高校生編 25話 ~インターハイ2日目の朝~
誤字脱字等ありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
インターハイ本選2日目の朝が来た。
早朝に目が覚めた俺はランニングしようとホテルの近くにある公園へ向かった。
公園は比較的大きく、遊歩道が公園の内周を1周しているため走りやすい。
何周かランニングした後、近くにあるベンチへ座って休憩していた所、ホテルの方から人が歩いてくるのが見えた。
その人影が近くまで来ると俺に話し掛けてきた。
「おはよう!龍之介もランニングしに来たの?」
「おはよう。彩夏もランニングか?」
ジャージ姿の彩夏は俺が座っているベンチに腰掛ける。
「今日から団体戦が始まるって思ったら早く起きちゃった」
彩夏は微笑みながら答える。
そういう俺も同じようなものだ。
自分はあまり緊張しない性格だと思っていたが、案外緊張していた様だ。
「じゃあ折角だから一緒に走りましょうか」
彩夏からの提案もあり、2人で走ることにした。
内周を何周かした後、俺達はランニングを切り上げてホテルへ帰ることにした。
ホテルまでの道中でのこと。
「やっぱり大会は緊張するわね」
「彩夏は中学から大会に出ているんだろう?それでも毎回緊張するのか?」
「そりゃあね、毎回緊張するわ。でも今回はそこまでじゃないかも」
「いつもと何か違いがあるのか?」
「うーん・・・・・・それは内緒!」
彩夏にしては少し歯切れの悪い返答だったな。
まぁ緊張は程よいくらいが丁度良いって言うしな。
「じゃあまた後でね!」
ホテルの玄関に着いた俺達はそこで別れることにした。
俺は汗を流すためシャワーを浴びようと自室へ戻る。
「よう!お前ら付き合ってんのか?」
自室へ戻ると新庄先輩が俺に話しかける。
どうやら彩夏と一緒に玄関から入ってくるのを見かけたらしい。
「付き合って無いです。たまたま公園で会ったので一緒にランニングしただけですよ」
「ふーーん。たまたまね。まさかあの人気者が竹内くんと・・・」
何故か変な方向に話が進んでいるな。
その状況だと彩夏も自室で質問攻めになっているかもしれない。
俺は彩夏に申し訳ない気持ちになった。
彩夏の為にも暫くは2人にならない方が良いのだろうか・・・。
俺が何時だって思っているのはローザの事だけだ。
あの時の光景は今でも夢で見る程だ。
でも昔はよく見ていたローザとの小学時代の夢は最近はあまり見なくなったな。
最近は・・・・・・・・・。
俺は顔をブンブンと振り、今考えていることを忘れようとした。
シャワーを浴びた俺は制服に着替え、ホテルの玄関へ向かう。
そしてバスに乗り、戦いの場所でもある体育館へ向かうのだった。
すいません!!!
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