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第21話 闇の砦 後編

「オレは悪夢帝将軍直轄親衛隊隊長ロアード…たままた休暇で訪れた北部支部でこんな幸運を味わえるとは」


「た、たまたま…?」


「ああ、ここでタダシの息子を倒せるんだ!これほどの幸運はないさ!」


 ロアードはたまたまこの砦に来たと言う…だとしたらコイツ以外に手練はいないのかも…?

 ならやっぱりここはオレが何とかこいつを引きつけておかないとな!


「た、確かにお前は強い…けど、あんまりオレを甘く見てるんじゃないぞ…!」


 オレはヤツに精一杯の強がりを言った。

 本当はヤツに勝てる気なんてこれっぽっちもなかったけど…。


「ほう…」


 オレの言葉を受けてロアードはそう言うと俺に向かってエネルギー弾を多数発射してきた。

 エネルギー弾を使うレイが仲間に入った事でオレはエネルギー弾対策の修行もしている。

 その時の修業がやっとここで役に立つ時が来た。


 ドドドドドドドドド!


 オレはロアードのエネルギー弾攻撃を紙一重でかわしていく!

 エネルギー弾の精度で言えばまだレイの方が上だ!


「うまくかわすじゃないか」


 攻撃をかわされても余裕の態度を変えないロアード。

 今度はこっちから攻撃だ!

 しっかり相手を見て素早く死角へと回り込む!


 虚空拳がかわされたなら次は竜皇の型だ!


 たあーっ!


「効かないんだよなあ」


 一気に間合いを詰めたオレにロアードは防御壁を展開しオレを弾き飛ばした。


「ぐはあ!」


 ドガァッ!


 最初に弾き返されたようにまたオレは強く壁に叩きつけられる。

 何だこいつ、無敵か!


「お前の技の流派、タダシの技は俺には通じないぞ」


 ロアードは倒れているオレに向かってそう言い放った。

 こいつ、まさかオレの父さんの技を全て見切っている?

 考えてみれば父さんの技は一度悪を滅ぼし、こいつらのボスすら一度倒しかけた…。

 そんな彼らから見た敵の父さんの技をしっかり研究して対策を講じていても何も不思議はない。

 だとしたら相性最悪だ…オレはこの技しか知らない…。


「さあ、自慢の技を封じられてお前はどう俺と戦う?」


 うひぃぃ…何これまじでピンチじゃん。助けてアサえもーん!(汗)


 その頃、アサウェルとレイは先走ったオレを助けようと…したらドカドカと隔壁が閉まって困っていた。

 レイのエネルギー弾で隔壁を破壊したところ瓦礫が大量に発生して道を塞いでしまったのだ。

 多分最初からそう言う作戦だったのだと思われる…。


「どうするのこれ?」


「多分最初から私達を分断する作戦だったのでしょう…仕方ありません、別の道を行きましょう」


「ヒロトは見捨てるの?」


「彼を信じましょう…そこまでヤワじゃないはずです」


「そうね…」


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