小学校編 37話 ~決意と目標~
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気が付くと神社に戻ってきていた。
またローザと会える!
今の俺にはその事実だけで十分だった。
「龍之介どうだった。その表情を見る限り無事に会えたのか?」
俺は両親にアフロディーテから聞いた話を伝えた。
2人は安心した様な表情で俺を見つめる。
「父さん、母さん、僕は強くなるよ。みんなを救えるように」
「りゅ~ちゃん・・・。ママも応援するわ」
母が俺を抱きしめる。
「ありがとう母さん」
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俺と両親は一旦自宅へ帰ってきた。
これからもこちらの世界には魔族が攻めてくるだろう。
そいつらに負けない強さを身に付ける。
そのためにもまずは聖剣が何時でも出せる様にしなければ・・・。
それから俺は学校が終わったら神社へ向かい、転移盤から時々とやってくるモンスターを狩る様になった。
そうだ、啓介について少し語っておこう。
あの事件以降、啓介は俺達に助けられた恩を感じてモンスター狩りを手伝ってくれるようになった。
そうそう、啓介から衝撃的な話を聞いた。
実は歳を誤魔化していたらしい。
実際は21歳なのだそうだ。
ドワーフ族は本当に年齢が分かりにくい。
前世で俺の相談を静かに聞いてくれたのは年の功だった訳だ。
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それから数年が経った。
小学生だった俺も今日から高校生だ。
生傷が絶えず付いていることで小学校から中学校まで色々と大変だったな。
あれは中学に入学してからだろうか。
モンスター狩りを続けていた俺は自然と体格が良くなっていた。
簡単に言うとムキムキになっていたというのだろうか。
その体格のせいで入学してすぐ、2~3年の不良グループに目を付けられた。
ある日、不良グループに校舎裏に呼び出された。
この時代はたまにある事だったんだ、気に入らない奴を呼び出してボコボコにするって行為が。
そして俺は1人で20人の先輩を叩きのめしてしまった。
まだ1年だった俺に恐怖した不良グループは、それ以降俺に喧嘩を売ってくることは無かった。
だけど噂ってのは思いの外、早く伝わっていくもんだ。
2年になる頃には裏の番長って陰で呼ばれるようになってしまった。
こちらからは何もしないって言うのにな。
たまに近隣の不良達が俺を訪ねてくることもあった。
俺は意味のない喧嘩は極力避けていたが、どうしてもせざるを得ない場合のみ喧嘩を買っていたら、いつの間にか町内の不良グループの総長となってしまっていた。
何故か喧嘩の後に俺を慕う奴らが増えていき、それが自然と団体となった訳だ。
不良マンガを読んだことはあるか?
ああいう世界の主人公ってのは仲間が多いよな。
俺もその当時は思っていたよ、どうやって仲間が増えていくんだって。
でも実際に増えていく状況を体験してしまうと、妙に納得してしまった。
結局、不良って言うのは強い奴が好きなんだ。
とにかく、今言いたいのは中学は充実した日々を送れたってことだな。
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そして聖剣について。
俺はまず聖剣が何時でも出せる様にすることを一番の目標とした。
小3から始め、ようやく習得したのが小6になってからだ。
今ではどこにいてもすぐに顕現させることが出来る様になった。
次に転移盤について。
モンスターだけでなく魔族も定期的に転移してきた。
初めは父やザッシュ達と共に討伐していたが、聖剣を自由に顕現させることが出来る様になってからは俺だけでも魔族が倒せるようになった。
デズモンドとは違う魔族だが俺にとっては全員がローザの仇だ。
父にお願いして魔族が出てきた場合は全て俺に任せてもらった。
そしてしばらく経った時・・・あれは中学2年になった頃だろうか。
魔族が転移してこなくなった。
もしかすると俺が聖剣を使っている事がバレたのかもしれないな。
今ではモンスターがたまにやってくる程度で済んでいる。
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そして今日、高校の入学式に出席している。
隣には啓介が座って校長からの話を聞いているところだ。
そういえば高校時代には初めての彼女が出来たんだっけ?
あいつも今日入学してきているはずだ。
一体どこにいるのやら。
<??????>
侵略が上手くいっていない。
向こうに送る刺客も悉く失敗、まったく計画通りにいかない・・・。
流石は魔王を倒した勇者ってところか。
魔族もこれ以上騙せる奴がいないため、向こうに送り込むことを止めた。
計画ではまず向こうの世界を支配してから、こちらの魔王に取って代わる予定だったが・・・。
いや、まだチャンスはある。
あぁそうだ、もうすぐあいつがこちらに来て魔王を討伐するんだった。
前回はそのまま討伐させてやったが、今回はちょっと趣向を凝らすとしようか。
だがどの道、今の魔王はあいつに討伐してもらわないといけない。
魔王を倒した後が重要だ。
「俺様のために踊ってくれ龍之介!」
洞窟には角が生えた男の笑い声が響いていた。
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@iseyari0408




