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最終章 これからも、一緒に

数日後。


ひかるとアリヤは、再びあのコンビニを訪れていた。


「ねえ、ひかる」


「何?」


「今日は私がおごるね」


「えっ、どうして?」


アリヤは笑った。


「ひかるに、ありがとうって言いたいから」


ひかるは少し考えた。


「じゃあ、お水を一本!」


「お水?」


「うん。全部、お水から始まったでしょう?」


アリヤは一瞬きょとんとして、それから笑い出した。


「そうだね!」


二人はコンビニで水を二本買った。


店を出ると、夕焼けが空を赤く染めていた。


その空を見上げながら、ひかるは呟いた。


「ねえ、セラ。レオン」


二人の天使が、姿を現した。


「何?」


「私、これからも誰かを助けたいって思うと思う」


セラは頷いた。


「うん」


「でも、もう無理はしないようにする」


レオンが微笑んだ。


「それがいい」


ひかるは続けた。


「困ったときは、ちゃんと助けてって言うことにする」


セラは嬉しそうに笑った。


「それが一番大事なことよ」


アリヤも笑顔で言った。


「私にも言ってね、ひかる」


「もちろん!」


二人は笑い合った。


そのとき、レオンがふと尋ねた。


「ところで、ひかる」


「何?」


「最初にあの男の人に水を買ってあげたこと、後悔してる?」


ひかるは少し考えた。


怖い思いをした。


悪魔に狙われて、命まで奪われそうになった。


けれど。


「……後悔してないよ」


ひかるは答えた。


「だって、困っている人に水を買ってあげたこと自体は、悪いことじゃないもの」


セラが微笑む。


「そうね」


「でも、知らない人から大切なものを預かったり、変な約束をしたりするのは、これからは気をつける」


レオンは満足そうに頷いた。


「うん。それでいい」


ひかるはアリヤを見た。


「それに、アリヤと友達になれたしね!」


アリヤは嬉しそうに頷いた。


「私も、ひかるに会えてよかった!」


夕焼けの下、二人は並んで歩き始めた。


その少し後ろを、二人の天使が見守っている。


悪魔との戦いは終わった。


けれど、二人の少女の日常は、これからも続いていく。


嬉しいことも、悲しいこともあるだろう。


誰かを助けたくても、どうしても助けられない日だってあるかもしれない。


それでも、ひかるはもう知っていた。


誰かを大切にすることは、自分を犠牲にすることではない。


自分の命も、友達の命も、どちらも大切にしていい。


ひかるは空を見上げて、小さく笑った。


「さあ、帰ろう! アリヤ!」


「うん!」


二人の笑い声が、夕暮れの街に響いた。


そして、アリヤの指には、祖母から受け継いだ指輪が静かに輝いていた。


それは、悪魔との契約のための指輪ではない。


大切な人から受け取った愛情の証。


そして、これからも幸せに生きていくという、アリヤ自身の決意の証だった。


――完――

これは私が昨日観た夢の内容です。ご視聴ありがとうございました^_^3章まであります。

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