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AI創作論  作者: 真義あさひ


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AI小説、脳がバグる問題(実際に書かせて検証してみた)

エッセイジャンル、日間から四半期までランクインありがとうございます。

AIで書かれた小説、読んだことあります?

「読みやすいけど、なんか残らない」ってやつ。


あるいは、違和感が強すぎて脳がバグる作品。


今、なろう、カクヨム、アルファポリスに絞ってもランキング上位作に一割以上あるので、ピンと来てる人も多いんじゃないでしょうか。


2026年4月現時点では、なろうのエッセイカテゴリにAI作品の議論が集中的に登場してます。


上から順番にタイトルに「AI」と入ってるエッセイを見ると、いま何が起こっているのかがわかります。



ここまでで、


・創作は体験であること

・AI創作が商業と衝突し始めていること


を見てきました。


じゃあ実際のところ、AIって創作をどこまで任せていいのか?



結論から言うと、


「本文を丸ごと任せるのは、まだ厳しい」


というのが、現時点での実感です。



私も実験的に、AIを使って小説を書いてみました。


アイデア出しや構造整理はかなり優秀なんですが、


本文、特に地の文になると、そのままではまず使えない。


結局、ほぼ全部書き直すことになります。



何が起きているかというと、


いわゆる“AI文法”みたいなものがあるんですよね。

AIの作文に特有の「癖」のことです。


たとえば、「一瞬」「一拍」「さらっと」「妙に」「結局」「やたらと」「――」


こういう言葉がやたら増える(笑)。


一つのシーンで、何回間が空いてるんだ……

何でこんなにサラサラするんだよ……


もうツッコミしかないw


最初は「お、なかなかこの表現いいな?」って思った時期もあったんです。

でも2000〜4000字の1話ごとに5、6回ずつ出てきたら、さすがに修正しますから!



あと特徴的なのが、


「感情と合理性の対比」をやたら入れてくるところ。


それっぽく見えるんですが、積み重なると全部同じ構造に見えてきて、読んでて飽きてくる。



さらに、


状況を「構造的に説明してるつもり」の文章。


これも読みやすくはあるんですが、細部が破綻していることが多くて、読んでいると引っかかる。



結果として、読者のタイプによって評価が分かれるんですよね。


「読みやすい」と感じる人もいれば、


「なんか気持ち悪い」と感じる人もいる。


私は後者寄りで、正直に言うと――脳がバグる感じになります。


自分でも小説創作を長年やってるので、読書量も多い。

書く訓練も読む訓練もしてるだけに、AI文法の作品はかなりきつい。



そしてこれは、文章のリズムにも出ます。


「、」の多用

妙な間の取り方

不自然な改行

体言止めの多発


一見それっぽいのに、全体で見るとリズムが崩れている。


これも、読んでて脳がバグる、強烈な不快感がある。


ただ、これらを多用する書き手もいるし、


これが好きな人もいるので、そこは完全に好みの問題です。



さらに厄介なのが、


文脈の破綻

設定のズレ

キャラのブレ

関係性の崩壊


ここまでくると、もう普通に読んでいて疲れるレベルです。


少なくとも私は、これは読み手として読みたくない。


少なくとも自分は、クリエイターとして、このまま出すのはちょっと無理ですね。


クリエイターの成功は多作が大事と言われますが、さすがにこれは別物かなと。



じゃあ、なぜこうなるのか。


理由はシンプルです。


AIは「それっぽさ」を最適化するのは得意だけど、


「一貫した体験」を維持するのが苦手だからです。


だから、部分的にはうまく見える。


でも全体を見ると崩れている。



これ、前回の話とも繋がっていて。


“体験を設計する主体”がないと、こういう現象が起きやすいんですよね。



じゃあどうするか。


現時点でのおすすめは、役割を分けることです。


AIに任せる部分は、


・アイデア案出し

・構造整理

・プロットの拡張


このあたり。

「人」でなくてもできるところ。


こういうのはAIが得意な領域で、学術研究やビジネスはもうAIなしでは成り立たない。



人間がやるべきなのは、


・世界観、キャラ、テーマ設定

・それらの一貫性の保持

・感情や五感の作り込み

・最終的なリズム調整


「人」でなければ、まだクオリティを維持できないところ。



あともう一つ。

ここははっきり言っておきたいんですが、


AIはもうインフラ化していく流れは止まらないと思います。


なので、


「AIやAI作品そのものを排斥する」


という方向は現実的ではないし、時代に逆行するから、ここは流れに乗っておくべき。


ここは強調しておきますね。


「AIはもう、使うか使わないかの議論の段階は終わってる」んです。



むしろ必要なのは、

人間側がちゃんと使いこなすこと。



どこまで任せていいのか。

どこからは自分でやるのか。


その線引きを持っているかどうかで、作品の質はかなり変わります。



今はまだ過渡期で、

個人、企業、政府、どこもルールも評価基準も揺れている状態です。


だからこそ、

外のルールに振り回されるより、

自分なりの使い方を持ったほうがいい。


これからどんどん生成AIも進化して、使い方のTipsもハックもノウハウが蓄積されてきます。


その過渡期が今で、最先端のテクノロジーに触れる価値は大きいと考えます。



さて。


AI小説って、結局どこが評価されてるのか?


次はそこを読者目線で掘ってみます。


引き続き、ご感想やご意見など、AI創作へのコメント募集中です。



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