一条征史朗の好奇心 ←挿絵入れました!
何時もお読み下さり有難うございます!
また、時間ができましたら、イラストも描いていきたいと思ってます!この回のイラスト描きました。宜しければ、ご覧ください!
幾つか描きたいシーンはあるのですが、休みが取れ次第描こうと思います。
「どう言う事ですか?」麗は疑問に思う。凄いと言われる様な事したかな?私は首を傾げる。
「男である君が、2人の上級ヴァンパイア達、
朝倉加賀、早乙女晴一の血の提供をして、しかもその2人のお気に入りになってしまったんだから。」征史朗はブルーの瞳を細めて微笑を浮かべる。細く長い指先で麗の耳に触れる。
一瞬の出来事に麗は、ビクッとなり、肩を揺らす。
「お気に入りって...そんな...まだ3日しか経ってないですし、自覚が」麗は困惑する。
「日数なんて、関係ないと思うけど。このイヤリングから、加賀の血の香りがするし、この部屋に晴一の血の香りも微かだけどする。ヴンピールアクセを身につけてる君は、彼らのお気に入りだよ。」と言いながら、麗の耳に付けたイヤリングを指の腹で擦って見る。
「うっ」麗は擽ぐったさで、思わず、プルプル振えながら、目を瞑る。
「男の君が気に入られるなんて、珍しい事なんだよ?上坂くん。だから、僕は君に興味が湧いたんだ。ねぇ、どうして2人に気に入られたの?僕は人の心が知りたいんだ。」
征史朗は綺麗な顔を麗に近づけてブルーの瞳を細めながら質問する。
「えっと、もしも気に入ってもらえたんなら、光栄です。俺が、俺の血が誰かの役に立つのは、嬉しい事です。だけど、お2人の思考はお2人に聞いて下さい。俺は本人じゃないので知らないです。人の考えって難しいですし。」麗は薄紅色の瞳を細めて、困った顔をする。
「ふふっそうだね。だから、僕は俳優になったんだ。演じる事で人の気持ちを理解できるんじゃないかと思ってね。」と最後の言葉を言った後、金色のまつ毛を伏せて、ブルーの瞳に影を作る。その表情は何処か悲しそうだった。
麗は気付かず、先を促す。
「そうなんですね!その為に、偉いですね!人の気持ちは理解できましたか?」
「いいや。少し分かったと思うと、また、分からなくなる。演じているだけで理解はできてない。例えば、涙を出すシーンも悲しくなくても、涙を出す事ができる。僕のヴァンパイア能力で、涙腺を刺激し、涙の道(鼻腔)へと涙を流す事ができる。僕は、自慢じゃ無いけど、大抵の事はこなせるんだ。だけど、本当に人の気持ちを理解してる訳じゃ無い。だから...」と続けて話そうとした時
「それは、凄い特技ですね!征さんは才能があるんですね!」私はとても感心して、褒める。あれ?今何か言い掛けてたような?まぁ、いいか!私は気にも止めず話を続けてしまう。
「征さんの演技してるドラマ観てますけど、俺、凄く感情移入してしまうし、
もう、人の気持ち理解してなくても、あそこまで演技が上手だと最早、演技でも構わないと思います!」と麗は薄紅色の瞳をキラキラとさせて話す。
征史朗はそんな麗の話に目をパチクリさせて、一瞬固まる。
「俺こそ人の感情に鈍いので、理解する必要が有るかもしれませんね。」と苦笑をしながら
「もし、俺の言動でイライラしたり、困らせてしまったり、傷ついたら言って下さい。謝ります。」と黒髪に手を乗せて話す麗。
「プッ」と吹き出す征史朗。それから、何やら呟き
「上坂くん、君は面白い人だね。何だか君と話すと、僕の悩みが軽いものに思えてくる。」とブルーの瞳から笑い涙が出る。
「そうですか?それは良かったです?」私は面白い事言ったかな?と少し疑問に思う。そして、
この笑い泣きも演技かな?と思い、
「その涙は作り物ですか?」と私は思わず、真剣に聞いてしまう。
「プフッいいや。この涙は本物だよ?」と可笑しそうにブルーの瞳を細めながら、涙目になる征史朗。
それから、更に征史朗は、麗に近づき、ベッドは軋む。
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麗の薄紅色の瞳を覗き、
眩い金色のクリーミーブロンドの髪に
綺麗なブルーの瞳、整った顔が麗の顔に近づく。麗はいきなりな事にドギマギとする。
征史朗の手が麗の顎を優しくすくう。
「これからも、宜しくね。上坂君。」と麗を見つめる征史朗。
「じゃあ、上坂君、明日、早いしもうお休み。」と麗の頭を優しくポンポンと撫でる。
麗はイケメンお兄さんだ!私にお兄ちゃんが出来たらこんな感じなのかな?と思うのだった。
本日も最後までお読み下さり有難うございました!
明日も朝早いですので、それでは皆様お休みなさい。良い夢を見て下さい!




