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神界の虹

みちる

「うわぁ……!すごい景色……!!」


もふ気球は、ゆっくりと空へ近づいていく。


みちるの目に映るのは、見たことのないものばかり。


まるで、おとぎの国へ迷い込んだような景色だった。


ディジル

「神界も、なかなかいいだろ?


……みんな気まぐれだから、景色はよく変わるけどな……」


イネリア

「わちの田んぼも見えるだべ!」


みちる

「ほんとだ!立派な田んぼだねー!!」


みんなは空の旅を楽しみながら、

虹がかかる場所を目指した。


―――



しばらくすると、

先に行っていたアマリュウが近づいてきた。


アマリュウ

「まず雨を降らせる。モフリオンに隠れておけ」


みんなは言われた通り、モフリオンの下へ身を寄せた。



すると、空に雲がもくもくと増えていき、

やがて、しとしとと雨が降り始めた。


みちる

「アマリュウさん、虹を増やすって言ってたけど、

雨を降らせたりもできるんだね……!」


フワン

「えぇ。アマリュウさんは、天気を自在に操ることができるのです」


ディジル

「あいつ、気分屋だけど仕事は確かだからな」


―――



しばらく降り続いた雨は、やがて静かに止んだ。


広がっていた雲も、みるみるうちに薄くなり、

隙間から光が差し込んでいく。



――


アマリュウ

「……そろそろ出るぞ」


みんなは、アマリュウと同じ方向を向いた。




みちる

「…………きれい……」




――壮大で、言葉を失うほど鮮やかな虹が、

空いっぱいに浮かび上がっていた。



みんなはしばらく、

その虹に心を奪われていた。

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