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第8話
栗満子は木刀に纏った大幣の念オーラとともに、ゾンビ化した村人をめった打ちに殴打を繰り出す。
無念だった念入り広告の仇、村長の安い依頼料、壊れているタブレット・ペン・プリンター、ママチャリの疲れなどの鬱憤をここぞとばかりに打ち込んだ。
負の感情でも念能力は増幅する。
しかし、不思議なことに殴打されたはずのゾンビ村人は、流れ出た血やただれた肉体が次第に綺麗な人間の姿へ戻っていく。
そして、ふっと黒い影が抜け出たかと思うと村人は倒れた。
栗満子は懐からカレンダーの裏紙を取り出し、ロケット鉛筆でササっと呪言を書き式神として飛ばし、窓の外へ逃げた黒い影を追跡させた。
「ふぅ…一先ずはこれでヨシ。」




