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栗満子under the sky  作者: Noah
儚夢
16/32

第16話

荒れ野原となった跡地で、羂索(けんじゃく)や仲間たちと飲み食いしたであろう場所を探した。

「アホな連中とアホなことをして、くだらない話で盛り上がり、明け方まで其処でよく寝てたもんだ…」

栗満子は焚火をして皆が集っていたであろう所で、懐かしみながら其処へ寝そべった。

荒れた野原で藪になっており、寝心地はよくない。

ただ、当時の温もりを吸い集めるように地を抱いた。

目を閉じると今でも皆のその姿が浮かんでくる。

そのまま、栗満子は暗い闇の眠りへ落ちていった…


…ふと、目を覚ました。

すると其処は、現代のいつもの自分が住むアパートの布団の中だった。

「なんだ…すべて夢だったのか…」

上半身を布団から起こし、栗満子は(うず)く背中をかいた。

其処には、しっかりとくい込んだ縄の跡が残っていた。



儚夢(完)



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