パーティ
千夏たちは綾女の所属するゼミの部屋にやって来た。
ドアを開けると、歓声が上がった。
「この子が綾女の言ってた従妹の子?」
「あら可愛い」
「小さいなあ、やっぱり小学校一年生だな」
など色々なことを言われた。
しばらくすると、金髪のロングヘアの女子大生が話し出した。
「この子、楽器得意なんでしょ?何か引いてもらっていい?」
千夏は、静かに首を縦に振った。
千夏はその女子大生のギターを借りて演奏することにした。
千夏はよく引く曲はギターで楽譜を見ずに演奏することが出来る。
その為、とりあえず千夏が明久だったころによく聴いていたJ-POPの歌を弾くことにした。
千夏は、この曲ならみんな知っていると思い演奏した。
すると、演奏が終わった瞬間一斉に拍手が起こった。
「すごい、小学校一年生がギターを弾くなんて!」
「音程も完璧だった!」
など褒められて千夏は顔を赤らめながら照れていた。
すると、ある男子大学生から
「この曲を知っているとは、中身おっさんか?」
と、冗談交じりに言ってきた。
千夏は一瞬冷や汗をかいたもののなんとかやりすごすことができた。
演奏した後は、パーティーになった。
パーティーとはいっても大学生なのでお茶やジュース、お菓子やポテトチップスなどだけではあるもののすごく豪華であった。
綾女はどうやらモテモテらしく、よく男子大学生から声をかけられていた。
千夏もそれに負けないくらい美人だが、やはり年齢がネックなようだ。
二時間ほどその部屋で談笑をしたあとは、綾女がいつも授業を受けている教室を案内してくれることになった。
パソコンがいっぱいある部屋や、大人数で授業を受ける教室などを見学した。
明久だったころに通っていた大学は地方の国立大学であったため、こんなに大きな教室はなかったので非常に斬新であった。
それよりも驚いたのは、トイレである。
千夏は小学校の女子トイレに入ることは抵抗がなかったが、大学の女子トイレに入ることはやはり抵抗があったものの入ってみることにした。
すると、いきなり目に入ったのはパウダールームであった。
今時の女子大生は大学で化粧をするのが当たり前なのかと驚いた。
綾女に聞いてみると、
「いつもあたしはここで化粧してるぜ。」
と言っていたのでこれが普通なようだ。
それよりも驚いたのはウォッシュレットである。
明久だったころはウォッシュレットなんか考えられず紙で吹くのが普通であったが、今はボタン一つで洗浄してくれるという事に千夏は感動した。
洗浄が終わっても何度も洗浄をする千夏であった。




