第24話 アサウェル救出作戦(2)
「まぁ落ち着け、方法がない訳じゃない」
ファイファイの話によると洞窟の奥にこの症状を緩和する薬草があるらしい。
人形に薬草が効くのかって話だけどその薬草を潰した時に出る油を塗る事で
人形の自己修復機能を活性化させる事が出来るようになるって事だった。
「よし、じゃあその薬草を取りに行こう!」
「話は聞いたよ、私も行かないとね」
ファイファイとの話を聞いてレイも参加する事に。
洞窟の奥は広間の光は届かない。
こう言う時に松明なんかよりレイの光源が役に立つので助かった。
ファイファイの案内で洞窟の奥へと進むオレ達。
すごく狭い場所とかは協力してゆっくりと、でも確実にその場所へと進んでいく。
洞窟の奥は深く、まるでどこまで行ってもその場所に届かないような気がしていた。
それでも黙々とオレ達は洞窟の奥へと進んでいく。
先導役のファイファイがいなかったら途中で引き返してしまったかも知れない。
「ほら、あそこだ」
かなり洞窟の奥まで進んでオレが諦めかけたその時、ファイファイが指差した。
その指差した場所にその薬草は生えていた。
あの薬草があればアサウェルは助かるかも知れない。
その薬草を目にしてオレはやっと希望が見えた気がした。
しかしその場所は採取するにはかなり困難な場所にあった。
目の前には川が流れていてその向こう側の絶壁にその薬草は生えていたのだ。
「これ以上近付けない?」
「まず無理だろう…この川は流れが早いし底が知れない…それに川の水は水温が低い。人が渡るには条件が厳しすぎる」
どうやら手を伸ばして届くとかそんな楽な話ではなかった。
じゃあファイファイは何でこんな場所に案内したんだよ。
見つかっても肝心の薬草が採れないんじゃ意味ないじゃないか。
「もっと楽に採れる場所はないの?」
「生憎この薬草はこの洞窟ではここでしか見つかってないんだ…それに」
「それに?」
「お前らなら何とか採れるんじゃないかと思ってな」
なるほど、この無理難題も試練と捉えればいいのか。
何だかちょっとこのミッション、クリアしてみたくなって来たぞ!
修行だと思えば不思議な事に色々と考えが浮かぶ…。
まずは川を越えて向こう岸に辿り着く…それは多分ジャンプでも届くだろう。
しかし問題は絶壁だ…岩には常に水が流れていて岩を掴むのはかなり困難だ…。
そうなると何か足場的なものが欲しいな…そうだ!




