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異世界転生もの(仮)を書こうと苦悩する小説家(自称)の日常  作者: 104


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3/3

映画を観て思うこと

 さて、ちょっとだけ小説を書き進めることができ進歩したはずが、すぐに行き詰っていた。煮詰まったと書こうとしたが、ちょっと辞書を引いたら、煮詰まるの本当の意味は結論を十分にだせる段階が近づいた状態を指す言葉だということがわかり、これまで間違って使っていたことを知る。(最初の方に“すいません”と書いてあるがあれも本当は“すみません”が正しい。これから先、もし間違った日本語が書いてあったら、ぜひ指摘して頂きたい)世の中知らないことばかりなんだと痛感した。


 行き詰っていた私は、気分転換に映画でも観に行こうと家を出た。映画館は電車で30分ほどの場所にあるシネコンだ。最近は何が公開されているのか?など、予備知識をまったく入れずに向かった。

 何か小説のヒントがないかと期待している。

 

 昔は、エンターテインメント雑誌や新聞に載っていた映画館の上映スケジュールを見て、その時間のちょっと前くらいに行ったものだ。席も指定ではなかったので、前の回の映画が終わり、人が劇場から出てくると、ちょっとずるい奴はこっそり空いている扉から入り、良い席を取っていた。私も昔はよく映画を観に行っていたからそんなずるいことをよくしていた。

 

 と、昔話をしたところで何が浮かぶわけでもないので話を進めよう。

 最近はシネコンが主流だし、インターネットでの予約も出来るが、今回はふらっと足を運んでみた。シネコンのチケット売り場で今から一番早く観ることの出来る映画を探していたら、ネットで最近予告を見かけた洋画の大作の席が取れた。びっくりしたのは、料金がなんと2000円を超えていたことだ!いつの間にこんなに上がったんだ?もし知っていたら来なかったかもしれない。だがここまで来てしまったので観る事にした。


 飲み物とキャラメル味のポップコーンを買った。塩味のポップコーンにバターが好きなのだが、バターは上にかけるだけなので食べ進めるとバターはなくなり淋しく感じるのでキャラメル味をチョイス。すぐ上映の時間になったので係員にチケットを見せようと近づくと、チケットにQRコードがあり、それをかざすシステムになっていた。あわててチケットのQRコードをかざし中へ。久しぶりの映画館で戸惑ったくだりは何か小説に役立つのかわからぬまま、無事に席へとたどり着いた。薄暗い中、すでにこれから公開する映画の予告が流れている。ポップコーンとドリンクのトレーを席の横の丸い部分に差し込むのに数十秒戸惑ったりもした。前の前の席ではすごい音を立ててこぼしている人もいた。ああならなくて良かったとほっとしている自分がいる。人の不幸は大好きさとどこかのバンドが歌っていたのを思い出した。

 

 ここで何を観たかをあえていうつもりもないのだが、気になったことが一つ。


 いけないとされている飲食を持ち込む輩を百歩譲って目をつむるとして、私がどうしても許せなかったのは、レジ袋の音だった。

 あっちの席でゴソゴソ、こっちの席でゴソゴソ。あのレジ袋の音は館内によく響き渡る。レジ袋から何か物を出し、クシャクシャにしてるのかキレイに折り畳んでいるのかわからないが、その工程ですごい音が出ていたのだ。気になってしかたがなかった。

 そうなると他の細かい部分も気になって映画に集中できない私がいた。


★映画が始まってからスマホのライトをつけ、席につこうとするやつ。

★家で映画を観ているかのように大きな声で話すやつ。

★(きっとレアケースだが)いびきをかくやつ。

★物語がシンとなった時、タイミングよくポップコーンを食べるやつ。


 しかも私の後ろの席の人の足が長いのか、よく蹴ってきたのだ。足を組み替えた時にぶつかるのかはわからないがかなりの頻度でだ。あまりに多かったので、2回ほど振り向いてその人物をみてやった。けど暗くてよくわからないというのが実際のところだ。


 いろいろ気になりだしたらもう物語を追うことを諦めてしまった。


 収穫のないまま、いやこれは収穫なのか!?こんな経験が物語の何になるのか?まったく見当がつかないが実際の経験を私が愚痴として話したことは覚えておいて欲しい。もし私が書いた小説を読む機会があって、その物語に映画館が登場し、いろんな気になることが描かれていたら…あっ!あの時の経験だと思って頂きたい。


 私の小説の題材探しは始まったばかりだった。

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