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序文
※やや重厚寄りのハイファンタジーです。
ここに、ラトゥナ・ケートが記す。
これは、かつてサンシャーラの西世界を蹂躙したレムリア大帝国が滅び去るより、遥か千有余年前の記録である。
当時、大陸はなお五つの国々に分かたれていた。
帝国南方には、武を尊ぶ王国アヴァニアが栄えていたが、その繁栄はレムリアの急襲によって一夜にして灰燼へと帰した。
偉大なる父と老師を失い、さらに闇の教団に最愛の弟を奪われた一人の戦士。
絶望の淵へ堕ちたその魂には、なお理不尽へ屈せぬ「金色の意志」が燃えていた。
これは、歴史の闇へ埋もれかけた激動の正史である。
一人の戦士が流転の時代へ刻んだ峻烈なる足跡を、後世へ遺すため――
その真実を、ここに編纂する。
ラトゥナ・ケート 識
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