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ベルサイユは夢と散る(後)

ツァンが目を覚ますと遊斗が折り重なるようにして眠っていた。


ツァン「起きて!遊斗!!!」


遊斗「...悪い!


寝てしまった!


昏々と眠ってしまったな...」


遊斗とツァンは支度をするとお姉さんにお礼を言って店を出た。


三日も寝ていたなんて正直驚きだった。



例の店に行くと酔いどれのお姉さんが待っていた。


お姉さん「約束の品だ。


あんたらの名前はエドワードとエレンだ。


偽名で入れよ。」


お姉さんが用意した服は完璧だった。



遊斗「どうも。」


遊斗とツァンは頭を下げると早速着替えて宮殿に向かった...。






遊斗「今日はパーティーがあるらしい。」


ツァン「わぁ...豪華な造り...」


遊斗「エレン。手を。」


貴族の服を纏った遊斗が手を差し出した。


ツァンは赤面しながらもその手を取った...。



遊斗「今回の目的はパーティーを楽しむ...ことではない。」


ツァン「どういうこと?」


遊斗「いたいた。


おい!ネブラスカ!」


ネブラスカと呼ばれてやってきたのは...三流の貴族の服を着たジャッカルだった。


ジャッカル「なんだ?エドワード?」


遊斗「武器の密輸入は上手くいったか?」


ジャッカルはウインクした。


ジャッカル「安心しろ。


英国から一番いい品がフランスに来た。


後はレジスタンスどもに持たせてバスチーユを叩く!」

遊斗「声がデカイ」


ジャッカル「失敬。」


ジャッカルは周りの貴族たちに酔っ払っているフリをしてみせた。


遊斗「決行は?」


ジャッカル「715。」


遊斗「了解した。」


遊斗はツァンを見た。


遊斗「ツァン、予定通り騒ぎを起こしてくれ。


やったらジャッカルと宮殿を出てくれ。」


ツァン「分かった。」


ツァンはポケットからネズミが入った箱を取り出すと床に落とした。



ネズミは箱から飛び出し、走り回った。


貴族たちがパニックに陥る。


遊斗「GO」


ツァンたちは何食わぬ顔で宮殿を抜け出した。


遊斗は金目の品がありそうな倉庫を見つけるとさっさとこじ開けると侵入した。


そして、そこに保存してあった金貨の山と一番厳重に保存してあった一本の剣を失敬すると抜け穴から逃げ出した。





ツァンたちがしばらくフランスの国境近くで待機していると遊斗がやって来た。


遊斗「早く逃げよう!!!」


ジャッカル「俺が時間を稼ぐ。


今のうちに行け!!!」


ジャッカルはバトルアックスを構えた。



遊斗「恩に着る!!」


遊斗たちは急いでフランスへと向かった...。



*********



ジャッカル「さぁて...。」


ジャッカルは強力な炎のオーラを解き放つ。


ジャッカル「束になってかかって来いオラアアアアアアアア!!!!!!」






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