もちさん
Q①、ソティリオス周囲のアズロスの認知
A、ほとんどアズロスの正体については承知していません。
基本的に、ソティリオスが住む屋敷に顔を出す場合はアズロスとして行っています。なので、使用人などは学生が来ているという認識。
ただ、室内に籠っての話の際には、一部のアズロスの正体を知る者のみが侍ります。執事や家政婦長と言った高位の使用人です。ユーラシオン公爵に予定外の報告をされることを嫌って、官職持ちや親戚はソティリオスが近づけないようにしています。
つまり、ソティリオスの意向を優先する人にだけ明かしています。もちろんユーラシオン公爵から内々に告げられている人もいますが、第一皇子の擬態しか知らないので、ソティリオスが主導権を握っていると信じて特別接触はしていません。ソティリオスもそう思わせるように振る舞っています。
学園での級友や帝都から付き合いのある学友にも、アズロスの正体は明かしていません。学園内ではあくまでアズロスとしての扱いも徹底しています。学園での周囲の認識としては、ソティリオスが個人的に見つけたアイディアマンくらいの位置づけ。
学園内にはルキウサリア国王の息がかかった人員もいますが、そちらは学園内で何かあった時に率先して対処する人員。ソティリオスの周りにいるわけではありませんが、ハリオラータの侵入からマーケットの間に、ソティリオスはどの人が国からの密命を受けているかは目星をつけている状況です。
アーシャはセフィラに聞けば一発であり、不審な動きもまたセフィラに筒抜けになるため、自ら探ることはせず学園内の人員については知らないままになります。
同じように、アズロスとして第一皇子もユーラシオン公爵家のことも知らぬ存ぜぬで学園生活をしているので、ソティリオスが誰に明かしているかも関知していません。
ソティリオスとユーラシオン公爵の思惑が、現状ずれていると知っているための余裕です。
Q②、アーシャの身長について
A、決めている人と決めていない人がいるので、アーシャを中心に。
まず、よほど最初からキャラクターが決まっていない限り、キャラクターの能力はダイスで決めています。
数値を十段階で言えば、アーシャは三、テリーは二、双子は五とけっこう低めのサイズでした。
これを年齢の平均身長に合わせて増減させて、だいたいの身長を考えて書いています。
ちなみに側近たちは、ウェアレルが八、ヘルコフも八、イクトが四です。同じサイズ数値でも、種族差や体型、筋力により、五センチほどの幅を考えていますので、ヘルコフのほうが高い設定になります。
そして入学に際して、成長期を想定し新たにサイズを設定。またダイスで決めましたが。
結果、アーシャ三、ラトラス五、ウー・ヤーとネヴロフは七、イルメが六と、アーシャが一番発育が悪くなっています。体格としては、アーシャがネヴロフ並みだったので、身長に補正をして小柄な獣人であるラトラスと同じくらいになりました。
このように決めているので、だいぶフィーリングも含まれた設定です。
ソティリオスはハドリアーヌ王国一行との際に決め、六でした。まだ成長期には早いので比較的小さめの設定にした記憶があります。その上で学生になってからは決めていませんので、たぶん六のまま。三のアーシャより大きいです。
エフィは決めてません。ただアーシャよりは発育が良いイメージがあります。
(そして書いた設定を見直して気づく、エフィの髪と瞳の色、白髪に赤目でした。実際書いたのは赤い髪。完全に色を取り違えました。なので目は白系で灰色ということになるでしょう。はい、プロットで色々設定決めても、こういうことあります)
以下はある程度増減することを前提にした大まかな身長の数値です。なのであまり身長の数字にこだわって書いているわけではありません。
アーシャ:十歳前後130センチ。入学直後155センチほど。この時は、クラスメイトたちはほぼ身長が変わらず。エフィは成長が早く、入学時は大きいほうといった感じ。
ただこれも、入学から三年目の今は伸びています。伸び方の差は、ダイスを振った十段階で、種族性別その他の能力値によってバラバラ。
決めていないながら、エフィは確実にアーシャより高いイメージなので、アーシャよりは高く、ネヴロフよりは低くと言ったところでしょうか。
そしてそのネヴロフはヘルコフよりは小さいほうといった感じになります。
Q③、IFの側近たち三人のルートのその後について
A、あらすじ程度のつもりですが、長くなります。
まずはウェアレルルート。
魔法使いとして実績を認められたアーシャは、その後ボロ泣きの皇妃の突撃を受ける。アーシャが泣いてしまったのを見たせいで、耐えられずに接触を強行した。そして皇帝ではなく父親に認められたいというアーシャにさらに胸を打たれ、魔法使いとして宮廷でやっていけるよう、ルキウサリアの魔法研究所への出向をさせる。
学歴が足りないアーシャが出世して足元を固められるようにするためのもので、ウェアレルも賛成。そうと決まればと、ウェアレルは魔法学科時代の同窓生に声をかけ魔法研究に関してリサーチ。魔力回復の薬草の人工栽培に失敗し、研究が存続の危機にあると知る。
出向したアーシャは、誰もが投げ出そうとする薬草栽培に手をつけ、一年で成果を出す。その結果、ルキウサリア国王、テスタ、その他学園関係者に目をつけられ、九年も帝都に戻ることができなくなった。しかしその間の皇帝との連絡は、宮殿に残ったウェアレルから皇妃伝いに可能となっており、父子関係は良好に。実績を出しつつも学問方面でしかなく、政治に関わらず帝都にもいないアーシャは、両公爵からも排除されることはないまま研究者として名を上げた。
九年経って名の知れた魔法研究者になったアーシャは、帝都に戻って学会にも招かれるほどの知名度と足場を手に入れる。九年の間、宮殿での帰る場所を守ってくれたウェアレルを師と仰いで従い、皇帝と取り持ってくれた皇妃にも個人的な感謝の念を忘れず、皇帝の庶子として目立たないながら安定した学者としての生活を送ることになった。
結婚に関しては、皇妃伝いにルカイオス公爵派閥の令嬢と結ばれる。
次にヘルコフルート。
本編と同じくホーバートを押さえた上で、そのままサイポール組も潰しているので、妨害が入らない状況での帝都凱旋に。
結果、平民には歓呼で迎えられるが、少しも噛めなかった権力者からは睨まれることになる。ただユーラシオン公爵はソティリオスの独立で他の家々との調整に忙しくノータッチ。ルカイオス公爵は派閥の端の人員がいるので、表面上は文句を言いつつもユーラシオン公爵の後継者問題のほうが気になるためほぼノータッチ。
結果、軍内部での派閥争いに発展。アーシャも発端なので、ウォルドやエンリフと政治闘争に疎いワゲリス将軍を補佐し、軍内部で生き残る。
するとまた上と揉めて、上を追い落とすこともしていないため、ワゲリス将軍は辺境へ。今度は東の兵乱に送られ、シャーイーを相手にすることに。ただ兵乱を収めても、シャーイー自体は裏に回って別の所でまた兵乱を起し、それを稼ぎにするため、以後、シャーイーとの因縁と共に、シャーイーが裏にいる戦場に送り込まれることになり、結果的にワゲリス将軍率いる軍は民衆から英雄視される。
そのことで、帝都に残っている犯罪者ギルドが暗躍し始め、帝都の両公爵と暗闘を始めた。そちらもシャーイーを敵認定したことで、シャーイーの本国と事を構えることを決定。そのための囮としてアーシャが使われ、あえて皇帝の庶子を殺そうとしたという難癖のために危険にさらされる。
自衛もしつつ、ヘルコフ、ワゲリス将軍、セリーヌたちに助けられながら、アーシャは生還。ことを知って皇帝が怒ったところで、シャーイーとの戦いに終止符を打たせることでアーシャを英雄として今よりも良い待遇をさせるとルカイオス公爵が持ちかけた。
皇帝が乗ったことで、アーシャたちは皇帝とルカイオス公爵の後ろ盾で国軍を率いて、戦争することに。裏で独立したソティリオスもこっそり手を貸し、数年をかけてアーシャたちは帝都へと凱旋を果たす。
結婚に関しては、ルカイオス公爵の待遇改善の一環による、ルカイオス公爵派閥の令嬢との政略結婚に落ち着き、帝位からは確実に遠ざけられながらも元軍人皇帝の武威の一部として認識されるようになった。
そしてイクトルート。ちょっと壮大。
トライアンから船で出港し、ドワーフの国を越えて、エルフの国へ着く。そこでいじけてルキウサリアに帰らない王子アデルと出会い、留学放棄という不義理をしたからというヒノヒメの申し出で、アーシャはアデルの叩き直しを決行。無事、ルキウサリアへ帰ると言わせて、また船に。
次はエルフの文化圏も越えて南の海へ。人間の国リビウスへ立ち寄り、迷子中の鱗尾の奇人に遭遇。迷子癖を知らずついて行って、未踏破の地下ダンジョンを発見。全員で必死の脱出劇に。迷惑をかけたという奇人により、ヘリオガバールの友人への紹介状をもらい、また船に。
次に立ち寄った竜人の国ヘリオガバールで、九尾の貴人たちに歓待され、逗留。ヒノヒメの恋愛話を面白がり、イクトの結婚観を聞き出し、年齢差の相談も受け、貴人の手回しでイクトにもヒノヒメを意識させるまでに持っていき、また船に。
大陸をぐるりと回る航路のため、その頃には船に乗ってから一年以上が過ぎていた。そして辿り着いた竜人の国ネロクストでは、錬金術科卒業生のテルーセラーナと出会う。母親のせいで死にかけた腹違いの弟が、ルキウサリアの薬師の下で健康を取り戻したことを確認し、国に戻っていた。テルーセラーナは母の悪事を裁くため、元同級生のヒノヒメの神託を頼る。結果的に追い詰められたテルーセラーナの母が自死したことに、ヒノヒメは責任を感じて落ち込んだ。それをアーシャたちはイクトに今だけは優しくしてやってくれと頼み込んで、二人は距離を詰めるきっかけとなる。
また船に乗り、今度はチトス連邦へ。そこでアーシャは踊り子に扮して市井を視察する公主のイー・スーと出会い、公子のイー・ソンとも知己を得る。ヒノヒメも知り合いであること、双子に悪い兆しがあることから助けるため逗留を伸ばす。そしてイー・スーを悪役に仕立て上げてイー・ソンごと排除しようという企みをアーシャたちの助力で凌ぎ、今度は助けることに成功。ヒノヒメも元気になると、イクトは気持ちが変わらないなら嫁に迎えたいと求婚した。
そしてチトス連邦から帝都へ帰る旅程を変更。結婚の挨拶のためにニノホトへ向かう。ちょっとした政治闘争に巻き込まれつつも、もう死んだと思えと言うヒノヒメの啖呵と共に、イクトが攫うように北へ向かう船へと飛び乗りニノホトを後にした。
それらの冒険譚は、皇帝である父への手紙としてアーシャが書き綴り、宮殿では顔も知らない兄の活躍に弟妹が心躍らせ会える日を待ちわびる。
ロムルーシに至ってからも紆余曲折、冒険活劇のような日々を過ごしてアーシャが帝都に戻ったのは、二十歳を迎える年になってから。イクトと並んで冒険家貴族として社交界の注目の的になり、保護者であり師であるイクトのように、惚れられ遍歴が始まるのだった。
ここまでお読みいただきありがとうございました。




