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教育実習生がやってきた①

5月に入り千夏は小学校生活に慣れてきた。

そんなある日教育実習生が一年一組にやってきた。

教育実習生の名前は岡本先生という先生だ。

5月は岡本先生が授業をするのではなく、川口先生の授業を参観するそうだ。


岡本先生は、非常にICT機器の使い方に長けており、なんでも使いこなせていた。

その為、一年一組の児童に対してタブレットの使い方をレクチャーする機会が多くあった。


千夏は、明久だったころはタブレット端末がなかったので非常にそのレクチャーを楽しみにしていた。

明久はほとんどタブレットを扱ったことがなかったので、千夏となった今でもなかなか理解するのに時間がかかった。

そんなこんなでタブレットの操作でてこずっていると同じクラスのサナちゃんが声をかけてきた。

サナは、非常に負けん気が強く常にクラスで一番にならないと気が済まないタイプの人間であった。

サナはおそらく千夏の事をライバル視しているためよく絡んできていた。

サナの家庭はすごくパソコンなどがそろっており、操作はすごく手馴れていた。

そうしたこともあり、サナはよく千夏にタブレットの使い方を教えてくれた。

正直千夏にとってそれはありがたかった。

千夏は、

「サナちゃん、タブレットの使い方を教えてくれてありがとう。

また教えてね!」

と言ったところ、サナは顔を赤らめて、

「別に千夏の為ではないんだからね。」と

ツンデレみたいな捨て台詞を吐いて教室を出ていった。


そんなある日岡本先生と千夏たちはよく昼休みや中休みに校庭で鬼ごっこなどで遊んでいた。

岡本先生の足は大人という事もあり非常に速かった。

それに対して千夏はまだ身体が小学校一年生なので、すごく遅かった。

遊びの中で千夏は足が速くなりたいと思うようになった。


岡本先生は一週間だけいてすぐに大学へと帰っていった。

また会える日を千夏たちは心待ちにしていた。

そんなこんなで6月があっという間に終わって7月になった。


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