神様とお花見
扉の鈴が、ちりんと鳴る。
みちる
「……こんにちは〜……!
フワンさんのお店、本当に来られた……!」
フワン
「おや、いらっしゃいみちるさん。
みんな揃っていますよ。」
みちる
「本当だ……!こんにちは!
みんなとまた会えた♪」
ディジル
「みちる、迷わなかったみたいだな!」
イネリア
「こんにちはだべ!みちる!」
アマリュウ
「よく来たな」
みちる
「……あれ?ディジルくん、なんか落ち込んでる?」
ディジル
「いや〜、ゲームの新作考えてるんだけどさ〜。
ちょっと煮詰まっちゃってさ……」
フワン
「それは、気分転換が必要ですね。」
みちる
「……もしよかったら……
人間界なら今、桜が咲いてるよ!」
ディジル
「……桜!懐かしいな!」
フワン
「みんなでお花見に行きましょうか。」
みちる
「神様も、人間界でお花見することあるの?」
フワン
「もちろんですよ。
みんな、楽しいことが大好きですから。」
イネリア
「じゃあ今度は、
わちがおにぎり作るべ!」
フワン
「では私はパンを。」
モフリオン
「もふ〜♪」
みちる
「じゃあ、私が案内するね!」
アマリュウ
「花見とは久しぶりじゃのう。
木の様子を見に行くか。」
みんなは準備をして、
みちるの案内で人間界へやってきた。
――――
ガヤガヤと、にぎやかな声がする。
満開の桜が、所せましと咲き並んでいる。
みちる
「ここだよ〜!
ここ、家族でたまに来るんだ♪」
ディジル
「……すげー!
満開じゃん!!」
フワン
「これは見応えがありますね〜」
イネリア
「みちる!いい場所だべ!!」
アマリュウ
「桜の木よ、世話になるぞ。」
桜の木が、
なんだか嬉しそうに揺れた。




