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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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対オーク戦、開始

二体のオークを見ながら自身の説明に頷くヒルダを見たレベッカが、剣を構えていつオークに襲い掛かっていくかを考える。

そんなレベッカにヒルダが、自身の魔法でオーク達の注意を逸らしていこうか? と提案していった。


「ええ……さぁて、いつどのタイミングで攻撃していこうかなぁ、と……」


「……あの、それなんですが、レベッカさん」


「うん? ヒルダ様?」


「私がオーク達の横の壁にファイアレーザーを撃ち込んで、オーク達の気を逸らしてみましょうか?」


「おお、それは良い考えですね! 早速お願いします、ヒルダ様!」


「了解です。それではいきますよ……ファイアレーザー!」


「フシュルゥゥ ……ブジュルッ!?」


レベッカの賛成を聞いてから発射されたヒルダのファイアレーザーで、ヒルダの狙い通りにファイアレーザーの着弾地点に目を向けていった二体のオーク。

そのうちの一体に狙いを定めたレベッカが、オークへ先制攻撃する為に走り出していった。


「よし、今だ! 行ってきますね、ヒルダ様!」


「挨拶は必要ありませんから、早く行ってください、レベッカさん!」


「はいっ! オーク、覚悟!」


「ブジュルッ!? ブジュルアッ!」


「フシュッ、フシュルッ!」


突撃前にヒルダへ感謝の言葉を伝えるレベッカと、その言葉を不要だと言ってレベッカを送り出していったヒルダ。

その一方で注意を逸らされてしまったオーク達は、レベッカが自身達に向けて駆け寄ってきている姿を見て、慌てて武器の用意を始めていた。

そんな戦闘準備が完了していないオーク達にレベッカはどちらを先に攻撃するかを考え、決まった相手に向けて剣を構え、走る速度を一切緩めず突撃し、その勢いのままにオークの胴体に剣を突き刺していったのである。


「……オーク達はまだ武器も構えられてない……今なら一体を奇襲で倒せて、一対一に持ち込める! さて、どっちを先に攻撃するかだけど……決めた!」


「フシュルッ!? ブジュルゥッ!」


「はあああああっ!!」


「ブジュルッ! ……ブジュルゥゥゥッ!?」


「……よし、手応えあり! 続けて、食らえっ!!」


「ブジュルッ!? ……ブ……」


胴体部分に剣を突き刺されたオークが、苦悶の表情でレベッカを睨み付けていく。

そんなオークに対しレベッカは、すぐに剣を引き抜くと、間髪いれずにオークの首を斬り落としていき、まずは一体目のオークを倒す事に成功する。

こうして相棒を失う事になった残り一体のオークが、怒り狂いながらレベッカへ向けて武器の槍を振り回してきた。

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