ヒルダとレベッカ対魔物の集団 その四
レベッカにもう一体の仲間を斬り倒されたオークは、半泣きになりながら仲間達の敵を討つ為にレベッカへ立ち向かってくる。
そんな今回のオーク達との戦いを終わらせる為に、レベッカもオークに剣を向けていった。
「ブシュルルルウ!? ブブシュルルルウゥゥゥ!!」
「……なんか、よくはわからないけど、ものすごい怒ってるっぽいのだけはわかるな……まあ仲間を倒した張本人だから仕方ないんだけども……」
「ブブシュルウッ! ブブブシュルルルウッ!!」
「……あれ、泣いてる……? ……というか、魔物達も泣くのか……初めて知ったな……」
「ブシュルルッ! ……フシュルルウ!!」
「……あっ、泣きながら突っ込んできた! という事は、これを最後の攻防にするつもりなんだな……望むところだ! さあこいオーク!」
「ブシュルルルウゥーッ!!」
「……せやあっ!!」
「……ブシュルッ!?」
「続けて、そこだぁっ!!」
「フシュッ! フシュ……」
槍を突き出し突撃してきたオークは、その槍をレベッカにはたき落とされ、素手になってしまう。
そんなオークにレベッカは、先ほどの戦いのようにオークの首を狙って剣を繰り出していく。
その一撃が狙い通りにオークの首に直撃すると、先ほどのオークと同じように頭と胴体が離れ、ゆっくりと倒れていき、二度と動かなくなった。
この動かなくなったオークをレベッカは数回つついて完全に動かなくなったかどうかを確認していき、完全に動かないとわかったところで、レベッカは勝利の雄叫びを出していった。
「……さて、これでまたオークの頭と胴体を斬り離す事に成功したわけだけど、もう動かないよね、このオーク……」
「……」
「……ちょんちょん、とつついてみたけど、反応無し、か……もうちょっとつついてみるか……」
「……」
「……やっぱり、反応は無し、か……そういう事なら、もう私の勝ちって事で、良いよね……?」
「……」
「……よーし! 私の勝利だぁっ!! やったー!!」
……こうして、レベッカがオークとの戦いに勝利した事を喜んでいる頃、ヒルダはスモールトレントとの決戦を始めていたのである。
「レベッカさんはオークを追っていきましたか……まああの状態ならレベッカさんの負けは無いでしょう。と、なれば、私達、ですね」
「……ギギ……ギギギ……」
「ギギッ……ギギッ、ギギッ……」
「……さて、それでは始めましょうか、スモールトレント!」
「ギギッ! ギギーッ!」
「ギギギッ!!」
ヒルダの言葉を合図にしたように、スモールトレント達がヒルダに向けて枝を振り回してきた。
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