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【プロローグ】全部助ける

俺の目の前に立つのは、槍のようなステッキを構える魔法少女。


「私言ってたでしょ、全部助けて幸せにするって、てかなんで全裸なの?」


全部がハッピーエンド、それが彼女の信念。



「俺は…助けてもらうような男じゃない!」


「いや…そんなことより下だけは隠してよ…」



夜空に星が浮かぶ日の無い学校、その屋上で俺は…情けなく助けてもらった。


全ては自分の罪なのに。


夜空に浮かぶのは禍禍しい笑みを浮かべたローブを羽織る老婆。


「冥王市にいると言う噂…本当だったのか…穿界の魔女!!!」


禍禍しいオーラを持つ謎の老婆を前に、槍を持つ彼女は俺に振り向く。



「君がどうとか関係ないよ__」


彼女の笑顔は、この世界で誰よりも美しく、希望に満ちいていた。



「私が、全部助けて幸せにする、ハッピーエンドが信条だから!!」



そう、これは彼女と俺が、一つの便利屋を通して、全てを幸せにしていく物語。


そして、過去にとらわれる物語。



けど、この物語の最後は、きっと誰も救うことは出来ないんだ。


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