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えっと、お久しぶりです。1週間と少しですかね。作者のリアルでの都合上投稿することが出来ませんでした。前回でも前書きや後書きなんてものすごく適当になってました。ごめんなさい。
今回は泰人達のはなしになります。しばらく(2~3話)はこれで。
時は遡る。
撤退を余儀なくされた泰人たちは王城へ帰還をした。
そして今、ヴァラウスは謁見の間において今回の出来事の報告に来ていた。
「国王様、ご報告がございます。我々は10階層まで進んだのですが、10階層にはrankAのダークサイクロプスが階層主となっていました。編成された我々の隊では全員でかかってもやつのHPの1%も削ることが出来ず、撤退を余儀なくされました。そして、残念ながら、召喚した者の1人桐生紅が生死不明の状態になりました。ボス部屋に入った我々の中で何故か奴だけが狙われ続け我々には攻撃を仕掛けてこなかった為簡単に脱出出来たのですが、紅だけは逃げ遅れこのままでは我々の壊滅と判断し彼を残し扉をしめ、撤退をしました。我々の消耗が激しくその後を確認ができる状態ではありませんでした。貴重な戦力を失った事、許されざる事。どのような罰でも受ける所存であります。」
「うむ。ヴァラウスよ、今回の事は不問としよう。奴は役立たずだったからの。奴がいなくてもなんとでもなるわい。ひとまず、あの迷宮の攻略は先延ばしじゃ。じゃが、あの迷宮は必ず攻略しなければならぬ。1~9階層で訓練をするのじゃ。限界はあるにせよ、錬度はあげられるはずじゃ。ひとまず、役立たずが生死不明になり、精神が不安定になっておる者も少なからずおるじゃろうからある程度回復するまでは軽い訓練と休養を取らせるのじゃ。」
「仰せのままに。では失礼いたします。」
ヴァラウスは謁見の間から出て行った。
力がなかったとしてもこちらの勝手な都合で呼び出したのに、王はただの駒としてしかみてないのか?そんな疑問を抱えながらもヴァラウスは彼らの元へと向かうのであった。
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ヴァラウスは泰斗たち攻略組と拠点組を大広間に集め、話をする。
「——————と言うわけだ、1週間のあいだは訓練を無いものとする。そして、良く考えて欲しい。このまま攻略組として最前線に挑むかどうかを。もう分かっていると思うがこれは遊びではない。浮ついた気持ちで臨めば命を落とす。今回はサイクロプスがたった1人しか狙ったからこそあれだけの被害で済んだのだ。次は全滅する可能性だってあるのだ。だからこそこの期間でよく考えておくように。では。各自、有意義な時間を過ごしてくれ。」
ヴァラウスは言い終わると踵を返して大広間から出て行った。
拠点組は騒然としていた。例え歯牙にもかけずにいたクラスメイトでも死んだと聞かされれば大抵の奴はパニックを起こす。例外はなかった。攻略組は力に溺れて『死』を軽視していたが、痛感させられていた。
「悪いけど、詩音を運ぶの手伝ってもらえるか?」
「うん。」
「イイよ〜」
俺は未だに気を失っている詩音を部屋に運び看病して貰うため、詩音と仲の良かった榊久遠と間宮アリスに声をかけ、詩音を部屋に運び入れる。
榊久遠は神社の神主の娘でリアル巫女さんだ。攻略組の1人で〈陰陽師〉だ。小柄で黒髪のショートヘア、見た目は中学2年ぐらいだ。将来は神主を継ぐらしい。
間宮アリスは日本人とイギリス人のハーフで、間宮家は忍者や暗殺家業を生業としているそうだが、今は大手の会社を立ち上げているらしい。そしてこちらも攻略組の1人で〈アサシン〉だ。ブロンドの髪で右のサイドテールで容姿もとても良いが、勉強は中の上、天然が入っている。男子による可愛い女子選挙に3位に入っている。1位は詩音だ。
「悪いけど後よろしく頼む。目が覚めたら俺を呼んでくれ。多分詩音は精神的に崩れているから起きたら2人で来てくれ。訓練場にいると思うから。」
「まかせてください。」
「りょ〜かい。」
くそっ!助けらんなかった、紅を。親友を目の前で失うのはこんなに辛いんだ。詩音が大丈夫な筈がねぇ。だが、俺たちは信じてるぜ。あいつが生きてるって。また、3人で笑い合えるって。・・・・・・無事でいろよ、紅。そうと決まれば訓練だ。あいつを助けるには力が必要だ。そう思い、訓練場へ足を運ぶ。
訓練場の入口にはヴァラウスが立っていた。俺に気づいたヴァラウスはこちらに向かってきた。ヴァラウスは近衛兵隊の中でも5本の指に入るぐらいの実力をもっているのだろう。だが、それでも自分たちには遠く及ばないが。
「今回の件、申し訳なかった。」
「なんのことですか?あいつらを止められなかったことですか?あんたらが戦闘において役に立たなかったことですか?だったら気にしなくてもいいんじゃないですか?あいつらは次回からは勝手に動こうとはしないはずだし、あんたらは元々戦力外な訳だし。」
「どれも違う。お前や詩音という娘と仲の良かった桐生を救えなかったことだ。美沙もそうだが、お前たち3人は桐生をきにかけていたからな。」
「・・・・・・・・・なよっ」
「だが、あのままでは他の奴らの命が危うかったんだ。だから・・・」
「うるせぇ!ふざけんなよ!今更悪かったって、お前らは何をしていた!奴らの暴走を止めようともせず力に怯え、あまつさえやったのは奴らの機嫌を損ねないようにしていただけだろ!お前らにとって俺たちはなんだよ。ただの捨て駒か?お前らの都合のいい駒じゃねぇんだよ!」
「悪かった・・・・・・」
「お前が謝ったってあいつはっ・・・紅は帰ってこないんだぞ!お前は最後まで見たか?『アクアバレッド』をくらい、扉が閉まっていくのを見る紅の顔を、怒り、苦しみ、悲しみ、絶望、そして憎しみに溢れたあの顔をっ!」
「悪かった・・・・・・」
「もういいっ!俺は紅を信じている。だから助けに行く。だが今回の事で俺たちの中に確実に恐怖を植え付けた。攻略組からも離脱者がでるだろう。レベリングはするがそれでも、戦力が落ちる。お前らも俺たちの1/10しかない。これじゃ、いつになるか分かったもんじゃない・・・。そんなに許されたいのなら、その命が散るまで紅と合流するためだけに死ぬまで動け。腕がもげようが、脚が消し飛ぼうが、頭が吹き飛ぼうが、心臓を抉られようが、もがき続けろ。死んでも動け。ただそれだけだ。」
そう言って、頭を下げているヴァラウスを置いて訓練場に入っていく。
止められなかった・・・・・・。わかっている。こんなのは八つ当たりだ。俺に紅を助けられる力が無かったがために。詩音を悲しませてしまったがために。俺はなんて無力なのだろうか?守ろうとしていたものをいとも容易く奪い去られた。何が親友だ。紅が困っているのに、手を差し伸べる事が、紅の手を掴むことが出来なかった。
「くそがっ、クッソォォオォォオォォォォォ!」
支給されたコンバットマグナムに『魔弾』を生成し、的の人形にめがけ撃ち放つ。感情的になり過ぎ、魔力制御が甘くなり、いつもの倍以上のMPを消費してしまい、すぐに枯渇する。そして、その場に蹲る。
「うぅ・・・・・・・・・・・・」
涙が頬を伝う。今まで抑えていた感情が決壊したのだ。俺が崩れれば、いや、あの場なら誰が崩れても余計に混乱させるだけだと思いこらえていた。
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in 詩音の部屋
「んっ・・・」
「あっ!詩音!大丈夫ですか?」
「だいじょぶ?詩音。」
「あれ?アリスに久遠、どうしたの?私は大丈夫だよ?」
「良かった・・・。心配かけないでよ。説明は泰人君を呼んでから。ちょっと泰人君に詩音が起きたら呼んでくれって頼まれてるから、私たち行くね。しっかり横になっててね。」
「行ってくるよ。」
「う、うん。」
私、どうしたんだろう?なんでベッドの上にいるの?えっと、確か皆と迷宮へ攻略にいって、弘樹君たちが調子に乗ってボスの部屋へ入ってって・・・・・・・・・・・・。
「!?う、嘘だよね?」
サイクロプスから逃げるために開いた扉で紅君を待ってたのに・・・・・・紅君に『アクアバレッド』があたって・・・・・・・・・まだ紅君がいたのに勝手に閉じていく扉。どうして?ここから先の記憶がないの?
涙が溢れ出す。その時。
次は話ではなくちょっとステータスを書こうかなと思ってます。




