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第24話 アサウェル救出作戦(4)

 そりゃあの状態の父さんと互角だったし…だからそう言えるのかな。

 オレ一人で同じ状態になったならきっと絶望で生きる気力もなくしてる。


 しばらくしてアサウェルが回復したところでオレ達は洞窟を出る事にした。

 小人たちにお礼をっ言って洞窟の出口を目指して歩いて行く。


「私に心当たりがあるんです」


 洞窟を出たところで急にアサウェルが切り出した。


「え…」


「残念ですがここからは別行動にさせてください」


「何言ってんだよ!急に!」


 オレはこのアサウェルの突然の言葉に動揺した。

 実際、今まで旅が無事だったのはアサウェルのおかげ。

 どんな危機に陥ってもアサウェルがその強い力で助けてくれた。

 今更別行動だなんてそんなの無理に決まってる。


「アサウェルが行くところにオレもついて行くよ!オレ達今まで一緒だったじゃないか」


 オレは何処かに向かうと言うアサウェルに旅の同行を求めた。

 勿論それが甘えだって分かってる。

 でも自信がなかったんだ、アサウェル抜きの旅だなんて。


「いえ、ヒロト達はタダシを追ってください。私も後から合流します」


「どうしても別行動じゃなきゃダメなの?」


 オレはまだしつこくアサウェルに食い下がった。

 聞き分けがないって嫌われるかも知れないけれど…。


「大丈夫ですよ、ヒロトにはまだ伸びしろがあります。それに一人じゃないでしょう?」


 アサウェルはそう言って笑った。

 それはオレを安心させるための精一杯の言葉のようにも感じられた。


「そーよ!私が付いているでしょう!アサウェル!ヒロトの事は任しといて!」


 いつの間にか現れたレイがそう言ってオレの肩をバンバンと叩く!

 全く、レイだって父さんが連れ去られた時は意気消沈していた癖に。

 それでもこのレイの言葉にオレは少し勇気をもらえたのだった。

 そうだ、アサウェルと離れてもオレはもう一人じゃないんだ。


「で、アサウェルはどこに?」


「私の昔の知り合いに心当たりがあるんです…その人を訪ねようと思います」


 オレはしばらく考えた…でも考えたところで話に結論が出る訳はなかった。

 そこでオレはレイとアサウェルの顔を眺めた。

 一人では答えは出せなくても仲間の顔を見れば導き出せる事もある。


「行こう、ヒロト!アサウェルを信じようよ!」


「自分の力を信じてください」


 二人の顔を見てオレもやっと決心がついた。

 そうだ、ここで立ち止まる訳にはいかない。


「それじゃあ…アサウェル、オレ達はどこに進めばいい?」


「そうですね…タダシはきっと悪夢帝の本拠地、浮遊城に連れ戻されたのでしょう…となると…」


 そう言ってアサウェルは地図を広げた。

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