何から手をつけていいものか
これは異世界転生もの(仮)を書こうと試みている自称小説家の日常を綴る日記のようなものだ。いつ終わるのか、どれだけ続くのか(最初は“どんだけ”と書き込み、あとであるタレントになってしまうと思い書き直した…考えすぎだろうか)、それともたった数回で、もしくはこれだけで終わってしまうのか、書いている私にさえわからない。
ただ思うがまま綴っていこうとは思っている。皆さん良かったらお付き合いください。
そもそも小説を書こうと思ったのは、映画や小説を観たり読んだりする度、何かにつけ知人にケチをつけていた。すると「じゃあお前が書けば?」と言われ「だったら書いてやる!」と、売り言葉に買い言葉で始まったことではある。動機も弱い。
だから書きたいことがあるわけでもなく、途方にくれているというわけだ。
何から手をつけていいものか。
小説を書く…みたいなことをスマホで検索すると、いろいろと出てきた。調べてみると、けっこういわゆるプロじゃない人が書いているサイト(小説を発表する場)もあって、そこから本格的にデビューする人もいるみたいだ。
もしかしたら印税生活?書いてもいないのに狸の皮算用だ。
まず何をしたらいいのか。それすらもわかってない。でもとりあえず家にあったパソコンに電源をいれた。普段あまり使わないので立ち上がるのに時間がかかっているように思える。会社のパソコンは電源をいれればわりかしすぐに起動するからなおさらだ。学生の頃、課題などで使っていたものなのでちょっと古い。でもワードが使えれば小説は書けるだろうと開いた。もちろん画面は白く、何も書かれていない、寂しくカーソルの所の縦線が点滅している。小説のタイトルも決まっていないがファイルから名前をつけて保存を選びクリック。そして小説①とタイトルをつけデスクトップに保存した。これで一仕事終えた気になり、その日はパソコンの電源を落とした。
以来、時間が出来るとパソコンに電源をつけ、とりあえずファイルを開いた。タイトルっぽいものを考えようと鍵括弧を打ち、そこでしばらく手が止まる。タイトルが先なのか?物語が先なのか?どっちが正解なのかもわからない。きっと好みなんだろう。YouTubeで誰かがまとめたミックスリストを適当に見るではなく聞きながらキーボードに手を置き、一応考えてみる。しばらくするとミックスリストの曲を聴き懐かしんでるだけの自分がいた。こんな時間が幾度となく繰り返されていく。
こんな調子で時間だけが過ぎていった。周りに小説を書く人間などいないからやり方もわからない。この段階で小説家の人たちを尊敬してしまう。よく書けるなと。そんなことも知らず文句ばかり言っていてすいません。
ここで辞めるという手もある。ただ「じゃあお前が書けば?」と言った知人はそのことを覚えていて、たまに聞いてくるのだ。私もつい「いま執筆中」と見栄を張っている。
何か書きたいものを探そう。
パソコンの前にいても何も浮かばないので、外へ飛び出し散歩をすることにした。
仕事が終わり帰宅したあとの散歩だったので夜もいい時間だ。普段はスーツだが部屋着に着替えていたし、サンダルだった。我が家の近くに川が流れていて、その川の土手が散歩コースになっている。夕方にもなると犬の散歩をする人をよく見かける。だが今は夜12時を過ぎていた。明日が休みなので遅くにこんなことをすることに罪悪感はない。
季節は夏。真夜中でも生ぬるい風が体にまとわりつき、気持ちいい気はしなかった。土手を歩いているとけっこう頻繁にベンチが置いてある。そのベンチにはこんな夜中なのにカップルが座っていたりする。
なんか気まずい。
別にのぞき見してるわけではないのに、悪いことしてるように感じるのは私だけだろうか。ゆっくりとしたペースで散歩したかったし、なんならベンチで少し休もうかとも思ったのにベンチごとにカップルがいる。仕方なく足早に土手の道から外れ家路についた。
とまぁとにかく始めようとしているが、何から手をつけていいものかわからぬまま時間だけが過ぎていった。
こんな感じで話は続く。
このたわいもない文章がどうのるのか、どう決着をつけるのか、私自身知る由もない。
皆さん、良ければお付き合い頂きたい。




