前へ目次 次へ 7/32 第7話 栗満子の咆哮《ほうこう》を物ともせず、そこには血だらけになりゾンビと化した村人が立っていた。 「もう、とっくに亡くなっているだろうに…すまん…」 木刀を握りしめると念能力で覆われる。 しかし、一刀両断の刀の形にはならなかった。 それは祈祷師《きとうし》が穢《けが》れを払う棒に、白い紙のビラビラが付いた大幣《おおぬさ》そのものの形だった。 「今すぐに楽にしてやる…」 --------------------------------------------