められた。


これで、フラグは回収したかな?弘樹たちの『計画』についてはわかったと思います。1人取り残された紅、ここで死んでしまうのか?

こうご期待!!

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