外 登場人物/使用語句説明
○登場人物
※クロウ・エンフリード
グランサーの少年。
※ミソラ
クロウが遺構内で出会った魔導人形。
※ヨシフ・マッコール
ゼル・セトラス組合連合会エフタ支部の職員。
※セレス・シュタール
ゼル・セトラス組合連合会の幹部。
※ルティアス・レンドール
エフタ市長。
※ソーン・サラサウス
帝国遺構調査団の副団長。帝国魔導技術院の準導師。
※シャノン・フィールズ
帝国遺構調査団に所属する、帝国魔導技術院の研究員。
※オブリオ・ベルザール
帝国遺構調査団を率いる団長。帝国魔導技術院の導師。
※モーリン・ダッツェル
帝国遺構調査団に所属する、帝国魔導技術院の研究助手。
※アルベール・アルタス
帝国遺構調査団を護衛する機士。帝国北方機士団の機士長。
※パドリック・リディス
帝国遺構調査団を護衛する機士。帝国北方機士団の正機士。
※レオン・マシウス
帝国遺構調査団を護衛する機士。帝国北方機士団の従機士。
▽帝国遺構調査団を護衛する機兵の皆さん
※機兵長 ボーマン
※正機兵 ラフェル
※正機兵 ボガード
※正機兵 ゲンプ
※正機兵 オーリッジ
※従機兵 エイファ
※従機兵 アシュリー
※従機兵 ヴァレン
※従機兵 ヘイル
▽名前だけが登場した人達
※コラード
帝国の遺構調査団に所属する、帝国魔導技術院の研究主任。
※エイブル
帝国の遺構調査団が運用する魔導船ルシャール二世号の船長。
※ブレック
帝国の遺構調査団が運用する魔導船ルシャール二世号の副長。
▽その他
※ヘリオ
クロウが遺構に入る原因を作った人物。
※ヘリオの妹
クロウが遺構に入る切っ掛けを作った人物。
○使用語句説明(各種設定とも言う)
以下、登場順(のはず)
※断罪の天焔
旧世紀文明が滅びた主たる原因。一日で世界を三度焼き尽くしたと伝えられている。簡単に大災禍とも呼ばれる。これにより、人類は世界の覇者から凋落するに至った。
※甲殻蟲
人類の天敵。基本的に分厚い甲殻に覆われており、生半可な攻撃は通用しない。大基は蟲の類である。陸生系や飛行系が大部分だが、水生系や水陸両用系も存在する。
※魔導
機械技術と魔法技術を融合したもので、現文明の土台となる技術。魔力を使って機械的な力を生み出す魔導機関系と、魔力を使って機械的に魔術を為す魔導機器系の二種類に大別できる。
※魔力
根源力とも呼ばれる魔法の基礎。有機無機を問わずに万物が存在する為に有する根源的な力。
※魔法
旧世紀においては秘匿されてきた神秘体系。
※魔術
魔力を行使して事象を引き起こす魔法の技。
※魔導機
魔導を用いた外骨格装甲。簡単に言えば、補助動力付きの重装甲冑。使用者保護の為、大型化を目指しているが、冶金技術が追い付いていない。
※光陽
この世界における恒星の呼び名。
※ガルト
長さの単位ガル・リュートの短縮形。1glt=1㎝。
※アルト
長さの単位アウ・リュートの短縮形。1alt=1㎞。
※エフタ
遺構都市との異名を持つ都市で、ゼル・セトラス大砂海域の中心都市。元々は、かつての中心都市エル・レラの植民都市である。
※旧文明の遺物
旧文明の様々な代物。旧世紀文明の物品は素材から良いので非常に高値で売れます。
※グランサー
遺物収集販売人。
※シャベル
作業用道具兼鈍器。掘って良し、運んで良し、打って良し、刺して良し、切って良しの万能具。
※ゼル・セトラス大砂海
人類生存圏の北側にある地域で乾燥しきった瓦礫の砂漠。ゼルは定冠詞、セトラスは旧世紀より引き継がれた固有名。セトラは大地母神の名前であり、セトラスは大地母神の物という意味である。
※ラティア
甲殻蟲の一種。階層社会形成型であり、陸生系甲殻蟲でも厄介な部類に入る。ゼル・セトラス大砂海以外でも生息している。
※焼成品・焼成器
セラミックス系物品。
※調整水
機能性飲料。スポーツドリンクと言わばわかりやすいと思われる。
※魔導船
魔導を動力源に使う船。魔力を使って浮遊して、プロペラで推力を得る。
※リュート
長さの単位。1lt=1m。
※ゼル・セトラス大砂海域農水産通商鉱魔工業組合連合会
ゼル・セトラス大砂海域の他業種組合連合組織。我々はゼル・セトラス地域の安定と経済伸長を目指します!
※ゼル・セトラス組合連合会
ゼル・セトラス大砂海域農水産通商鉱魔工業組合連合会の通称。他に、組合連合会、組合とも呼ばれる。
※帝国
実質的に人類社会の中心となっている大国家。皇帝(任期三十年の行政長)と元老院(都市代表議会)の二元支配体制を敷く。
※領邦国家群
形式上は帝国に臣従している小都市国家群。帝国の東方に位置する。帝国での呼称は東方諸侯領。
※五都市同盟
帝国と緩やかに対立する西方の都市同盟。帝国の西方に位置する。帝国での呼称は西部都市同盟。略称は同盟。
※爛陽節
夏至から秋分に至るまでの期間。
※旭陽節
冬至から春分に至るまでの期間。
※ゼル・ルディーラ
大砂海の更に北より吹き込んでくる強風から発生する大砂嵐。ゼルは定冠詞、ルディーラは古語で砂嵐の意。転じて、砂嵐の神。
※ルディーラの贄
無謀者の末路。
※ルディーラの子分
砂海に吹く風の擬人化表現。
※盛陽節
春分から夏至に至るまでの期間。
※市壁
市の内外を隔てる防壁。人が住む場所の安全性は、これの有無によって大きく左右される。エフタの市壁は平均高十リュート、平均厚四リュート、総延長十アルトに及ぶ。また、順次増築されており、市域は確実に広くなってきている。
※ニニュ
大型陸鳥。飛べない鳥。食用や日用品等、多用途に使われる。
肉→食品 タンパクだが栄養価が高い
羽→羽関連日用品
骨→焼成品関連他
卵→食品、薬品
糞→肥料
※コドル
四足獣。牛と馬を掛け合わせたような存在。食用や日用品等、多用途に使われる他、運搬役でも使う。
肉→食品 脂がのっておいしいれす
皮→革製品
骨→焼成品関連他
糞→肥料
※魔刻板
刻印式魔術を刻み込んだ金属プレート(偽銀プレート)で魔導技術の一つで根幹でもある。この魔力を流すことで刻まれた魔術が発動する。
※市壁循環道
市壁沿いにエフタ市内を一周する道路で、主に物資輸送に利用される。
※南大通り
南大市門より街の中心まで伸びる基幹道路。
※ルーシ
ヤシ科の植物でココナツに似ている。多用途に使用できることから街路樹兼用に栽培されている事が多い。
茎(幹)→木材
葉→繊維
果実→食用、日用品、飼料+肥料
果皮→繊維
果殻→日用品
※トラスウェル広場
南大通りと商会通りが交わる広場。名称のトラスウェルはエフタ市創設で中心的な役割を果たした人物。
※商会通り
港湾門より真っ直ぐに伸びて、集合住宅団地に至る基幹道路。商会や商店が立ち並ぶことから名前が付けられた。
※ギューテ
撥弦楽器。五弦で軽快な音が鳴る。
※バンコ
打楽器。低音が心地よく響く。
※ゴルダ
ゼル・セトラス大砂海域で使用されている共用通貨。1ゴルダは大凡で10円程度の価値。
※遺構都市
エフタの別名。直下に遺構を抱え、周囲にも多くの遺構群が存在する事から付けられた。
※帝国魔導技術院
帝国にある魔導技術の研究機関。民間からの投資を受けない国立機関です。
※機士
魔導機に搭乗する指揮官。帝国圏で使われている。
※機兵
魔導機に搭乗する兵士。または、魔導機を運用する兵種。万国共通。
※帝国における機士と機兵
機士は、以下の三階級の者の総称。
機士長:正機士の中より指揮能力があると判断された者が当てられる。
正機士:機士三年目以降に当てられる。
従機士:機士心得から機士二年目までに当てられる。
機兵は、以下の三階級の者の総称。
機兵長:正機兵の中より経験豊富と判断された者が当てられる。
正機兵:機兵四年目以降に当てられる。
従機兵:機兵一年目から三年目までに当てられる。
※ノルグラッド山脈
ゼル・セトラス大砂海の南境界。この山脈の南側に、帝国、五都市同盟、領邦国家群が存在する。
※ドルケライト
高い魔力伝達性を有する金属で、魔導技術に欠かせない戦略物資。別名は偽銀。
※ミスラティン
高い魔力蓄積性を持つ金属で、こちらも魔導技術に欠かせない戦略物資。
※魔術士
魔術を扱う事を公に許された者。万国共通。
※一節
一年の四分の一。
※十九番遺構
エフタ市周辺にある遺構の一つ。
※堅パン
保存食の一つ。歯が立たない事も。弾丸を受け止められるかは不明。
※ルシャール二世号
帝国調査団の母船。ロナー級と呼ばれる全長70リュートの中型魔導船で、帝国で最も普及している魔導船。
※四十一番遺構
エフタ市周辺にある遺構の一つ。比較的、発見時期が新しい。
※北方機士団
帝国の北方はノルグラッド山系以南から帝都近郊までを守る機士団。機体色を漆黒で統一している事から黒機士団とも呼ばれたりしている。
※魔導技師
魔導技術を扱えると公に認められた者。万国共通。
※ゴラネス二三型
帝国で採用されている量産型魔導機。頭部なし。見た目が肉厚で鈍重な印象。主に機兵が用いる。余談であるが、前世代機のゴラネス一型系列は領邦国家群で使用されている。
※ラケ・ゴラネス
帝国で採用されている量産型高性能魔導機。頭部あり。無駄な装甲がなく、鋭敏さを感じさせる。主に機士が用いる。実はゴラネス一型を生み出す過程に作られた、試作機の一つより発展したという変わった経歴を持つ。
※星陽暦
断罪の天焔以前に使われていた旧暦の一つ。
※共通暦
断罪の天焔以降に使われている暦。万国共通。
※ドクラマ
ミソラが口にした過去の漫画に出来てた架空の通貨。ドラクマではない。
※レーフィン
帝国の都。略して帝都。
※旧港湾通り
中央地区と商業地区の境目近くにあり、市壁循環道から南大通りまで続く道。古くは港湾区が存在した場所であったことから名付けられた。
※魔術師
魔術を教えることを公に許された者。万国共通。
※魔術士の姓
代々積み重ねることで、魔術士としての名誉や誇りが集約された物。
○この世界の時間と暦について
時間に関しては、あまり難しく考えないで、そのまま現実の物を使用しております。
1秒 = 1地球秒
1分 = 1地球分
1時 = 1地球時
ただし、一日は三十六時間です。
1日 = 36地球時
昼夜 = 18地球時
また、この世界には月がありませんので、月なる単位がなく、代わりに旬という単位があります。
一旬 = 20日
この旬が四つ集まる事で、節と呼ばれる単位になり、この節が四つ集まって一年という具合です。
一節 = 四旬 = 80日
一年 = 四節 = 320日
そして、四つの節には、以下の通り、それぞれ名前が付けられており、季節も表します。
旭陽節:冬至⇒春分
盛陽節 :春分⇒夏至
爛陽節 :夏至⇒秋分
斜陽節 :秋分⇒冬至
以上、簡単な時間と暦の説明でした。
○作者の独り言
・度量衡の関して
当初は現実:架空=1:1の比率ではなく、色々と弄ろうかと考えたが、読み書き共に、実に計算が面倒だと気付き、断念する。ほんと、おらにはむりだぁ。
12/06/29 一部修正。
 




